睡眠不足は肥満のリスク！そのメカニズム。痩せたいなら寝よう＾＾

痩せるために、睡眠時間を削って活動している人がいたら、それは間違いです。

実は、睡眠の量や質が低下すると、肥満が引き起こされる。ということが疫学研究でも報告されています。

どうして、ちゃんと寝ないと肥満に繋がるのでしょうか？

まず、睡眠不足（だいたい6時間未満）になると、体内で、空腹感を感じさせるグレリンという物質が増え、満腹感を感じさせるレプチンという物質が低下するのです。

つまり、睡眠不足では空腹感を感じて食欲が亢進してしまうということ

また、睡眠不足だと眠かったり疲労感が強く、座りがちになって運動量が不足します。
つまりエネルギー消費が少なくなるので、これも肥満になるメカニズムの一つです。

また、睡眠時間は不足していなくても、睡眠の質の低下すれば肥満の発症に関与します。

健康な人を、深い睡眠を少なくした状態にすると、翌日の午後や夜間帯に炭水化物多い高カロリーな食べ物に対する食欲が亢進することが報告されています。

（※以上、文献：｢sleep and obesity｣　Current opinion in clinical nutrition and metabolic care　より）

睡眠不足の日は、妙に、丼とかパスタとか、甘いものをがっつり食べたくなる！という、心当たりのある人、結構いるのではないでしょうか？

私も、当直の翌日は、いつもより甘い物が食べたくなった記憶があります。
疲れてんのに、妙にお腹はすくなあ・・と思ってたんですが、なるほど・・と納得です。

そういえば、主人も当直明けの日の夜に、アイスを大量に食べてた・・・・

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さらに肥満と睡眠は逆の関係もあり、肥満の人は、睡眠時無呼吸症候群などにより、睡眠の質や量が低下しやすいのです。

そうなると、肥満 → 睡眠障害 → 肥満・・・・という悪循環に陥る可能性も・・・・

睡眠の質と量の改善が、肥満の予防に重要であることは、一般にはあまり知られていないかもしれません。

残業の多い仕事、コンビニや24時間営業のお店の増加、インターネットや深夜番組を見ながらの夜ふかし・・・・現代は睡眠の量や質を悪化させるものがいっぱい。

世界的に肥満が増加していることには、睡眠の質・量の低下も関係があると考えられています。

仕事の事情では、なかなか改善は難しいですが、テレビやネットによる夜ふかしで、万年睡眠不足・・という人は、見直してみる価値ありです。

睡眠を改善すれば、妙に食欲が出てしまって、甘いものが止められない・・・という状況から脱却出来るかもしれませんね