刷り込み | Hardnutのブログ

刷り込み

普通に使っている「刷り込み」と云う言葉は本来動物行動学の専門用語で、動物が生まれて始めて目にする動くものを「親」と認識するということらしい。


初めて行った外国が30年前のケニアだったものだから、そこで目にしたものは全てケニア・オリジナルと思っていて、何年か後にロンドンへ初めて行ったとき街角で「Booth」の店を目にしたときには「へぇー、ロンドンにもBoothがあるんだ」と思い、次の瞬間「あっ、こっちが本家か」と気づいてひとり苦笑した記憶がある。

英国でよく見かけるBoothと云う食品中心のスーパーのことだけれど、そのほかにもいろいろと似たようなことを多く経験した。


隣国・韓国というのは似て非なるものであふれていて、何度訪れてもいつも新しい発見があり楽しいところだ。

20年前に出版された文庫本で「B級グルメの見た韓国」と云う傑作があったが、まずその表紙の写真を見てド肝を抜かれた。幅2センチ程度の太巻き寿司が皿の上に5-6個並び、その上に日本式のカレーがマッタリと掛けてある写真で、あの表紙を見たとたんに引き込まれるように読んだ。

その中の記述で、韓国人は、沢庵漬けは韓国のオリジナルと思っていて日本を訪れて日本で沢庵漬けを見ると「日本にもあるんですね」と聞くというのがあった。

また、韓国の日式レストランの寿司には粉ワサビを水で溶いたものを使っているが、日本を訪れて寿司屋へ行った韓国人が「日本の寿司屋では緑色のニンジンみたいなものを下ろして使っていた」とコメントをしたという実話が紹介されていた。

自分が最初に見たものに固執し、自分の感性や考えがいつも正しい思うのはどこの人たちも同じようだ。