海外青年協力隊のこと
電車の車内広告や新聞広告で隊員募集とか説明会というのを目にして、応募する人たちは、国際協力に関わりたいとか誰かのためになりたい、または自分のスキルアップをしたいというような、いずれにしても青雲の志を抱いて応募する。最近は新卒者が直接協力隊に応募するケースが増えて、また、応募者数も増加傾向で競争率が高くなっているらしい。
選考試験を通過すれば、今は主に福島県二本松市の研修施設で国内研修を受け、その後それぞれの任地へ出国して行くのだが、彼らの任地というのはいろいろなケースがあるようだが基本的に後進国の地方都市だったり僻地だったりするので、電気・水道がないというようなところで生活をしなければならないケースもしばしばあり、これはかなりしんどい場合もあるようだけれど、みんな、良く頑張っている。
男子隊員は豪快・剛毅な人物が多いし、女子隊員も優秀な人材が多く、厳しい環境の中でも楽しんで任務にあたっているように見受けられる。
任期は基本的に2年だから、現地に馴れて本格始動開始というころ帰国となってしまうケースもあるようだ。
協力隊隊員としての任期終了後、所属組織であるJICA(国際協力機構)を頼って次の活動の場を探そうといる人も多くいるようだけれども、ポストは限られているので居残るのはそうそう簡単ではない。
さらに問題は、JICAと云う組織で、もともとは政府の外郭団体でトップは外務官僚の天下り先であるだけに、豪快な人材はなかなかフィットできず、協力隊からJICAに進んでいく人たちは公務員の風土を踏襲できる人たちということで、あの青雲の志も剛毅さも忘れた人たちとお見受けするのだか、偏見だろうか。
今まで多くの隊員・OB/OGに接したうえで思うのは、
1、任期を二年ではなく、4-5年として時間を掛けて任地で仕事を覚えてもらうと同時に彼のレベルアップに協力する。
2、任期終了後には国内・国外ともにもっと彼らが活躍できる場、別の言い方をすればこれらの人材を活用できる場所を増やせるよう、企業も社会全体も彼らへの理解を深めてチャンスを与えてやれるようにすること。
それでなければ、これらの人材はモッタイナイ!
国際協力井戸掘り体験ツアー
今朝のテレビのニュースで、横浜の飲食店がいくつか集まって始めようとしている「Tap Yokohama」という運動を紹介していた。これはお客に無料で出しているコップの水道水に対して何がしかの寄付をお願いして、集まったお金はユニセフ通じてマダガスカルなどで井戸を掘る資金にするとかと云う取り組みらしい。アグネス・チャンが「子供を水汲みの労苦から解放する」「清潔な水へアクセスできる手助けをする」などと説明していて、意思は大変結構だし、お金を寄付する人たちは純粋にその一助になればと思って寄付するのだからいいことだ思う。
15年ほど前だったろうか。当時20歳代だったイトコの女の子が、「アフリカ井戸掘り体験ツアー」と云うのに参加してケニアを訪れたのでナイロビで会ってインドカレーをご馳走して話を聞いた。
参加者は10歳代の高校生から70歳過ぎの人まで文字通り老若男女を問わずといった構成の約20名で、ケニアの北西部のGrissaだったかGarsenで実際に井戸掘りをやっていた日本のNGOか何かの現場を訪れ2-3日滞在し、ほぼ全員が下痢をしたらしいけれども目的を達成してさらにウガンダへ移動してカンパラの病院で車椅子贈呈のセレモニーに参加していうようなことで、みんな喜んでいたというようなことを聞いた。それはそれで結構なお話である。
でも驚いたのは、そのツアーの航空券・宿泊も含めての参加費の額で、正確な金額は忘れてが思わず「えっ!」と絶句するような額だったように記憶している。
さらに驚いたのは、このツアーを主宰していたご夫婦は、参加者が全員が往復エコノミークラスなのにこのご夫婦は同じ飛行機のビジネスクラスだったと云うことだ。
20名からのツアーを引き連れて行けば旅行業の慣習としてコンプ(Complimentary)が付くので航空会社も宿泊施設なども当然でツアーを主催する人には特典もありビジネスクラスだからと言って参加者のピンはねをしてということはなく、費用的な面でどうこう言われる筋合いのものではないのだろうが、でも、国際協力に関わってみたいとか、井戸掘りを体験してみたいとか言う老若男女の純粋な気持ちを喰い物にしているような、ツアーそのものや参加者に対してではなく、この主宰者に胡散臭い印象を受けた。
その後、このイトコの子は協力隊に応募して薬剤師としてマラウィの地方の病院に勤務した。
Black or White
先週金曜深夜(土曜早朝)NHKのM.Jacksonの追悼特集を見た。
「Thriller」, 「BAD」の発売時のプロモーションビデオはそれぞれ15分程度のものをノー・カットで放映していた。深夜で放送時間に余裕があったからか編集するのが面倒だからそのまま放映したのかは知らないけれど、思い切った内容だった。それにしても、歌の才能よりも、あのダンスの才能とその裏にとてつもない練習量があったことはよく分かる。
M.Jacksonには「Black or White」という曲があって、その歌詞には「皮膚の色の白い・黒いは関係ない。みんな同じ人間だ」というような内容と思うが、彼自身、そう歌っていたけど本当はどう思っていたのだろうか。
肌の色を気にするのはアフリカ人ばりではなく、日本人でも気にすることはいるし、タイ人はもっと気にしているようで、肌の色の濃淡で白いほど「上級」という格付けをするとも聞いた。
アフリカ人も色の濃淡で他人を表現することがあり、ケニアで「あのBlack Fellowが、、」とか「あのBrown Guyは、、」と云ってるのをよく耳にした。彼らの場合は差別ではなく区別だったと思う。
ジョークをひとつ。
サハラ砂漠に迷い込んだアフリカ人の男が息も絶え絶えになって神に祈った。「神よ、われを助けたまえ」。
すると突然アラジンの魔法のランプの魔神のような神が現れて「よしっ、おまえの願いを3つ聞いてやろう」といった。
男は即座に「1,肌が白くなりたい。2,水のある所へ行きたい。3,女と毎日関わりたい。」と。すると「よしっ、分かった」と神が返事をし、次の瞬間、男はパリのとある高級ホテルのビデになってしまった。
M.Jacksonも変な整形や色白治療などしなければよかったのに。