hana

          大切なのは

          そのとき

          その人の

          たったひとりで

          あること


心の距離が近い人は、ひとりだけじゃない。
いろんな人と関わるし、大切な人は何人もいる。
それは自分にとっても、相手にとっても同じこと。


けれど、そばにいるときは、
目の前のその人の“たったひとり”でありたいもの。


──その人だけを見つめて
──その人のことだけ考えて
──その人の笑顔を何よりもうれしいと思う


大切な人のためにできることは、
そのとき、そのときの、心ぜんぶをかたむけること。

──誰かの“たったひとり”になれたら、心はいつも晴れ。


Photo:  by Naomi Okunaka

kazaguruma


           くるり、と

           まわって

           風を

           とらえる

           人になる

心にひとつ、小さなかざぐるまを持っていれば、

風をつかまえるのは、とてもかんたん。


走らなくても、立っている場所を変えなくても、

しっかりと上に掲げて、くるり、と、ひと回りすれば、

風のやってくるほうが、ちゃんとわかる。


風をとらえたら、まっすぐに向き合うこと。

ななめで受けたり、その弱さや強さにひるんではだめ。

うしろ向きにならないかぎり、その手を下ろさないかぎり、

その羽は、くるくる くるくる 回ってゆくから。


mizu


          光のように
          水のように
          流れるように
          透きとおる
          記憶となる


どんなできごとも、ひとつひとつは点のようなもの。
続いてきたように思えることも、
続いてゆくように思えることも、
それはただ、点がつながっているだけのこと。


だから、そこに在る思いもまた、一瞬なのだと思う。
心にとどめておきたくても、消してしまいたくても、
いずれにしても、それは流れてしまう。

とにかく流れてしまうのだ、と、気づいたとき、
人は、点を点として抱きしめればいいことに気づく。


だから、どんな“いま”も、
それぞれの一瞬を抱きしめながら、流れてゆこう。

いつか、透きとおる記憶になるように──。


かたつむり


          ゆっくりで

          いいとおもう。

          私のはやさ

          だから、見える

          ものがある。


人はみな、心の中に自分だけの時計を持っている。

その進み方は、

他の誰かより早いかもしれないし、ゆっくりかもしれない。


けれど、自分の速さだからめぐり合える風景があって、
その速さだから見つけられる、たいせつなものがある。


ときどき、全力疾走で駆けてみたり。
ときどき、ゆるゆるとチカラが抜けてしまったり。
ときどき、誰かの速さにぴたりと合わせてみたりするけれど。

それでも、自分のもっている速さは、確かにあるから。


自分の速さを、自分で守ること。

ときには、自分の意志で変化させてゆけること。
それが、「自分らしく」生きるってことなんだと思う。


──自分の速さで進んでいれば、心はいつも晴れ。


Photo:  by Naomi Okunaka

ほし


        たとえばそれが
        さらさらと
        こぼれ落ちて
        しまっても


        それはたしかに
        さらさらと
        すくえてしまう
        星屑だから

        

        すくうほどに
        さらさらと
        こころ救われて
        ゆくのでしょう



写真はおともだちのFoujitaさんからお借りしました。

(素敵な写真をありがとう。)


彼の写真には、不思議な静けさがあります。
それは驚くほどひそやかに、けれど──

深いところで、心のどこかを揺さぶる何かがあるから。


切り取られた一瞬は、「希望」というには空々しい気がして。

私の中ではなぜか「救い」という言葉につながっています。


人はいつでも希望を持てるわけじゃないけれど。
それでも、いつも、どこかに、何かに救われる瞬間が数え

きれないほどある。ふいに、そんなことを思うのです。



Foujitaさんのブログ  Perfumed Garden Annex
Photo Site  Perfumed Garden