どんな どんな気持ちなんだろう
ずっと 小さいハコでライブをしていて
ひとりになったり 新しいメンバーになったり
そして あのステージに立つ
同じ年数を生きている 彼。
あぁぁ
Zepp Divercityで あの武道館発表の場にいて
ツバ九郎の写真を撮ってから笑、
あっという間。
しかも 春ウララから 一年、なんとあっという間。
この 新学期 緊張しまくり神経張りつめまくりの日々で
必要な二日間。
この時期に二日間お休みをいただくために、色んなものを犠牲にしましたへろへろ笑
ちゃんと得るために失う、わかっていた。
こんなに、こんなにすごいセトリで
また明日は違うセトリなんて
どうなっちゃうんだろう。
うん、セトリは異なるそうですが
明日もあるのでネタバレ注意ですー!

■セトリ~セットリスト~
01. 左耳
02. SHE IS FINE
03. 蜂蜜と風呂場
04. あの嫌いのうた
05. マルコ
06. チロルとポルノ
07. ラブホテル
08. グルグル
09. グレーマンのせいにする
10. 傷つける
11. 風にふかれて
12. ごめんなさい
13. 火まつり
14. バイト バイト バイト
15. HE IS MINE
16. 身も蓋もない水槽
17. ウワノソラ
18. 社会の窓
19. 憂、燦々
20. オレンジ
En01. イノチミジカシコイセヨオトメ
En02. 手と手
w-en01. 寝癖
w-en02. ねがいり
■ライブレポ~
6分くらいで暗転して
メンバーひとりずつステージに出てきて
最後に世界観氏。
スクリーンに コンビニのバイト君の映像が流れる笑
バイト君、おもてを掃除してきます~ってふりして
スマホチェックしたら 「クリープハイプはこの度レコード会社を移籍で~」
バイト君「え!どうすんだよ!それ1曲目じゃねぇだろ!」
と、やりだした曲に突っ込む笑
映像が終わり、
世界観氏
「やりますか。クリープハイプはこの曲から始まったと思っています」
01. 左耳
きょぉぉ!武道館でいきなり左耳!
どうしていいかわからない!笑
お客さんもメンバーも緊張していたよね笑
02. SHE IS FINE
何度聴いても クセになるなぁ。
とある友人が
「クリープハイプが売れたのは、あの前奏のインパクトが大きいと思う。
どの曲も、おぉ!これ!ってイントロ。」
と言っていたけど あぁ、なるほど
確かにどの曲も イントロの破壊力。
でも多くの人に支持されたのは、他の理由が大きいとわたしは思う。笑
03. 蜂蜜と風呂場
わぁ!グッズの感じから やってくれると思っていたけど笑
まさかの3曲目。
先日のわたし「はっちっみっつーみたいなー」
友人「それあかんww」
↑そういう話の時に、クリープファンにしか伝わらない。笑
04. あの嫌いのうた
「この前、“尾崎世界観”で検索したんだけど…笑
なんか、勝手に色んなこと書いてあって。
“もう良い年頃なので、彼女が出来ても良いでしょう”みたいな」笑
武道館でも聴けるなんて。
今回は「帰って来たよ」はありませんでした!
これもねぇ、こんなに 嫌いを連発しているのに
だからこそ きらきらしているよね。
05. マルコ
「もう、年寄りになってしまって
呼びかけても あまり反応しなくなってしまったけど、
世界で一番可愛い犬の唄を歌います」
段ボールの宇宙船に乗って
我が家にやってきた君を。
わたしも毎日 実家の犬ちゃんに会いたくてたまらないので
こういう曲、たまらん。
06. チロルとポルノ
“毎日毎日働いていたら あなたの名前の漢字を忘れた”
このフレーズが、何度聴いても好きなんだ。
ここまでの序盤、ファン好みの選曲で素敵だったなぁ。
歴史を感じた。
07. ラブホテル
そして夏のせい(゜ω゜)!
“そんなつもりじゃなかったんだけどとか 今更言われても困るよとか
今更言われても困るよ”
こんな表現、いちいち天才だと思う。笑
ラストサビ前で
「夏のせいで武道館まで来ちゃったよ、
夏のせいじゃないか(笑)」
08. グルグル
「初めてやる曲です。
インディーズの時の曲なんだけど、
ここでやるしかないと…
一生懸命練習しました」
おぉ!グルグル!
中盤も、いちいち選曲が素敵。
09. グレーマンのせいにする
カオナシ氏のもしゃっとした感じと
あのゆるいかわいいファッション、いちいち素敵。
今日は13って書いてある服だった…笑
10. 傷つける
「今日は、色んなバンドの友達も来てくれていて。
友達そんな多くないんだけど…
なんかいまだに タクシーのメーターからは目が離せないし、
ツタヤに行っても 新作は借りられないし(笑)、
今日も “エキストラ募集”みたいなメールが来たし。
昔登録したんだよね、TVの観覧とかやってお金もらえるっていいなーと思って。
武道館の日に来なくてもいいよなぁと思うんだけど(笑)」
まだまだそういう抜けられないところがあって、
でも、忘れられないこととか そういう大事なものとか、
友達にも伝わればいいなって思います、とかそういうMCだったような。
傷つける、は やっぱり特別だよね。
あの映画を思い出してしまうし。
自分の事ばかりで情けなくなるよ、
そんな日々を 最近も わたしも過ごしていたよ。
けれど 世界を変えるまで 歌い続けるよ その気持ちを。
11. 風にふかれて
ふぁぁ泣ける。
ゆれるゆれるゆれる。
生きる生きる生きる。
「ばあちゃんが、いつもライブに来てくれていて
武道館も楽しみにしてくれていたんだけど、
3月に亡くなって。
間に合わなかったのが心残りで…
いなくなっちゃえばいいのにと思う奴が増えたりして、
いて欲しいひとがいなくなってしまって。
でも、今日ここに、いて欲しいひとたちがこんなに来てくれていること
有難いと思います。
いなくならないでくださいね」
その いなくならないでくださいね、が
とても耳に 心に残って 泣けた
色んな夜に あなたたちの音楽は
側に居てくれたんだよ、
いなくならないよ、って
思っている ここにいること 伝わればいいな
ずっと続きそうな日々ほど
本当は終わりがあって
色んなことが変わっていく
気持ちもきっと変わっていく 知っている けれど
いなくならないでね
あなたも
クリープハイプも
あいつも 君も
12. ごめんなさい
ふぉぉ!レア曲!きゅん
13. 火まつり
カオナシ氏、滑舌がアレで最初何いってるかよくわからなかったけど笑
おぉ、火まつり!
ステージで火がボーボー燃えていました。かっこいぃー
バイト君の映像が流れる。
兄がコンビニに買い物に来て、
バイト君「せっかく兄貴に金借りたのに…」
「武道館二日あるんだからどっちか休めばいいじゃん、
仕方ないじゃん、クリープハイプも大人なんだから色々あるんだよ」笑
そしてビールを買うシーン。
14. バイト バイト バイト
結構救いようのない世界でいて、
でも現実って本当はこういうことがほとんどで。
きらきらと ずっと一緒に居よう、とか 夢は叶うよ、とか
そういう曲が必要な時もあるだろう、必要なひともいるだろう、
でもわたしには 本当の意味でリアルだからこそ
ちゃんと哀しみに向き合える、救われる
でも人への愛しさをちゃんと感じられる
だから彼らの音楽が必要だったんだな、と しみじみ思いました。
「後半戦、盛り上がる曲を集めております~
でも、出来るかなぁ…どうする?難しい?
カオナシ次第だから任せるよ」
焦らしておいて、あの前奏を弾くカオナシ氏!きたこれ
15. HE IS MINE
「武道館はねー、色々厳しいらしいんですよ笑
言っちゃいけない言葉とかあるらしいんですよ。
わかってますね?みなさん お願いしますよ」
かーらーのー、
あのコールの時に パーンとこの日一番明るい照明で客席全部が照らされて(笑)
いやー気持ち良かった!!笑
大変よくできました~も聞けました。ふへへ
16. 身も蓋もない水槽
うひょひょ~大好き。
これも前奏から素晴らしい。
バイト編だからこそまた、良いね!
17. ウワノソラ
これもやっぱり前奏からふぉぉぉ
やる気ないなら辞めてくれ~さすがバイト編 笑
18. 社会の窓
わー!二日目しかやらないかもと思っていた曲だから
うれしい!
やっぱり最高です。
この曲が出されたタイミングも 表現の仕方も含めて、最高です。
19. 憂、燦々
毎回、前奏に入る前のアレンジが微妙に違って
なんだろう~と思ったら うわぁゆうさんさん!
やっぱり泣けちゃう。
去年の夏、自転車であの駅に向かいながら
いつまでも続かない日々だと 分かっていながら
何度聴いたかわからないよ。
映像。
さっきの続きで お兄さんが話しかけているのに
バイト君、鼻歌ふんふん。「ちょっと待って、今メロディ降りて来てるから」笑
お兄さん、あきれて「お釣りはいいから」帰る。
バイト君、バックヤードに行ってギターを取り出す。
上司さんに「○○くん、音楽もいいけど仕事してよ~」と注意される。
バイト君、こそこそコードを弾きだすダメ男くんっぷり。
メロディを弾き始めて気づく
「ふんふふふ~♪ あ、これ、オレンジだ」 笑
20. オレンジ
「本物を歌います」
こんなにも まっすぐで あたたかい光に包まれていて。
まさに、オレンジ。
En01. イノチミジカシコイセヨオトメ
「4月の平日って、大変だったでしょう?みんな。
野球観に行っても、4月ってほとんどお客さんいないもんなぁー
平日は特に。みなさん、来てくれてありがとうございます」
すごいなぁ
いわゆるビッグなアーティストの方々は、
一般庶民にとっての 4月の平日特有の慌ただしさ大変さ、
にMCで触れないんじゃないかな、忘れていることが多いんじゃないかな、と勝手に思ってしまった笑
どっちが良い悪いじゃなく、すごくやっぱり、彼はわたしたちの生活に近いひとの話だなぁと。
「最初の映像で、これは1曲目にやるもんじゃねぇよって言ってたけど、
その曲をやります」
わー!まさかのイノチミジカシ!
これも前奏からたまらん(そればっかり笑)
明日には 変われるやろか。
ここに居るお客さん全員と クリープハイプの
しあわせを願わずにはいられなかった。
En02. 手と手
くぉー
手と手まで今日やってくれるなんて!!
本当のことを言えば毎日は…
いちばん わたしの気持ちを言い当てているのは
実はこの曲なんだと思う。
そんな毎日を実は生きている。
もういらないよ。君の他には何にも。
w-en01. 寝癖
わーいダブルアンコール!
「新曲やります。
まだ聴いたことないでしょ?
お前ら、また社会の窓みたいな曲だろうと思ってんだろ(笑)
大丈夫、もっとスマートに闘います(笑)
まだ色々大変でー、もう二度とレコード会社は移籍しません」笑。
ねちねちしすぎず かしこまりすぎず、でもすぱっと、
そういう風に話してくれるその姿勢が好きだ。
そしてこの新曲、
歌詞が素晴らしかった。
発売前の曲の歌詞を わたしは書けませんが
寝癖から始まって、気持ちに絡めて、
また髪と絡めて将来までさぁー!素敵です。
すんごく、ささやかな日々の生活に寄り添った世界のはずなのに
演奏は ビルの連なる街からスパーンとあらゆることを見下ろしているような、
そんな潔さだったのも印象的でした。
お客さんに 今日のそれ寝癖―?ときかれ
ため息をつく世界観氏 笑
「(パーマ)一回じゃかかんなくて二回かけたんだからー
またこいつ調子乗ってるとか書かれちゃうかなー苦笑
(お客さんの 気にしないでいいよー!との声に)
気にするよー、気にするからこんな曲が書けるんだよ」
なるほど…
敏感さも憎しみも隠さないのが 彼の素晴らしさだ。
w-en02. ねがいり
「今のメンバーになってから、5年。
バンドを始めてから、12年13年…
武道館でやれるなんて思ってなかったけど…
ずっと、下北のライブハウスでやってて、
お客さん5人とかいなかったりして。
事務所の社長が、“武道館で出来るよ”とずっと言ってくれていたけど
本当に出来て。やってよかったと思います。
社長が 出来るよ、武道館で歌いなよとずっと言ってくれた
インディーズの曲を歌います」
これをここで歌って、
寝癖のCDに収録することは
意味があるなぁー、と 勝手に思いました。
ここからまた、新しい始まりだからこそ。
テープパーンとかも 派手な演出もセットもなくて。
あんなにシンプルな武道館のステージを
初めて観たかもしれない。
だからこそ セトリの素晴らしさが
今までの想いと 今のファンへの思いが
じわじわ伝わってくる 良いライブでした。
ありがとう。
ちゃんとフライヤーが
16日バージョン。ふふ

