いつも読んでくださってありがとうございますニコ

 

 

今日は、昨日の記事で、アトラクション「カリブの海賊」のライド中に撮影される写真について書いたので、そのつながりで、ディズニーランドパリのレストランのレビューです。

 

 

 

東京ディズニーランドやカリフォルニアのディズニーランドでは、カリブの海賊で出発すると、右手にレストランが見えますよね。以前のブログ記事でご紹介した、ブルーバイユー・レストランです。

 

 

ディズニーランドパリのカリブの海賊では、出発すると左手にレストランが見えてきます。

 

 

しかしパリにあるのはブルーバイユー・レストランではなく、なんとジャック・スパロウのレストラン、Captain Jack's - Restaurant des Piratesキャプテン・ジャック:海賊のレストラン)なんですビックリマーク

 

 

ブルーバイユー・レストランは、外観も内装も、ニューオーリンズのフレンチ・クォーターにある屋敷のような雰囲気を醸し出していますが、こちらは「海賊のレストラン」と銘打っているように、カリブ海に浮かぶ島にある海賊の根城のような外観をしています。

 

 

 

 

中に入ると、インテリアは木材を基調とした、やはり海賊のアジト的なワイルドな雰囲気。

 

 

 

 

 

 

ブルーバイユー・レストランと同じように、カリブの海賊のライドを眺めることもできますビックリマーク

 

 

 

 

食事の内容ですが、ブルーバイユー・レストランの記事では、「クリオール」という、フレンチをルーツとするフュージョン料理についてご紹介しました。

 

ここキャプテン・ジャックのレストランも、クリオールを味わうことができるのですが、舞台設定の違いからか、よりエキゾチックな料理を提供しているのが特徴です。

 

 

レミーのレストランの記事で書いたとおり、感染症対策でメニューブックが撤去されてしまっており、テーブルの上に掲示してあるQRコードを読み取ってメニューを見る仕組みになっていますが、内容はこちらの公式HPのリンク先のとおり。

 

 

ワカモレ(アボカドのサルサ)、青パパイヤ、ココナツソース、タマリンドソース…などなど、熱帯色の強い食材の名前がたくさん挙がっているのが分かると思います。

 

中でも日本人にはピンと来ないのが plantain banana(プランテン・バナナ) なる食材ではないでしょうかはてなマーク

 

メイン・ディッシュの一番上、ベジタリアン・メニューの野菜カレーの中に入っています。

 

これは、東南アジアやオセアニアが原産の、バナナよりも糖分が低くて固い野菜なんですが、カリブ海も含めた亜熱帯や熱帯諸国で、焼いたり、炒めたり、茹でたり、色々な調理法で食べられているそうです。主食としての世界ランキングでもトップ10に入るのだとか…!

 

 

…というように、聞き慣れない食べ物がメニューに並んでいるので、つい尻込みしてしまいがちなのですが、実はどのメニューもすごく美味しいです。

 

 

個人差もあると思いますが、典型的な西欧料理を出す他のレストランは、どうしてもバターと小麦粉を主体とした濃厚な味わいがボディーブローのように胃袋に効いて来るので、1日のうち1食をレストランで食べると、他の食事は簡単に済ませたくなってしまいがちです。

 

これに対し、キャプテン・ジャックのクリオールは、エキゾチックな食材を多用していて、味付けの方法が根本的に他のレストランと異なるせいか、胃腸に負担を掛けずにいただけるメニューが多い印象です。

 

 

アラカルトだと前菜が16.99~18.99ユーロ、メインが31.99~37.99ユーロ、デザートが12.99~15.99ユーロとかなりお高い感じですが…あせる

 

前菜+メイン+デザートを1品ずつチョイスする 「海賊の財宝コース」(Menu Tresor des Pirates, Pirate's Tresure Menu)は41.99ユーロと、かなりリーズナブルなお値段になります(他に、お子様コースも19.99ユーロ又は36.99ユーロの二種類あり)。

 

前菜、メイン、デザートとも、選べる料理の種類は少なくなってしまうのですが、それでもこのレストランの醍醐味を堪能するには十分な、代表的な料理がラインナップされているので、ご安心ください。

 

 

それでは、その「海賊の財宝コース」をご紹介しましょうビックリマーク

 

 

まず前菜ですが、こちらは魚のスープ・アイランド風(Island-style fish soup)。

 

 

 

 

トマトがベースのサラサラとしたタイプのスープで、魚介の旨味が濃厚ですニコニコ

 

ほんの少しだけ辛さが感じられる程度のほどよいスパイスと、コリアンダーが絶妙なアクセントを加えていました。

 

付け合わせのパンは、細長いものが通常のバゲットですが、四角いものはココナツ・ブレッド。生地がパサパサしていますが、ココナツの風味がしっかりしていて、食事中にパンの味に変化が欲しくなった時にピッタリです音譜

 

右上のドリンクは、シルバースパー・ステーキハウスの記事レミーのレストランの記事でもご紹介した、Magic Plus又はInfinityの年パス所有者に無料で提供されるアペリティフ(ノンアルコール・カクテル)です。

 

貧乏くさくて申し訳ありませんが、ワンドリンクのお値段もバカにならない(コーラ1杯で5.1ユーロ=600円以上しますあせる)レストランで、

 

「飲み物はどうなさいますかはてなマーク

 

と聞かれた際に、

 

「年パスがあるので、ノンアルコールカクテルをください」

 

と言うだけで、ドリンク代が1杯浮く上に、

 

(コイツ、水しか飲まねぇのか…ケチだな)

 

と思われてんじゃないか?と気恥ずかしい思いをしなくて済むという、小心者の私にとっては、実はこれが年パスの最大の特典なんじゃないかとすら思える昨今です、ハイ。

 

 

 

さて、話を本題に戻して、メインは鶏肉と海老のカリビアン風~キャプテンライスを添えて(Caribbean chicken and prawn with Captain's rice)。

 

 

 

 

こちらは、ココナツミルクで作ったクリームシチューといった感じの味付けです。ソースが鶏肉にも海老にもピッタリとマッチしますし、バゲットに付けて食べても美味しかったです。

 

牛乳やバター由来のクリームソースと比べると、やはり植物性由来のものは胃もたれが少なく、サクサクと食べることができます。

 

そして、何と言っても、左側のココナツの実のような容器に盛り付けられた「キャプテンライス」(Captain's Rice)がクセ者。

 

ジャスミンライスのピラフみたいな感じなんですが、バーベキューソースにも似た、ちょっとスモーキーな味もして(←勘違いだったりして…あせる)、一体どうやって作っているのか想像がつかないのですが、これがとにかくソースとよく合いますビックリマーク

 

 

 

デザートは、テーブルを担当してくれたキャストのお兄さんイチ推しの、ショートブレッドにしました。

 

 

 

 

土台のショートブレッドの上に乗っているのは、ダイスカットされたパイナップルのローストと、バーボンとバニラの風味のホイップクリームです。

 

 

ニューオーリンズを思わせる、いかにもクリオール的なバーボン風味のホイップクリームに、ローストパイナップルのトロピカルなテイストが加わって、ちょっと大人でエキゾチックな雰囲気を楽しむことができました。

 

 

 

以上、前菜、メイン、デザートと紹介させていただきましたが、キャプテン・ジャックのレストランは、食材へのこだわりによって、「カリブ海に浮かぶ海賊島のレストラン」というテーマ・レストランに相応しい非日常性や独創性を実現しつつ、お味の方もレベルが高く、総合的な満足度はパーク内のレストランでも屈指だと思います。

 

 

人気のレストランですが、オンラインの予約も受け付けていますので、ご来訪の際には事前に予約をしておくのがベターです。

 

今回はパーク再開後の入園者数制限が掛かっている状況にも関わらず、インパーク2日前に予約を取ろうとしたところ、既に11:30から14:30まで予約が埋まっていました。

 

 

オンライン予約については、しばらく前の記事でご紹介しましたので、参考にしていただければ幸いです(リンクはコチラ)。