過去に好評だった
シリーズを再編気づき



​*まゆの自己紹介*
・ナリ心理学認定心理アドバイザー

・アラフォー看護師

・自己紹介詳細はコチラ指差し

 

 

 

 

前回の話はコチラ↓


 

 


 
母子家庭という閉鎖的空間で起きていた
虐待のリアルを伝えるために書いてます。
 
 
 

今回の前提…

 


・時代は平成の初め

・家は4.5畳+6畳で襖を外して生活

・母親は2回目の離婚を経験

・母親・父親違いの妹と3人貧乏暮らし

 

 

 

 
母親から
不潔扱いと暴力
受ける日常。
 

 
小学生の頃
893屋さんの子と
つるんでた時期。


 
夏に真っ暗になる時間帯まで
外で遊んでたことがよくあった。
 
 
 
潔癖症完璧主義の母親は
決まった時間に夕飯を食べて
決まった時間にお風呂に入るように
いつも口うるさかった。
 


理由は
 

私がお風呂に入ってる間に
家中の雑巾がけをして
清潔にしてから母親がお風呂に入る
 

という日課になってたから。
 
 
 
それなのに私がいつまでも帰らず
自分の日課が遂行できない母親は
私に暴力と脅しをしてきた。
 
 
 


 
 
母親の予定してる時間より遅く帰ると
夕飯のうち固形のもの(ご飯、おかず)は
ビニール袋に入れられてることがあった。
 
 

貧乏だから
食べずに捨てるのは
許されない。



食器のまま、ご飯を
残しておくことはしないの。



潔癖症で完璧主義の母親は
予定通りに食器洗いも
済ませないといけないから魂が抜ける



少食だった私は
ご飯を食べられない時は
母親に見つからないように
ビニール袋に入れて
勉強机に隠してたことも…
ねずみの出現率が大幅UPした笑

 
 
ある日の夕方、帰宅すると
包丁を持って出迎えられた。
 

 
包丁を私に向けて
「帰ってくるな!」
「出て行け!!」
と、詰め寄ってくる。
 
 
 
小学生の私には
行く当てなんてない。


祖父母宅にも
自力で行ったことはない。
 


今、目の前の包丁から
逃れたとして…


寝る場所は?
服は?洗濯は?
明日はどうするの?
 

って、一瞬にして
考えを巡らせたのを覚えてる。
 
 
 
包丁を持った母親と
その恐怖で泣き叫ぶ私を
少し歳の離れた妹が見てたはず。
 
 

その状況も視界に
入ってない様子の母親。
 
 

そのまま私は家の外へ出た。
 
 
 


 

 
無力な小学生が
暗い時間帯に
家から追い出されるの。



もう、絶望
でしかない。
 

 
帰る場所がなくなった。
捨てられた。
 
 

「あんたは橋の下で拾ってきた子」

「そんなことしたらまた橋の下に

 捨てに行くよ!」

 
 

何度も言われてきた言葉が
現実になった恐怖…

 
 
 
小学生の私は思考停止して
母親が狂ってるとは
考えもしなかった。



包丁を向けられて
追い出されるような
私が悪いんだ。
って考えてた。

 
 
結局、泣きながら家に戻って
母親に謝って家に入れてもらった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
妹はこんな環境で
どう思って生活してたのか
疑問に思ったこともなかったけど
 
妹も人生に影響が出て
私と同じように
摂食障害になってたらしい。