病院に勤務をしている知り合いの話によると、様々なDVを受けている人が病院にやって来るという。
主に、その夫からの被害が多い。
夫の経済的DVによりストレスで体調がすぐれない、いつもお腹が痛いという女性や、
夫から暴力を振るわれて怪我をし、親族に付き添われて来た女性などなど。
以前、読んだ記事によると、
DVをふるう夫に悩み、駆け込み寺的な施設に逃げ込み、
施設の人が、警察に連絡をしたところ、
その夫は、
「殴ったことは殴ったが、自分がDVだという自覚は全く無かった」、という。
「イライラさせるのはいつも妻であり、自分はその被害者だから殴っていい。妻は殴られて当たり前」
そう思っていたそうです。
そのご夫婦はどうしたかというと、妻は、「被害者」になることを徹底しました。
その暴力を受けていた妻には、「DV被害者」という自覚が全くありませんでした。
被害者になることで、問題が明るみになりました。問題の輪郭がはっきりしました。
加害者である夫は、DVを更生するプログラムに参加し、そしてまた夫婦として生活をしていくことにしたそうです。
また、知り合いでDVを受けていた人は、
「夫の暴力が酷いので、子供が欲しかった」と言いました。
子供ができて、環境が変わったら、状況が変わり、暴力が無くなるのではないか?
と思ったそうです。
実際は、子供はできず、DV夫から逃げて来ました。
暴力を振るう人は、治らない。