舞台『華岡青洲の妻』感想|夫のため?自分のため?生き方を考える | 50代からのちょうどいい生き方|自分色にReデザイン

50代からのちょうどいい生き方|自分色にReデザイン

20年の会社員を経て49歳でライフコーチへ。これまで頑張ってきた女性たちの心をゆるめ、オリジナル「生き方Reデザイン®ノート」で、人生後半を“自分色に輝かせる”サポートを展開中!人生の折り返しから、自分の価値観で幸せを選び取る女性を増やしたい!

 

 誰かのために生きる人生と、自分のために生きる人生

 

昨日、新橋演舞場で観た『華岡青洲の妻』は、

世界初の全身麻酔手術を成功させた江戸時代の医師

華岡青洲の物語。

 


でも主役は青洲ではなく、

彼を支えた母・於継と妻・加恵です。

 

嫁姑のねっとりとした静かな争いと、

(怖いセリフの応酬驚き

 

青洲の麻酔薬開発が絡み合い、

見応えたっぷりの舞台でした。

 

*新橋演舞場初上陸

 

 

 

 なんだかモヤモヤした理由

 

観ながら、

なぜか胸の奥がざわざわして…。
 

その理由を考えていて気づいたのは、

 

この二人、

自分の人生を生きていないんです。

 

於継は「息子が成功すれば私も幸せ」

加恵は「夫が成功すれば私も幸せ」
 

息子・夫に

わたしの方や役に立ったと認められたい。

 

それが、

麻酔薬の人体実験に名乗りを上げた動機

 

だから、お互いに相手より、

危険な薬を自分が飲むことに執着するのです。

 

そこには「私はどう生きたいのか?」

という視点がない。
 

それが私には、

息苦しく感じられました。

 

*売店で買った珈琲羊羹

 

 でも、それが当たり前だった時代

 

世界初の全身麻酔手術を成功させた、

は史実、

それ以外はフィクションだそうです。

 

時は江戸時代。

 

女性が自分の夢を追いかけるという発想すらなく、

 

子どもの頃は親

嫁いでからは夫に従い、尽くすことが

美徳とされていた時代。

 

有吉佐和子はそれをモチーフに

ストーリーテラーとしての手腕を

発揮したのだと思います。

 

 

*終わった後は銀座のビストロへ
 

 迷うことは恵まれてる?

 

現代の私たちは、

何になろうが、どこに住もうが、

結婚しようがしまいが、

基本的に自分で決められます。
 

でも選択肢が多いからこそ、

「これで良かったのかな?」と迷うこともある。

 

それでも、やっぱり今の時代に生まれて良かった。


迷えるって、幸せなこと。

悩めるって、自由があるってこと。

 

子どもを大切にしながらも、

自分らしく生きられる。
 

夫婦も対等なパートナーとして、

ともに助け合う。

 

もちろん、理想通りに

行かない時もあるとしても、

少なくてもその状態を目指すことはできる。

 

それは、

江戸の女性たちには

想像もできなかった生き方ですよね。

 

*ラタトゥイユが絶品でした

 

誘ってもらった観劇。

 

普段、自分では選ばない演目だけど、

こんな風に気づきが広がる。

 

やっぱり、

初体験に食わず嫌いは禁物だなぁ

とあらためて思いました。

 

観劇の感想を語り合いながら

美味しいものを満喫

 

*焼きたてキッシュ

 

*リブロースとフライドポテト

 

 

*桃とバナナのアイスクリーム

 

 

 

心もお腹も満ちる夜でした。

 

🔍 自分の軸が定まればもう迷わない!

生き方Reデザイン講座・自分探求編

講座の詳細を見る

🧭 迷いが行動に変わる!

生き方Reデザイン講座・これから編

講座の詳細を見る