17歳の駆け引き④
----------女の子からの手紙
テルへ
テルのchuが忘れられないよ
テルが腕枕してくれた時、すっごく幸せだった
テルに会いたい
テル、大好き
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何度も何度も読み返したから、今でも鮮明に覚えてる。
その時の私は、達成感に似たものを味わっていた。探していたものを見つけてやったゾ!、、、しかし、次に何しよう?
見なかったことにするか?
手紙を彼にたたきつけるか?
私は後者を選択した。
手紙は引き出しの中に戻して、、、。
17歳の駆け引き③
彼の机の1番上の引き出しには、私からの手紙やら一緒に撮った写真が散乱していた。
その中に、見慣れない折り方をされた手紙が1通。
通常、私は手紙を真四角になる折り方(両端を対角線に差し込んでいくような)をしていたのだが、その手紙は手の込んだ折り方で、、、まるでいちごのようだった。
彼の顔を見た。寝 息をたてている。
心臓がばくばくした。手紙を開く指は揺るえるが、盗み見?する気持ちに躊躇はない。
「テルへ」と始まったかわいらしい女の子の文字。私と同じ彼の呼び方に、心が痛んだ。
、、、あ、、、
予期してはいたものの、この手紙によって、謎はすべて、解けた。
17歳の駆け引き②
心配などこれっぽっちもしなかった。ただ、泣いて過ごすしか出来ない毎日。
3日後、彼から連絡があり。泣き腫らした毎日が私を強くしたはずだったのに、ふらふらと彼の元へ行ってしまう。好きだという気持ちと、、、同じ学校、同じクラスの彼との別れに抵抗があったからかもしれない。
彼は実家暮らしだったけれど、1階は彼の部屋、2階に彼の家族の部屋があったので、私はよく彼の部屋の窓から忍び込んでいた。最初の頃は、自分の家を夜中抜け出し、30分歩いて彼の部屋に通っていたけれど、その内、実家には戻らなくなった。彼の家族が寝静まってから入るお風呂。毎日がスリルの連続。もちろん、学校へ通う時も、彼の部屋の窓から飛び降りて登校した。
私に連絡しなかったことを「忙しかっただけ」で済まそうとする彼。そうは問屋がおろさない、と言っても、ベルには証拠なし。確かめる手段がなかった。
かのように、思われた。
彼が睡魔に襲われてから間もなく、私はベッドからそっと抜けだして、彼の机の引き出しに手をかけた。