Hardnutのブログ -110ページ目

選挙ウォッチング

4年前の郵政選挙の時は日本に戻ったばかりで選挙権がなかったが、その後の都知事選挙・参議院選挙は投票した。

昨日の都議会議員選挙ももちろん投票をした。


日本ではどんな選挙も、選挙に直接かかわっている人たちは熱くなって一生懸命だけど、一般の人たちはクールに見え、投票率も低い。昨日の投票率も55%弱なのにそれでも前回よりかなり投票率が伸びたいう。棄権する人たちは「自分が投票してもしなくても何も変わらない」と思っているのだろうか。


選挙というのは基本的に参政権を負託(任せる)するプロセスなのだろうけど、往々にして「請託」となり特別の計らいを頼むとか期待するということになり、選出される方も特権・利権・地位を付与されたと勘違いして偉いセンセイになってしまう。

民主主義というものに対する考え方は世界中どこでも同じということではなく、そのもっとも身近な手段である選挙に対する考え方は国や地域によってまちまちだ。しばしば選挙は請託の意味合いを一層強め、また自分達の勢力拡大も計り、選出された代議士の利権特権を享受することが当然のこととなることがあるので余計に熱くなる。


そのような損得に関係するから選挙そのものが熱くなるということもあるだろうが、他所の国の人たちは自分の一票に対する価値観・期待感が日本人とは違うのか、選挙はどこでも熱くなる。最近ではイランがそうだ。


請託ではなく、いかに負託に徹するかが民度ということになるのだろうか。

いすれにせよ、世界には何日かかっても選挙結果がはっきりさせられない国もあるなかで、昨晩のように560万票の投票結果が、投票締め切り30分後から当選確実が次々に判明して、三時間後には開票・集計を完了できる日本と云う国と日本人はスゴイし、すばらしいと思う。日本の政治と政治家の質とは別の話だけれど。


Sukuma Wiki

東アフリカでもっともポピュラーな野菜はなんといってもSukuma Wikiであろう。これを説明するときに「青汁をしぼるキャベツの原種・ケールのこと」と言っていたのだが、実はこれが正確ではないことに最近気づいた。

昨年ケニアで買ってきたタネの袋の説明で知ったのだが、正確にはCollarosという英語名で、Brassica Oleracea, Acephala Groupとあり、更に「Succulent leaves used as cooked "Greens" similar to Kale or Spinach」(水分を多く含んだ葉っぱはケールやほうれん草などのように"青っ葉"として食べる)ということで、ケールとは別物ということらしい。また「It can withstand higher temperatures than Kale.」ともあった。


Sukuma Wikiはスワヒリ語で、Sukuma=Push(押す、うっちゃる)、Wiki=Week(週)。つまり、これでなんとか一週間はうっちゃる、食いつなぐという意味で、なんともユーモラスな命名だが、別の説では一週間で成長するからというのもある。でも、やっぱり一週間食いつなぐ説を支持したい。


白いトウモロコシの粉を熱湯で練り上げたUgaliとSukuma Wikiを炒めて副菜としたものはとにかく安価で栄養価・栄養バランスがよく、腹持ちがいい。


ケニアで初めて出会ったのでケニア特産かと思ったら、何と、ポルトガルでSukuma Wikiに出くわした。

ポルトガルでもっともポピュラーなスープは、鱈の出汁でジャガイモとこの青っ葉を入れたまったりスープで「Caldo Verde」と呼ばれる。云ってみれば「スクマ・ジャガイモ・スープ」というものだ。ポルトガルにあるのだからブラジルにもあり「コシーダ・ポルトケサ」というモツと豆と一緒に煮たもので、ブラジル料理で有名な「フェイジォアーダ」に似ている。


で、いま、拙宅のベランダで15鉢のSukuma Wikiが順調に育っている。一緒にトマト2鉢、ナス1鉢があるのだが、こちらは既にたくさんの花が咲いたのに受粉しないのか全く結実しない。東京には受粉を助ける蜂も昆虫も住めないようだ。



All Africa Horticulture Congress

8月末にナイロビで全アフリカ園芸会議というのがあり、その案内状を受け取ったので、野菜の話でも。


食べ物の好みはまったく個人的なものだから、他人が美味しいといっているもの否定したりするのはお門違いであるのだけれど、でも、それを承知でちよっと一言いっておきたい。

かつてケニアである日本人が「ケニアの野菜は野菜本来の味がする」というのを聞いたし、別の機会にはバンコク在住の日本人が同じようなことを云うのを聞いたが、本当かなぁという思いがする。


ケニアは気候がいいので野菜の生育が早い。二十日大根は本当に20日間でできるし概ね日本の半分の成育日数で収穫できる。ただ、一般に売られている野菜は、小さくてもいいものがバカでかくなったり(ナス、リュウリ)、大きくあってほしいものが小さかったりする(大根など)が、味はやっぱり日本の野菜の方がいいと思う。


タマゴの例が分かり易い。ホテルの朝食で目玉焼きを注文すると白くテレンとしたたよりない黄身はなんとも情けなく、日本のタマゴ掛けご飯用タマゴなどとは比較にならない。もちろん日本の養鶏家はそう云うタマゴを作るべく飼料を吟味し黄身をより黄色にするためにパプリカなどの色素を飼料に加えたりという苦労をしているようだ。Road Runnerと呼ばれその辺を走り回って残飯などをついばんでいる鶏に真っ黄っ黄のプルンプルン・タマゴは期待できないように、日本の農家に人たちが渾身の思いで作っている野菜の方があちらの栄養失調の野菜より味がいいのは当然だろう。


アフリカと付き合って何となく見下してしまう人がいるかと思うと、反対に変に持ち上げてしまう人もいる。でも普通に付き合って、見下すこともなく、おだてもしないということでいいのではないだろうか。