Hardnutのブログ -102ページ目

スクマウィキ ふたたび

ベランダの鉢植えスクマウィキの3回目の収穫を敢行。炒めてウガリと一緒に食する。

正直言って、日本で食べても美味しくない。


Googleで「スクマウィキ」を検索したら465件引っかかって来て、そのうちの2ページ目に「自然派健康倶楽部」というサイトwww.astyle.jp/ に乾燥スクマがあり、その説明として「スクマウィキは、スワヒリ語で"命の泉"という意味を持つアブラナ科キャベツ目の、、、」なとどいうのがあったので実際にサイトを覗いてみたら全日空が運営するANAお取り寄せグルメ倶楽部というから驚いた。

天下のANAが、スワヒリ語などという普通の人が知らない言葉であることをいいことにそんな嘘っぱち云うのかと思い、「スクマウィキの意味って http://ameblo.jp/hardnut/day20090710.html に書いてありありますけど"命の泉"と云う意味なんですか?」と聞いたら、メールで返事が来た。


ちょっと笑えるので回答の原文をご紹介しよう。


「『スクマウィキ』という意味合いにつきましては、お客様からのご指摘の通り、スワヒリ語でSukuma=Push(押す、うっちゃる)、Wiki=Week(週)。【これでなんとか一週間はうっちゃる、食いつなぐ】という意味でございます。

その言葉の意味から『一週間食いしのぐ』、『一週間堪えしのぐ』を商品コンセプトとして持たせる為に、言葉の意味合いを転じて『命の泉』としてご紹介させていただいた次第でございます。

この度は、お客様を混乱させてしまう形となり、誠に申し訳ございません。また、ご返答にお時間を頂き重ねてお詫び申しあげます。

お客様より頂戴致しましたご指摘より、改めて商品説明の重要性を真摯に受け止め、よりお客様にご満足いただけるサービスのご提供を実施して参ります。今後とも弊社通信販売につきまして、忌憚の無いご意見をいただきます様、心よりお願い申しあげます。全日空商事株式会社 Astyleお客様サービス係り」。

どぉーよ、これって?

刷り込み

普通に使っている「刷り込み」と云う言葉は本来動物行動学の専門用語で、動物が生まれて始めて目にする動くものを「親」と認識するということらしい。


初めて行った外国が30年前のケニアだったものだから、そこで目にしたものは全てケニア・オリジナルと思っていて、何年か後にロンドンへ初めて行ったとき街角で「Booth」の店を目にしたときには「へぇー、ロンドンにもBoothがあるんだ」と思い、次の瞬間「あっ、こっちが本家か」と気づいてひとり苦笑した記憶がある。

英国でよく見かけるBoothと云う食品中心のスーパーのことだけれど、そのほかにもいろいろと似たようなことを多く経験した。


隣国・韓国というのは似て非なるものであふれていて、何度訪れてもいつも新しい発見があり楽しいところだ。

20年前に出版された文庫本で「B級グルメの見た韓国」と云う傑作があったが、まずその表紙の写真を見てド肝を抜かれた。幅2センチ程度の太巻き寿司が皿の上に5-6個並び、その上に日本式のカレーがマッタリと掛けてある写真で、あの表紙を見たとたんに引き込まれるように読んだ。

その中の記述で、韓国人は、沢庵漬けは韓国のオリジナルと思っていて日本を訪れて日本で沢庵漬けを見ると「日本にもあるんですね」と聞くというのがあった。

また、韓国の日式レストランの寿司には粉ワサビを水で溶いたものを使っているが、日本を訪れて寿司屋へ行った韓国人が「日本の寿司屋では緑色のニンジンみたいなものを下ろして使っていた」とコメントをしたという実話が紹介されていた。

自分が最初に見たものに固執し、自分の感性や考えがいつも正しい思うのはどこの人たちも同じようだ。

心の荷を降ろしなさい

今日も暑いけど、同じ暑さでも東アフリカの海岸の暑さとは質がちがう。


古くからアラブ人たちのアフリカ交易の拠点となっていたザンジバルは、スワヒリ文化という大陸とは違った文化をはぐくんできた。その北に位地するペンバ島はキャプテン・キッドが財宝を隠した場所と伝えられるが、ここもザンジバルの一部と云うことになっていた。

モザンビークの北部の海岸地方にもPemba Beachと云う地名のところがあり、ケニアの海岸線とも違った絶景の美しい海岸線が続き、そこにアラブの金持ちが数年前に建てた五つ星ホテルのPemba Beach Hotelというのがぽつりとある。まわりには何もないのでホテル内でぶらぶらしている以外には何もすることがなく、何であっちもPembaでこっちもPembaなんだろうなどと思いながらうつらうつらしている休暇などは、今にして思えば贅沢の極みだ。


ザンジバルの対岸の大陸にバガモヨ(Bagamoyo)という町がある。100年以上前、大陸へ分け入る際のスタート地点であり、内陸から戻って来るときの到着点でもある。

スワヒリ語で「Moyo」は心、心臓と云う意味で、スワヒリの人たちもアフリカの人たちも心と心臓は同一と考えていたのでMoyoは胸の奥のある。英語のHeartにも心臓という意味のほかに心という意味もあるけど、その他にもMindがありSoulと云う言葉もあるので英語圏の人たちは「心」の位地は何処だと考えていたのだろうか。

「Bagamoyo」のBagaをどう訳すのか知らないけれどBagayomoは「心の荷を降ろしなさい」という意味で、それがその地名になっている。


Bagamoyoから西進したタンザニア西部にTaboraというところがあり、ここから北へ行けばビクトリア湖で更に西進すればタンガニーカ湖に至る。かつての商隊や探検隊は4ヶ月から6ヶ月かけてバガモヨからタンガニーカ湖にたどり着いた。復路にも同じ時間がかかる訳だから、バガモヨに戻ったらそこで「心の荷を降ろす」ことができたのだろう。味のあるいい命名だ。