嫉妬に狂う女 -14ページ目

嫉妬が暴走した時④

「なんで、、、」
と言っても、すでに言葉にならなかった。カラダは、寒さになのか、ガタガタ震えた。彼にしがみつき、泣きじゃくり、言葉にならない声を発しつつ、バンバン叩いた。


「落ち着いて、、、」
彼は言った。


それでも、私は止まらなかった。湧き上がる何かを抑えきれない。なんで、どうして、それしか出てこない。


「はるっ!話を聞いて、、、」


ようやく落ち着きを取り戻すと、彼の困った顔が私を覗き込んでいた。「もう大丈夫?」


「はるが別れようって言ったんだよ。俺は嫌だった。仕事にもならなかったよ。だからあいつは俺が誘ったんだ。ヒトリじゃいられなかったし、かと言って部屋に戻って、はるの顔も見れなかった、、、」


「はるは怒ったって、別れようって言わないじゃん。だから本気だと思ったんだ。今日はどうしていいかホントに分からなかったんだよ」


私は、首を横に振り続けた。

嫉妬が暴走した時③

「ごめん、電源切れてた」と彼は言った。


嘘、、、電源切ってたんだ、、、。


駅にいると言うとちょっと驚いたようだったけれど、迎えに来てくれた。彼の友達はうちに泊まるつもりだったのか、ちょっと離れたところから歩いてきた。私たちは、寒空の中、無言で空き地へ向かった。


「どこ行ってたの?」
「あ、笑笑、、、」


ここで、私は、カマをかけた。


「あたし、笑笑、行ったよ。でもいなかった」


彼は、ひっかかって、、、しまった。


「あ、、、そか、、、」


そして、言った。


「キャバクラ、行ってた」


、、、そっか、、、

そっか、、、そっか、、、


沈黙を破ったのは、私だった。


嫉妬が暴走した時②

金曜の夜、最寄の駅の周りは酔っ払いで溢れていた。


寒さに震えながら、彼に電話する。「駅まで来たよ。逢いたい」思いのままに、伝えるつもりだった。


しかし、彼の携帯は繋がらなかった。


2時を過ぎ、3時を越え、、、何度電話しても彼の携帯は繋がらない。


コンビニに入り、雑誌コーナーの前で立ち尽くす。


妹に電話をした。泣いてしまいそうになるから、バカ話を繰り返した。妹は、何分も、私の電話に付き合ってくれた。


午前3時半、彼から着信があった。


私は、素直な気持ちを忘れ、また、カマをかけた。