文句や悪口を言われて腹が立ったり、悲しくなることはありますか?
ホステス時代に理不尽な悪口に時々苦しんだ私なりの翻訳方法を書いてみました。
ホステス時代に私は、怒られて人間性を否定されることが時々ありました。
しゃーない。
相手を怒らせる私にも原因がある。
お酒が入っている人は理性を失いがちだし。
普段イイヒトやってる方は、お酒の力を借りないとストレス発散できないだろうし。
私にしか怒りをぶつけられない場合だってあるだろうし。
怒るのは私に心を開いている証拠だと私は思っています。
めっちゃイライラするけど、私は受け流していました。
実体験を交えて話すわね。
あるお客様が私の人間性を否定しながら怒ったことがありました。
人を大事にしないなんて、お前は人として終わってる。
俺がもっと金持ってたら相手するんか?
京大出身やったら良かったんか?
お前は俺をバカにしてる。
阪大やからって調子に乗るな。
お前みたいなヤツが売れるハズがない。
こんな感じ。
きっかけは分からんけど、彼を怒らせたのは勿論私の責任です。
何もなかったら彼は怒らんやろうし。
とは言え、言い過ぎやと私は思った。
悪口やないか。いちゃもんに聞こえるぞ。
聞きながら私はめっちゃイライラした。
でもね、気付いたのよ。
イライラしてる時は、自分に意識が向いていると。
だから、意識を相手に向けたらイライラが収まるねん。
相手の言葉を受け止めずに跳ね返す感じかな。
ちなみに、意識を相手に向けるのは会話術においても有効よ。
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まず私は相手が今どんな気持ちかを考えた。
ふむ、お怒りじゃ。
先日も書いたけど、怒りの下には悲しみが隠れていることが多い。
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厳密にいうと、怒りの下にはいろんなネガティブな感情が隠れています。
私は怒りの下にあるのは悲しみやと解釈すればだいたいいけると思っています。
ということは、彼は何らかの悲しみを感じたんでしょう。
何に対しての悲しみか、というと、たいていは自分の気持ちを理解してもらえなかった悲しみだと私は思っています。
私が彼のお気持ちを理解しきれなかった。
だから彼は悲しんだ。
でも彼はその悲しみを見せずに、怒りと言う形で私にぶつけた。
男性は悲しみを見せるのが苦手やと私は思う。
そう思って彼を見ると、悲しみを素直に表現できないかわいい男の子に私には見えました。
これで私の怒りは結構和らぎました。
さらに言うと、悪口や暴言は自己紹介です。
投影の法則によると、自分の中にないものは見えません。
人は、自分の感情や価値観を相手に投影します。
詳しくは法則を参照してね。
私への文句の主語を全て、彼自身に言い換えることが出来ます。
人を大事にしないなんて、お前は俺は人として終わってる。
俺がもっと金持ってたら相手するんか?
京大出身やったら良かったんか?
お前は俺は俺をバカにしてる。
俺は金を持っている人を相手にする。
=俺は金のないことに引け目を感じている。
俺は京大出身なら良かった。
=俺は京大出身じゃないことに引け目を感じている。
阪大やからって調子に乗るな。
俺は阪大だったら調子に乗っていた。
=阪大出身のお前を尊敬している。
お前俺みたいなヤツが売れるハズがない。(好かれるハズがない)
投影の法則を使えばこんな風に翻訳できます。
そうやって、相手に意識を向けながら聞いていると、私のイライラは収まります。
むしろ、この人はこんなにコンプレックスを抱いているのか、と私は抱きしめたくなります。
穏やかな気持ちで、相手と仲良くしたいなと思えます。
そうするとね、口先だけじゃなく、素直に謝れる。
相手も納得してくれるねん。
もしあなたも悪口を言われたら、自分のことを悪く自己紹介してるんやなと聞き流してください。
自分を省みて悲しむのはおやめください。
あなたが気にしていることを指摘された時ほど、悪口に凹んだり、イラっとくることでしょう。
でも、そんな時こそ、相手に意識を向けてください。
そうすれば、あなたは傷つかないだけでなく、相手は自分の気持ちを分かってもらえたと思います。
相手を尊重すると、あなた自身も大切にしてもらえますよ。