2


          知らない

          あなたを

          見つけたら

          もっと、ずっと

          好きになる


親友も、恋人も、夫婦も──。

「知りたがり」じゃないほうがいい、と思う。


──すべてを知りたがらないこと。

──すべてを知って欲しいなんて思わないこと。


それは、ふたりの距離感を心地よいものにするために、

「ずっと、ずっと」の気持ちを、持ち続けるために、

心がけたい大切なこと。


ずっとずっと、一緒に歩きたいと思える人のことは、

少しずつ知ってゆけばいい。

「好き」って気持ちを、心に確かめる瞬間は、

何度もなんども、くり返しあったほうが、ずっと楽しいから。



4


         並んであるこ

         いつもの道を

         空だとか

         温もりだとか

         確かめながら


ひとりなら、走ってしまういつもの道も、

ふたりなら、ときどき並んで歩きたいな、と思う。


ほんのわずかな時間でも。

おなじ景色を見ながら、おんなじ空を見ながら、

それから、手をつなぎながら──。


「きれいだね」とか「さむいね」って、話しかけたら、

「そうだね」とか「ほんとだね」って、こたえてくれる人。


並んでいる人ってのは、そういう人。


sora


          問うべきは

          何がしたいか

          と いうより

          どんな人で

          ありたいか


やりたいことや、そのときどきの目標は、
時間や状況とともに、少しずつ変わってゆくもの。


人生の目的は、「たったひとつ」ではないから、
「何がしたいか」ということよりも、
つまるところ、自分は「どんな人」でありたいのか、
それを考えるほうが、ずっとずっと大事なことだと思う。


──優しい人であろうと思うこと
──強い人であろうと思うこと
──可愛らしい人であろうと思うこと
──勇ましい人であろうと思うこと


思いは人それぞれで、

「どんな人」かを説明する言葉は、

シンプルに、「たったひとつ」あれば十分。


その「たったひとつ」を、心にちゃんと持っている人は、
どこを目指していても、どんな過程を歩いていても、
ひとつの目標をクリアしても、クリアできていなくても、
心がブレることはない、と思う。


毎日は、小さな「何か」を積み重ねて進むことだけど、
大切なのは、「どんな人」がその道を歩いているか。



写真: Foujitaさん Perfumed Garden Annex


style


          スキップ

          するのを

          やめないこと

          約束しましょう

          ずっと私に


うれしいときは、いつもスキップ。

行きたい場所があれば、スキップしながら駆けてゆく。

子どものころは、たしかにそんな感じだったと思う。


大人になった私たちは、

まさかほんとうに、スキップできるわけじゃないけれど。

心の中ぐらいは、いつも、

スキップしてるみたいな心持ちで、進んでゆきたいと思う。


たんたんたん、と、“かろやか”な足どりで──。

ときどきは、子どもみたいな無邪気さで──。



写真 : m-style から

チョコ


        だあれも知らない

        チョコレート

        あまやかに

        さくさく歩いて

        ゆくための


誰かにプレゼントするのも、もちろんいいけれど。

自分のために、「甘やか」になれるものを買う。

これって、けっこう大事なことだと思う。


なんだか調子の出ないとき、

考え方に行き詰ってしまったとき、

ほんの少しの「甘やか」な時間があれば、

気持ちのスイッチは、うまく切り替えられるから。


だから、ひっそりと。

だあれも知らない場所に、「甘やか」をストックする。

それは食べ物でもいいし、そうじゃなくてもいい。

音楽でもいいし、お気に入りの香りでもいいと思う。


次の時間を、気持ちよく歩いてゆけそうなものなら。