嫉妬に狂う女 -12ページ目

17歳の駆け引き④

----------女の子からの手紙


テルへ

テルのchuが忘れられないよ
テルが腕枕してくれた時、すっごく幸せだった
テルに会いたい
テル、大好き


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何度も何度も読み返したから、今でも鮮明に覚えてる。


その時の私は、達成感に似たものを味わっていた。探していたものを見つけてやったゾ!、、、しかし、次に何しよう?


見なかったことにするか?

手紙を彼にたたきつけるか?


私は後者を選択した。


手紙は引き出しの中に戻して、、、。

17歳の駆け引き③

彼の机の1番上の引き出しには、私からの手紙やら一緒に撮った写真が散乱していた。


その中に、見慣れない折り方をされた手紙が1通。


通常、私は手紙を真四角になる折り方(両端を対角線に差し込んでいくような)をしていたのだが、その手紙は手の込んだ折り方で、、、まるでいちごのようだった。


彼の顔を見た。寝息をたてている。


心臓がばくばくした。手紙を開く指は揺るえるが、盗み見?する気持ちに躊躇はない。


「テルへ」と始まったかわいらしい女の子の文字。私と同じ彼の呼び方に、心が痛んだ。


、、、あ、、、


予期してはいたものの、この手紙によって、謎はすべて、解けた。

17歳の駆け引き②

心配などこれっぽっちもしなかった。ただ、泣いて過ごすしか出来ない毎日。


3日後、彼から連絡があり。泣き腫らした毎日が私を強くしたはずだったのに、ふらふらと彼の元へ行ってしまう。好きだという気持ちと、、、同じ学校、同じクラスの彼との別れに抵抗があったからかもしれない。


彼は実家暮らしだったけれど、1階は彼の部屋、2階に彼の家族の部屋があったので、私はよく彼の部屋の窓から忍び込んでいた。最初の頃は、自分の家を夜中抜け出し、30分歩いて彼の部屋に通っていたけれど、その内、実家には戻らなくなった。彼の家族が寝静まってから入るお風呂。毎日がスリルの連続。もちろん、学校へ通う時も、彼の部屋の窓から飛び降りて登校した。


私に連絡しなかったことを「忙しかっただけ」で済まそうとする彼。そうは問屋がおろさない、と言っても、ベルには証拠なし。確かめる手段がなかった。


かのように、思われた。


彼が睡魔に襲われてから間もなく、私はベッドからそっと抜けだして、彼の机の引き出しに手をかけた。