こんにちは!

オランダ帰りの女子大生あつこです。


いつも旅行の紹介を記事にしているのですが、

私は
・短期留学
・長期留学(1年)
・海外旅行
・ホームステイ
など、色んな海外体験をしてきました。
その経験を元に、役に立つ情報を発信できたらな、と思っています。


ちなみにこれまでの記事はこちらから。

さて、近年日本で生活していても、海外の方と接する機会が多くなってきました。

東京のカフェで勉強していると、日本人の店員さんが英語で対応しているのが聞こえてきます。


私は日本で外国の方と話すとき、日本語で話そうか、英語で話そうか迷います。

もし英語で話しかけて、日本在住の方で日本語が堪能だったり、あるいは日本人だったりしたら外国人扱いされることが嫌かもしれないと考えるからです。


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今回は自分がオランダに住んで、外国人側になったときに何を感じたか、お話ししたいと思います。



1 話しかけられる言語

スーパーやカフェなどで、基本オランダ語でも英語でも話しかけられました。

なぜ見た目に明らかにアジア人なのに、オランダ語で話しかけてくるのか?


オランダは移民の国で、たくさんの移民が住んでいます。また、両親は白人で子どもの見た目はアジア人など、養子を取っている家族も沢山います。


見た目からではその人が外国人か、住んでいる移民なのか、はたまたオランダ人なのかは分からないんですね。


私は英語で話しかけられたら親切に感じたし、オランダ語で話しかけられてもここはオランダなので当然、という気持ちでした。


他の国で旅行中にその国の言語で話しかけられたときも同様、困ることはなく、英語で話すようにお願いするだけでした。


また、EU圏では国境の壁がない分、みんな異文化交流が日常茶飯事のように感じました。


日本は単民族国家で、日本人が圧倒的に多いので、「日本人とそれ以外」と括ってしまいがちですが、ヨーロッパは国をまたいで結婚したり仕事したりする人も多く、言葉や人種の壁が低いように感じました。


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(ちなみに写真はオランダ・ライデン)


2 やたらニーハオと言われること


海外によく行く人は経験あるのではないでしょうか。

日本で外国人見かけてヘイとかハローとか挨拶する人が居たら、個人的にはやめて欲しいです。


ヨーロッパにいて気付いたことは、自分は日本人であることにある程度誇りを持っていて、

アジア人として一纏めに括られるのが嫌いであるということでした。


中国も韓国も、見た目や文化は似ていても違う国。

どう違うの?などとアジアの国に興味を持たれるのはすごく嬉しかったですが、やたら街中でニーハオと言わることに関しては、もう勘弁してください笑い泣き


オランダでもベルギーでもありました。
ちなみに挨拶されることが嫌ではなかったので、「コンニチハ!」にはちゃんと返してました。笑



3 スシ!ワンピース!ナルト!って知ってることを並べてくる人たち

「日本人です」と言っただけで「わたしめっちゃナルトすき!」ってアニメの話になったり、「お寿司好き!」って言われたり。


これは別に嫌だとかそういう感情はなくて、たしかに私はアニメ詳しくないから会話には困るけど、


日本の文化がこんなところまで浸透してるってすごいなって純粋に感動します。


「日本」というワードだけでこんなに会話ができるこの現象は興味深い。笑


ちなみにこちら、ロンドンで人気のチェーン店「Bento」の寿司弁当。
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こちらドイツアーヘンのお寿司食べ放題🍣
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そしてこちらポーランドのカトヴィチェで食べたお寿司。(卵がペラペラなんですが…笑)
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どこ行っても寿司屋は大人気でした!


4 【番外編】日本人は英語ができないというステレオタイプ!?


海外旅行や短期留学では感じなかったことですが、特にオランダの大学に1年いてすごく感じたことでした。


この現象は厳密に言うと2種類あって、

①日本人が英語が苦手なことを知っているケース

②英語下手なだけで他のことも出来ないと見なされてしまうケース


①は問題ではありません。そう思われていても話せば挽回できます。


本当に辛かったのは、②です。

名付けて、「グループワークで使えない、能力が低いやつ扱いされる現象」笑

これは、何しても挽回できない。


確かに英語のアウトプット(つまり喋り)はネイティブ並みに英語の上手なオランダ人たちより劣ります。


けれど、英語が下手だからって、そもそものアイディアや能力も劣っているわけではないのに、そこにはなかなか目を向けてもらえない。


担当部分の原稿を書いて、他のオランダ人に内容、文法や英語の表現をチェックして貰って完璧にしてグループワークに挑んでも、

「あつこが書いたから何かダメなところがある」とでもいうような謎のダメ出し


もちろんフィードバックは謙虚に受け止めますが、他の友達(オランダ人)に「あつこのチームメイトそんなとこ指摘して来たの!?」と言われたりしたことから、「固定観念かな」と思うこともありました。


まあ他にも英語のスピーキングのテストで先生に堂々とアジア人だから発音が下手だ」と言われたり、


他のグループより内容を詰めて臨んだプレゼンも「英語が劣る」と内容を評価されなかったり、悔しいことは色々。


「日本人は英語が下手でグループワークの評定が下がるから日本人を受け入れないでくれ」って学部に直談判する現地生がいると学校側から聞きました。

露骨ー!!!笑


しかしながら、


私自身が「アジア人だという固定観念を持たれているだろう」と思うこと自体がすでに固定観念であり、固定観念をゼロにするのは難しいのです。



ただ、このように外国人側の体験をするのは、日本人だらけの日本では出来ないことで、この気付きを得ることが、海外に行くことの1つの意義だと私は思います。


そりゃあ悔しいこともあるけれど、それだって興味深い!って思えるかどうかで学びの深さが変わります。


色々盛り込みましたが、この記事が何かの役に立ちますように。


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ポーランド