庭園に足を踏み入れた瞬間
「うわぁ...近所のツツジと全然違う!」
とたまげました。
箱根・山のホテルのツツジ庭園
連休明けに友人2人と行ってきました。
100年の歴史が息づく男爵の庭園
山のホテルの公式サイトによると、
明治44年
三菱財閥の4代目総帥だった岩崎小彌太男爵の別邸時代から続く
歴史あるものだそう。
84品種約3,000株のツツジ、
それに前後して約40品種300株のシャクナゲ。
庭園の中は風が吹き抜けて、
思わず深呼吸。
新緑の青い匂いも混ざって、
都会の空気とは全然違う。
繊細な色合いに心奪われて
特に印象的だったのが、ツツジの色の繊細さ。
「赤」と一言で言っても朱色に近いもの、
深い紅、薄いピンクと様々なの!
どれも「和」
着物の色みたいに上品で、
思わず「きれい...」ってため息が出た。
花びらを近くで見ると、
蜜を吸っている虫がいたり。
普段はこんなにゆっくり、何かを観察することってない。
せわしなく生きているから。
もう、こういう非日常感が
遠出っていいよね。
植物って
遠目で観るのも、
近くで観るのもいいもんだ。
ラウンジでの至福のひととき
夜にガッツリ食べる予定だったので、
ランチは軽めにしておきましょ~ということで
ホテルのラウンジでサンドイッチを2つ頼んで
3人でシェア。
*地味派手なカップは好みのど真ん中
窓際の席からツツジ庭園を眺めながら、
優雅な気分。
ピアノの自動演奏からは「オリエント急行(古い方のヤツ)」
が流れてきてすっかり旅気分。
温かいティーカップを両手で包んでいると、
陶器のつるっとした感触が、
なんとも言えない幸せ感。
外からは鳥のさえずり。
こういう贅沢な時間、
もっともっとゆっくりしたかったけど、
次の予定があったので重たい腰を上げる。
(おしゃべりも止まらない(笑)
山のホテルは前々から
ずっと泊まりに来たいと思っているホテルのひとつ。
気づいたら60代。
そろそろ実現しなくちゃね。
年齢を重ねたからこそ分かる“良さ”
友人たちと話してたんだけど、
神社や庭園 若いころには関心がなかったのに、
年齢を重ねると好きになるのはなぜかしらね?
って。
(あなたもそんなこと、ないですか?)
あれからずっと考えていて、
わたしなりにこんな結論になったの。
見た目の美しさの背景にある歴史や文化、
あるいは人の手間とかに
価値を感じるからではなかろうか、と。
今回の庭園も、
・岩崎男爵が明治時代に思い描いた景色が、今でも残ってる
・この庭園を100年間も守り続けた人たちがいる
そんな歴史を愛でているのかなぁ。
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