毒親でも介護をしないといけないのか58
死ぬ二週間前まで台所に立っていた母、少しずつ、少しずつ、昨日できていたことが、今日はできなくなる。ある日、階段を降りれなくなり、上がれなくなった。1人で行けていたトイレに、付き添いが必要になり、寝たきりになった。食事は何を食べても受け付けなくなり、嘔吐してしまう。水も。そんな時、本当に助かったのは、「氷」東城百合子さんの「自然治療」の本に、「何も受け付けなくなっても、氷だけは吐かずに食べられる」と書いてあった。本当にその通りで、氷のお陰で脱水を防ぐことができた。本人も「美味しい」と言って、喜んで食べていた。入院して最後は、話すこともできなくなるんだけれど、こうやって死んでいくんだな、というもを真近で見ることで、勉強になった。ガンは、肝臓、肺に転移していた。最後は、どこが悪いというか、どこもダメで、心臓だけ動いている感じがしていました。DV幇助のしょうもない母親だったけれど、全部を許せたわけではないけれど、忘れたわけではないけれど、介護することで学びがあった。そういう意味で、やって良かった。DV、虐待の張本人、父親が倒れても、意地悪な兄が倒れても、面倒を見るつもりは、全くない。