母の入浴の付き添いに通院
仕事に友人との約束もどんどん入る
観たい映画もあるし
足腰元気なうちに旅行にも行きたい!
気がつけば予定で埋め尽くされた手帳を眺めながら、
ふと息が詰まる感じが...
おっと、「余白」がない毎日を送ってる自分に気づいちゃった!
あなたも同じように感じることありますか?
1. 身体が教えてくれた「余白」の大切さ
20代、30代の頃
平日は仕事、週末は予定を詰め込み、
気がつけば体調を崩して楽しみにしていた予定をキャンセル…
しょっちゅうだったんです、これ。
その時は「また頑張ればいいや」と思ってた。
「やるべきこと」「会うべき人」「行くべき場所」
そんな「べき」で埋め尽くされた毎日。
結果として体調が取り返せなくなり、退職することに。
その時初めて、「余白」の大切さを身をもって知った。
予定でいっぱいの毎日は、まるで山登りのよう。
目標を追いかけて、ひたすら前へ前へと進んでいく。
一方、川の流れに身を任せるように、
内側の声に耳を傾け、自然な流れに従う生き方もある。
いま思えば、あの頃の私には、3つの「余白」が足りなかった。
時間の余白、空間の余白、そして思考の余白・・・。
あなたの毎日には、この3つの余白はありますか?
ちょっと一緒に考えてみませんか
2.時間の余白 — 「やること」でいっぱいの毎日から抜け出す
朝、目覚めたとき。
まだ何も始まっていないのに、
「今日もあれとこれと…」と、
頭の中は“To Do”で埋め尽くされていたりしませんか?
家族のこと、仕事の締め切り、友達との約束...
折返し世代の私たちって、いろんな責任も背負ってるし、
自分のためにもいろいろやりたいし。
スケジュールが埋まっていると、
頑張っている気はするけれど・・・
それって「本当にしたいこと」なのかな?
やるべきことでいっぱいになると、
やりたいことは、見えなくなっていきます。
実践:時間の余白をつくる小さな一歩
予定のない時間を、あえて「予定」として入れる。
言うなれば、「余白とのアポイントメント」
試しにどうですか?
例えば、週に1回、2時間だけの「予定なしの時間」を
手帳に書き込んでみる。
「何をしてもいい」
「何もしなくてもいい」そんな時間。
わたし自身、入れても守れないこともあるけど、
それでも意識が変わります。
この「何もしない」と決めた時間が、
疲れた心と体を回復させる贅沢タイム。
3.空間の余白 — モノが多いと、心まで詰まる
暮らしの中には、無意識の“ノイズ”がたくさんある。
たとえば、引き出しを開けて
「このボタン…なんの服のだったっけ?」ってつぶやく。
5年くらい前から同じ場所にあるのに(笑)
仮に買った収納ケース。
とりあえずの小皿や、もらい物のマグカップ。
…いつの間にか、当たり前の顔をしてそこにある。
(助っ人のレギュラー化って呼んでます。)
長く生きていると、
若い頃の思い出、親からの受け継ぎ物、
お子さんのいる方だと子どもの使ってたもの...
色んな「時代のモノ」が同居しがち。
全部大切にしたいけど難しいよね〜。
でも、毎日目に入るものが
ほんとうに「今のわたし」にふさわしいかどうか・・・
そこに、心のゆとりは宿ると思うのです。
実践:空間の余白をつくる小さな一歩
たった15分でいいので、
目につく場所のモノを3つだけ見直してみませんか?
「本当に今の私に必要?」
「使っている?」
「見ると嬉しい?」
—この3つの質問で、手放せるモノを見つけてみましょう!
4.思考の余白 — 情報に埋もれず、私に戻る
「考える暇がない」という声、よく聞きます。
でも実は、「感じる暇がない」のかもね。
親の介護、仕事、家事の合間に、
つい気分転換のつもりでスマホを手に取る。
SNSをチェックして、気づけば1時間経っていた・・・
そんな日、ありませんか?
情報は便利だけれど、そのぶん、知らず知らずのうちに
“誰かの価値観”に飲み込まれてしまうことも。
「こうあるべき」「みんなこうしてる」というメッセージに、
いつの間にか縛られてるんですよね。
実践:思考の余白をつくる小さな一歩
朝起きて最初の10分、または寝る前の10分、
スマホを見ない時間をつくってみる。
その代わりに、窓の外を眺めたり、お茶を飲んだり。
画面を閉じて、手を止めて、
「いま、私、なに感じてる?」と、自分にきいてみる。
その時間が、“自分を取り戻す”ための時間になります。
余白を取り戻す3つの問いかけ
いきなり生活を変えるのは難しいもの。
まずは、こんな問いかけから始めてみませんか?
- 「やらなくては」と思っていることは、本当に必要なこと?
- もう役目を終えたモノ、手放していいモノは?
- 今取り込んでいる情報の中で、本当に必要なのはどれ?
まずは、問いを立ててみる。
すると、不思議なくらい、
今の自分に合っていないものが見えてくるから。
余白を作ることは、まさに生き方のReデザイン。
「明日が来るのが楽しみになる生き方」へと 少しずつ、
でも確実に変えていくプロセスなのです
わたしの場合
私は、まず“モノ”から見直しています。
妥協して使っているモノ、なんとなく残っているモノ。
さっき言った“レギュラー化”しているものがたくさんある!
真のレギュラーの選択基準を決めるのは
「これが、今のわたしにふさわしい?」
お気に入りだけに囲まれた暮らし・・・。
それが実現したらどんな気持ちなんだろう。
(憧れの遠い目)
空間も時間も心も「余白」たっぷりの日。
私もまだまだ「余白づくり」の途上。
予定も詰め込みすぎだし。
完璧にはほど遠いです!
一緒に、小さな一歩から始めてみませんか?
今日の問いかけ
あなたは、余白をつくるために、まず何を手放しますか?
「朝の5分だけスマホを見ない」
「引き出しの中の1つだけ整理する」
そんな小さな一歩が、
あなたの心と時間の余白を少しずつ広げていくはずですよ~。
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