kirin


          ずっと先を

          みつめる

          きりんのように

          まっすぐ

          首を伸ばして


目の前のことで、心がいっぱいになっているとき。

先のことまで考える、気持ちの余裕がないとき。


そんなときこそ、まっすぐに、しっかりと首を伸ばして

ずっとずっと遠くにあるものを見つめてみる。


たとえば、今。

その先にあるものが、わからなくたっていいと思う。

とりあえず、自分の歩いてゆく道が

この先もずっと、続いていることさえわかればいい。


大切なものは、少しずつ、わかってゆくものだから。


candy


           きっとある

           ドロップ

           ひとつぶん

           くらいの

           しあわせは


それは、哀しいときも、苦しいときも。
たぶん、どんなときも、てのひらにあるのだと思う。


小さくて、とてもかるくて、けれど甘やかな。
それだけでもう、「今日はだいじょうぶ」と思えるような、
ドロップひとつぶんぐらいの、しあわせ。


落ち込んだり、元気が出なかったり──。

心がくじけているときだからこそ、気づくもの。

あたたかくて、優しい色をした、きらきらひかるもの。

いつも変わらずに、てのひらにあるもの。


そんなものたちを、ちゃんと感じられる自分でいよう。

「ありがとう」って思う気持ちといっしょに。


hatimitu


          こんなにも

          こんなにも

          と、思うのは

          愛がたくさん

          ありすぎるから


どれほどあっても困らないのが愛だけど、

たくさんありすぎて、手に余ってしまうのも愛。


「こんなにも……」が心の中であふれそうになったら、

──自分の思いだけに溺れてしまわないように

──その思いが、マイナスの方向に傾かないように

立ち止まって、その愛の方向や方法を確認してみる。


愛するってことは、やさしい思い出だけじゃなくて

苦しいことも、つらいことも、一緒に受け止めてゆくこと。

愛するってことは、一方通行じゃないってこと。

そんなあたりまえのことを、もう一度、心に確認してみる。



mitumeru


         みつけてくれた
         人がいて
         みつめてくれる
         人がいて
         しあわせ、と思う


どんな場所にいても、
みつけてくれる人がいれば、笑顔になれる。


しあわせなときも、ふしあわせなときも、

みつめてくれる人がいれば、勇気が湧いてくる。


みつけてもらうと、嬉しいから。

みつめられたら、幸せだから。


みつめてくれる人に、「ありがとう」を伝えよう。

それから。

大切な人のことを、ちゃんとみつめていよう。


──みつめてくれる人がいれば、心はいつも晴れ。


Photo:  by Naomi Okunaka

sora


          風とおる

          道 いっぽん

          心の中に

          入りくるもの

          すぎゆくもの


思いが溢れて、心がいっぱいになってしまったら、

心にいっぽん、風の通りみちをつくってみる。

それは、自分の中に流れているものと向き合う作業。


──いま、大切なもの。

──いま、手放すべきもの。

──いま、失くしてはいけないもの。


人生のなかでは、ほんとうにたくさんのものたちが、

通り過ぎてゆくけれど。
変わらずに在りつづけるものは、いたってシンプルで、

それは思いのほか少ないことがわかるから。



Photo Foujitaさん  Perfumed Garden Annex