なんでも、父の話によると、母がいよいよを持って、死にかけていて、階段を上がれないので、一階で過ごしていた時、

 

母がぷーぷー怒って、ふてくされているから、

 

「どうしたのか?おかしいじゃないか??言ってみろ」と言うと、

 

「ナオミが蹴った」と言った、という話をしたそうだ。

 

私は、蹴っていない。

 

死にかけた人を蹴ってどうする?

 

父と兄は、私がやっていた自然療法をいぶかし気に思っていて、

 

その自然療法を母が思うように受けたがらないから、蹴った、

 

というストーリーが出来上がっていた。

 

兄は、

 

「まぁ、その、」あの、あの時は、さ、何が起きてもオカシクない状況だったじゃない?」

 

と言う。

 

犯人扱いだ。

 

やってない、と言っても聞き入れて貰えなかった。

 

せん妄が激しかったこと、父のその話ぶりが不自然で、父がウソを付いていることは明らかであることを言っても、

 

同じことを繰り返すばかりで、らちが明かない。

 

いいよ、もう、

 

相続税、払うとしたら兄が大変になるだけだから、

 

国に取られるよりいいかな、って思って言ってみただけだから、

 

断るなら断ればいいのに、電話にも出ない、話も聞こうとしない、そういうヤツだよ、父は。