6月から不登校になった中2娘のお話
前回のブログはこちら
クラス替えをきっかけに学校に行けない娘を前にして
私にドーンと持ち上がった課題が
『夫と意識を合わせる』
という難題・・・
先輩不登校ママ達から聞いて知っていたのが
不登校の娘をどうこうしようと思わないこと
まわりが変われば本人が変わること
他人を変えようなんて思わないこと
無理やり学校に行かせようとしないこと
不登校はエネルギーが不足しているから充電期間と思うこと
だから私が変わることが一番
ということは
娘に対して何もアクションしないこと
ほら起きなさいよ
ほら遅刻するわよ
という言葉のシャワーをSTOP!
しかしその
『何もしないこと』
を夫と共有するのことが
実は一番ハードル高かった・・・
数秘や逢意®を学ぶ前
とにかく分厚い
『いい子ちゃん』の仮面をかぶっていた私
まだまだその仮面が残っているわけさ
そんな私は
夫から
良い母親だと思われることが
妻である自分への評価だと思っていた
■良い母とは学校に行かせる母
■良い母とは成績UPさせる母
■良い母とは・・・
これね
すべて私の妄想
なわけよ
夫はそんなこと思ってないってこと
頭のどこかでわかってる
でも私は夫に対して
ちゃんと自分の考えを伝えてこなかった
口を開いて否定的な言葉を言われるのがイヤだった
夫はね
真面目なの
例えばテレビを見ている時に
「このタレントさんの言い方嫌だねぇ。」
と私が言ったとする
すると
「いやーでもこの人も良かれと思ってるんだよー。」
という返事が来る
これって普通の会話に聞こえるけど
ネガティブで悲観的な私が聞くと
脳内で変換して
『なんでそんな風に受け取った?
普通こう思うでしょ。おかしいよ。』
に聞こえる
そこまで言われてないのにね
いったん
「そうだよね」
という一言があるだけで全然違う
男性の
『問題を解決したくてたまらない脳』
がこういう発言になるのだと理解していても
私の心は晴れない
ということでずーっと
『良い母』
を演じようとしていた
夫から反論できない状況を作り出さないといけない
そんな風に思ってガチガチになってた
そりゃ娘も動けなくなるわけだよ
ここが今回の乗り越えたい壁
私に娘が与えてくれた大きな試練
娘に何もしないなんて
夫は考えられない
夫は
不登校の娘の問題を解決しなければならない
不登校の理由を聞きださなければならない
すぐにとりかからないと取り返しがつかない
と思っていた
なので
あえて何もしない私は
夫にとって『ありえない』状態
私はこの不登校は
娘の精神的成長のスタートだと思っていた
夫はこの不登校が
娘の不安な精神状態の末期だと思っていた
これ真逆でしょ
ここを何度も話し合って
娘の精神状態はそこまで悪くないこと
思春期の女の子っていろいろ考えていること
私も同じ年の頃は同じように思っていたこと
家には娘がいるから外で会話したり
LINEで会話したり
たくさん会話した
それでもまだ納得いかない夫
職場で鬱になっていく大人たちを
毎日のように見ている夫だから
心配がふくれ上がる
わかるよ
わかるけど
たくさんいろいろ経験した大人の考えと
まだ思春期でこれから経験して成長する子どもと
基準は変えていこうよ
それでもまだ納得がいかない夫
結果
私と娘が近くの思春期クリニックにて
カウンセラーさんとの面談に行ってきた
その報告を受けて
やっと夫はトーンダウン
このカウンセリングの話はまた別の機会に
思春期不登校の娘と行ったカウンセリングで判明した娘の本音
でもまだ心配エネルギーを娘に送り続けて
自分の固定観念をくずせないでいる
夫はすごくやさしい人なんだ
私は夫を世界一やさしい人だと思っている
やさしいがゆえにいろいろやってあげたい人
なんだよね~
『僕は何をしたらいいのかわからない!』
だから
『今は何もしなくていいんだよ』
と伝えてがんばって抑えてもらっている
何もしないって
すごく難しいこと
それでも
ここ数年こんなに話したことがないってぐらい
夫婦の会話が増えた私達
私と夫の空気感は格段に向上
相手の顔色をうかがうことがなくなり
私はとても自由に過ごせるようになった
それは敏感な娘には明確に届いていて
夫がいても家の中でめっちゃくつろぐ娘
そこには
学校に行かないから肩身が狭い
という意識も無い
『ママが何も言わなくなった』
ということが
娘の心を軽くして
家の中が心地よくなって
それで自然に学校へ行ける日も出てきた
娘に対して何も言わなくなるためには
夫との会話を増やすこと!
結果
夫婦の風通しが良くなるし
会話が増えて意識のずれもなくなるし
意見の違いはもちろんあるけど
その違いを認められるようになる
そして
母の横や父の横で
リラックスしている娘を見ること
この幸せったらないわよね