里親決定!part5 | 35歳年上の夫は師匠でエイリアン! 

35歳年上の夫は師匠でエイリアン! 

【夫】台湾人 × 【妻】日本人

国際結婚? いえ、惑際結婚ですから!

気がつけば2男1女。

あの男を見ていると、とても同じ人類だとは思えない。
漢方薬を水なしで飲めるなんて
一体どんな味覚をしてるんだ、あのおっさんは。


里親決定!part1
里親決定!part2
里親決定!part3
里親決定!part4



花ちゃん、太郎ちゃんの里親さんに続き、
3番目にお越し下さる予定の方は、





“一度、猫を見せて頂いたあと、里親になるか決めさせて頂きたいです。”





とのことだった。


今から思えば、最初から里親になりたいとおっしゃって
下さる方を優先に話を進めればよかったと思うのだが、

何せこの時は、子猫の里親を探すこと自体が初めてだったし、
しかもサイト経由で探すとなると、まったく何も分からなかった。

だからだろう。





「とにかく、メールが来た順に対応しなきゃ申し訳ない。」





どういうわけだか、固くこう思い込んでいた。

同時に、この方とお約束をした時点では、その後、
あんなにたくさんの方がご応募下さるとは夢にも思わず、






「あんまり応募してくれる人がいないかもしれないし...」





 
振り返ってみると、こういう考え方は卑屈だったし、
子猫たちに対しても、失礼で申し訳なかったと思うのだが、






「とにかく、メールが来た順に、できるだけご要望に合わせよう。」






こう考えていた。





くどいようだけど、これも今だから思うこと。
もしあの時の自分に、今アドバイスできるとしたら。

絶対にこう言う。





「焦る必要は全くないから。里親ご希望の皆さんが
 ある程度出揃うまで待って、それぞれの方から、家庭環境とか、
 色々なお話をちゃんと伺って、その上でどなたにお願いするか
 決めたらいいよ。」






実は今回、私は2つの里親サイトで募集したのだが、両方のサイトとも、
応募者はアンケートに答えた上で応募する形になっているらしい。




どちらも同じなのは、




○飼育・住宅環境
○家族構成と年齢
○投稿者による自宅訪問の可否
○掲載者への質問





という設問。


一方のサイトは更に詳しく答える内容になっていて、





○ペットの飼育経験の有無
○すでにペットを飼っているかどうか。
 いる場合は年齢と性格
○ペットが留守番する平均時間






上記に加え、最後に





○里親希望動機と終生愛情と責任を持って育てる
 覚悟を掲載者に伝えてください。






きっと、ここまで書かないと応募できない
ようになってるんじゃないだろうか。






実にあっぱれじゃないの...?
里子に出す方としては、大変有難い。






誤解のないように申し上げますが。

今回の里親さん探し。
失敗したと思っているわけでは全くございません。


その逆です。


幸い、里親になって下さった皆さんは
毎月LINEで猫たちの写真を送って下さり、

成長した姿や普段の様子をお知らせ下さいますし、
予防接種も、きちんと受けさせて下さっています。

皆さんとご縁を頂けて、
本当に良かったと思っています。



ですので。

これは、何ごとも、特に初めての経験だと、
つい焦ってオロオロしてしまい、物事には必ずあるはずの
様々な側面を落ち着いて十分に観察せずに、事を進めてしまう
自分への戒めというか、慰めと同時に応援というか...







「大丈夫。落ち着いて。絶対にうまくいくから。
 眉間を広げて、肩の力、抜いていこう!」








言ってあげられるものなら、
あの時の自分と、それから。

これからの人生で、様々な初めてを経験していくであろう
自分にも、こう言って励ましてあげたい。是非とも。


物事って。

結果オーライだったとしても、その過程が、ガチガチに緊張しっぱなしで
不安を抱えながらだったり、恐る恐るで心配ばっかりだったら、
せっかくの経験を楽しめないし、良くも悪くも味わえないし、
第一、心と体にすこぶる悪いじゃないの...?









メールでのやり取りの結果、子猫をお見せする約束をしたこの女性には、
記事掲載の翌日、午後3時にお越し頂くことになった。

この方とは、町の分かりやすい場所で待ち合わせして、
その後、うちまでご案内した。


うちに戻ると、次郎ちゃん、ぽんちゃん、それから
ゆめちゃんが、一緒にじゃれていた。






「きょうだいで2匹欲しいんですが...」







ご覧になった結果、次郎ちゃんとぽんちゃんを引き取りたいとのこと。
ひとりだと、遊び相手がいなくて寂しいだろうとのお考えからだった。


でも...

この方の後、午後4時と6時に、子猫を引き取ることを
前提にいらっしゃる方がお二方いる。

もし、次郎ちゃんとぽんちゃんが一緒に引き取られることになったら、
その後、うちに残るのは、ゆめちゃんだけになってしまう。

そうなれば、例えば、4時にいらっしゃる方にゆめちゃんを
お願いすることができたとしても、6時にいらっしゃる方には、
もうお譲りできる子がいなくなってしまう。

6時にいらっしゃる方は、富山からお越し下さる。
きっと、とても楽しみにして下さっているはずだ。

今からお断りすることはできないと思った。






「申し訳ないんですが、この後、お二方いらっしゃるんです...」






事情を説明したら、ご理解頂けたようだった。







「わざわざお越し下さったのに、申し訳ありません。」






こう申し上げて、お車を見送った。






引き取られていくのもご縁なら、
これもご縁なんだろうな...


 


こんな考えが、すっと訪れた。






チェリーの大事な子供たちには、
きっと素敵なご縁が待ってるはず。






そう信じた。







回り始めたウォーキングマシーンの床。

これが気になって仕方ないらしく、
本気で狩ろうとする女、チェリー。

どんなに手を出しても、
一向に動きを止めないベルト。



「ええい! 馬乗りになってでも!」


こう思ったのか、飛びかかってはみたものの、
目にも止まらぬ速さで滑落。

わはははははは。

その後、30秒ほど遠巻きにマシンを眺めていたけれど、
どうやら再度狩ることにしたらしい。

第2ラウンド開始。

絶え間なく繰り出す猫パンチ。
蝶のように舞い、蜂のように刺す!

不屈の根性見せてくれるじゃないの。
それでこそ女よ。チェリー姐さん!!!

でもね。
今度は私が乗ってない時にしてもらえます...?

足にパンチが当たりそうになってよけたら、
マシンから落ちそうになったじゃないですか。

コケて頭でも打ったらどうすんですか?
転んで骨でも折れたらどうすんですか?

もしそうなったら。
もう煮干しやらんぞ。






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