ほし


        たとえばそれが
        さらさらと
        こぼれ落ちて
        しまっても


        それはたしかに
        さらさらと
        すくえてしまう
        星屑だから

        

        すくうほどに
        さらさらと
        こころ救われて
        ゆくのでしょう



写真はおともだちのFoujitaさんからお借りしました。

(素敵な写真をありがとう。)


彼の写真には、不思議な静けさがあります。
それは驚くほどひそやかに、けれど──

深いところで、心のどこかを揺さぶる何かがあるから。


切り取られた一瞬は、「希望」というには空々しい気がして。

私の中ではなぜか「救い」という言葉につながっています。


人はいつでも希望を持てるわけじゃないけれど。
それでも、いつも、どこかに、何かに救われる瞬間が数え

きれないほどある。ふいに、そんなことを思うのです。



Foujitaさんのブログ  Perfumed Garden Annex
Photo Site  Perfumed Garden