皆さんこんにちは
ディズニーランドパリ再開日のインパークレポートの第二弾です。
時間はだいぶ飛んで夕方になるのですが、せっかくのパーク再開日なので、ウォルト・ディズニー・スタジオに向かい、ディズニーランドパリでも屈指の人気レストラン、ビストロ・シェ・レミー(Bistrot Chez Rémy)で夕食を食べる予約を入れていたのでした
こちらがレストランの外観。
レミー広場全体がパリの街並みをイメージして作られているので、まるでパリ市内にワープしたかのような気分に…ただし、ホンモノのパリの街は、もっと汚くて不衛生です…笑
臨時休園前は、レミー広場に至る小道の両サイドにスナックフードのカウンターが並んでいて、それもまたパリの街中の雰囲気を醸し出していて良かったんですが、営業規模を縮小しているためか、広場に向かう道は出店も無く、ひっそりとしていました
さて、肝心のビストロ・シェ・レミーの店内はどうなっているのでしょうか…
まず、ドアを開けると受付カウンターのある待合室があるのですが、カウンターにはガッツリとアクリル製のガードが設置されていました。
まあ、今や実際にパリにあるレストランでも、至るところでこういう光景を目にするようになったわけですから、店内のエレガントな雰囲気を損なうほどのものではないと感じられます。
そして、席に案内される際にキャストの方からの注意事項として言われたのは、入店と退店の通路を分けているので、必ず指示した経路で退店して欲しい、とのこと。これも他のレストランやグッズショップでも同じような対応が取られています。
レストランの内装はほとんど変わらず。
・ レミーと同じネズミのサイズになって、レミーのレストランのゲストになる
というのがテーマのレストランなので、とにかく見た目が可愛らしくて仕方ありません
人間用に書かれたレミーのレシピ本もこんな巨大なサイズに
テーブル間の間仕切りは、人間が使うお皿です
椅子は、ビールの王冠で作られています
そして、通していただいた席はこちら。
以前、レミーのアトラクション「ラタトゥイユ」について書いた記事(リンクはこちら)で、アトラクションの降り場がこのレストランの前だとご紹介したのですが、まさにアトラクションの降り場に面した窓側の席でした
東京ディズニーランドで言えば、ブルーバイユーで「カリブの海賊」が見える席に通してもらった時のような、なんとも言えない高揚感があります
食事の内容は、ビストロ・スタイルのフレンチです。前菜、メイン、デザートのそれぞれについて、お好きなものをチョイスします。
・ レミー・コース(Menu Rémy): 前菜+メイン(33.99ユーロ)
・ エミール・コース(Menu Emile): 前菜+メイン+デザート(41.99ユーロ※)
(※)グラスワイン3杯付のコースは56.99ユーロ
・ リングイニ・コース(Menu Linguini): 前菜+メイン(49.99ユーロ)
・ グストー・コース(Menu Gusteau): 前菜+メイン+デザート(62.99ユーロ※)
(※)グラスワイン3杯付のコースは77.99ユーロ
・ 3歳~11歳のお子様向けの前菜+メイン+デザート+ドリンクのコース(19.99ユーロと35.99ユーロの2種類)
レミーとエミール、リングイニとグストーのコースでは選べる食事の内容が違っていて、お値段の高いリングイニとグストーのコースの方がよりグレードの高いものとなっています。
この日は、パークの営業時間が短いので17時台の予約にならざるを得なかったことと、お昼に結構ガッツリ食べた(←これも後日報告したいと思います)ので、最も控え目なレミー・コースをオーダーすることにしました
ここで、臨時休園からの再開後の最大の変化が
…メニューブックはテーブルから撤去されており、代わりにこれが置かれてあります。
「メニューをご覧になるには、このQRコードを読み取ってリンク先にアクセスしてください」
とのことで、指示されたとおりにスマホでQRコードを読み取ると、公式HPのメニューのページが表示されました(リンク先はフランス語ですが、英語も選べます)。
感染症対策、すなわち、不特定多数のゲスト間の接触回避のための措置だと考えられますが、これはちょっと寂しいですね
レストランでメニューブックを開く時のドキドキ感や高揚感も、レストランの雰囲気を決める重要な要素だと思うので…
そして、雰囲気だけでなく、プラクティカルな問題として感じたのが、キャストの方へのオーダーしたいという意思表示の仕方です。
一般的にフランスでは、
「店員さん、すいませーーーーーん」
と大声を出したり、大きく手を振ってウェイター・ウェイトレスを呼ぶのはマナーに反し、アイコンタクトか、近くを通ったウェイター・ウェイトレスに小声で呼び掛けるのが好ましいとされています。
メニューブックがあれば、それを閉じて所在無げにソワソワしていると、
(ああ、オーダーしたいものが決まって待ってるんだな…)
と感じ取ってもらえたりするのですが、今や頼みの綱のメニューブックは存在せず
キャストの方が近くを通るのを待つ間、下手にスマホでネットサーフィンなんかしていると、
(あの人、まだメニュー見て色々考えているのかしら…)
とか思われかねません
そこで、メニューブックを閉じてテーブルの上に置く「もう決めたよアピール」よろしく、スマホケースを閉じてテーブルの上に置き、店内を静かに眺め回すこと5分。
なんとかキャストさんに気付いてもらえました
ちなみに、ディズニーランドパリのパーク内及びホテルにあるバフェット形式のレストランが軒並みオーダーバイキング形式に変わっているので、この
・ どうやってウェイター・ウェイトレスに気付いてもらえるか問題
は、そちらにも無視できない影響を及ぼすのではないかと心配しています。
近日どこかバフェット形式のレストランもトライしたいと思っているので、報告をお待ちください。
さて、なんとか無事にオーダーも終わり、後は食事が運ばれて来るのを待つばかり。
前菜は、季節のスープを選びましたが、夏に相応しい冷製の野菜のポタージュ。野菜の甘味の中にほのかな酸味も感じられ、爽やかで美味しいスープでした。
左上に映っている飲み物は、Magic Plus又はInfinityの年パス所有者に無料で提供されるアペリティフ(ノンアルコール・カクテル)です。以前、シルバースパー・ステーキハウスの記事でご紹介したものと同じもの(記事へのリンクはこちら)。
ちなみに、食事をオーダーする際に、年パスを預けてこのノンアルコール・カクテルをお願いしておくと、食事後の会計の際にレストランの割引特典が自動的に適用されるので、手続上もラクです。
メインは、肉と魚のどちらかが選べるのですが、魚にしました。
タラのグリルにバジルが香るバター・ベースのホワイトソースとオリーブオイル、マッシュポテトとラタトゥイユという組み合わせ。
こちらは、ソースの味が結構まったりしていて、淡白な白身魚によくマッチしていました。
そして、白身魚にホワイトソースはよくある組み合わせですが、マッシュポテトをこのソースで食べるのは新鮮な感じです。
アメリカの食文化にどっぷり浸かってしまっている自分にとっては、マッシュポテトと言えばローストビーフとかステーキの付け合わせで、グレービーソースでいただくものだとばかり…
感染症予防で食器が使い捨ての物に簡易化されているレストランも少なくない中、このビストロ・シェ・レミーは食事の内容も、食器やインテリアなどレストランの雰囲気も臨時休園以前と大きく変わっていなくて良かったです
少々値段は張りますが、食事のクオリティは高いですし、ディズニーランドパリならではの特別な体験となること間違いなし。
再開後もイチ推しのレストランです
(※)お帰りの際の通路はコチラ↓ レミー、また来るね!!