概要

金融窓口サービス技能検定は、職業能力開発促進法に基づく国家試験。

(一社)金融財政事情研究会が年3回試験を実施しています。

 

試験は1級、2級、3級に分かれており、学科試験と実技試験に通ると合格です。

1級、2級は実務経験等の受験資格が必要ですが、3級は誰でも受けられます。

そこで、今回は手始めに3級を受けてみることにしました。

 

対策

テキストは市販されていません。

以前は数社から出版されていたようですが、マイナー試験のため売れ行きが悪いのか現在は絶版になっています。

ただ、過去問についてはきんざい教育事業センターが公式の精選問題解説集を出しています。

学科と実技で2冊に分かれており、それぞれ2,000円で買えます。

 

テキストが無いのは困りものですが、ネットでは過去問だけで受かるという意見が大多数。

私も過去問(先程の精選問題解説集)だけで挑むことにしました。

 

ここ最近は金融法の大改正は無さそうだったので、1,2年前のものでも問題無いはず…

そう考え、節約のためヤフオクで1年前のものを2冊で1,000円で買いました。

新品でも2冊買うと4,000円と高いですからね…💦

 

あとはひたすら読み進めるだけ。

FP2級と金融コンプライアンス・オフィサー2級を取得済みということもあり、予備知識のおかげでスイスイ読み進められました。

2冊とも2周したところで試験日到来です。


受験(2019.01.27)

2019年初の資格試験の受験になります。

会場は幕張メッセ国際会議場。

この日、すぐ隣の幕張メッセでは次世代ワールドホビーフェアと闘会議が開催されており、駅から会場まで激込みでした💦

遊びに行きたい気持ちを押さえつつ、試験室に入室。

 

午前は学科試験。択一式40問を2時間で解きます。

3択なので解きやすいうえ、過去問と似たような問題が多いので楽勝です。

45分ほどで解き終えてザっと見直し、試験開始60分後に退室しました。

 

午後の実技試験に備えてカロリーメイトを食べながら最後の仕上げ。

外からは駅からイベント会場まで誘導する拡声器の声が聞こえてきます。

ああ、遊びに行きたい…

 

午後になり実技試験が始まります。

実技は択一式20問を60分で解きます。

こちらも学科同様3択なので解きやすく、20分ほどで解き終えました。

実技は学科と違って途中退室できず時間が余るため、いつもに増して念入りに見直しをしました。

 

60分経過し試験終了。この時点で14時半。

イベント会場を覗きに行こうかと思ったのですが、寝不足で疲れていたこともあり、近くのイオンモール幕張新都心で食事して帰路に就きました。

 

自己採点

この試験の良いところは、試験日の夕方に公式解答を発表してくれること。

帰宅して自己採点したところ、学科は33/40問、実技は16/20問正解でした。

 

どちらも8割取れていて一安心です。

7割正答で合格なので、これなら大丈夫でしょう。

 

合否発表

試験から1か月半ほどで結果が届きました。

A4が入る大きさの封筒に、厚紙が入った感触。

開けてみると…

無事に合格。A4サイズの合格証書です。

得点も同封されており、学科は82点、実技は80点でした。

どちらも自己採点通りですね。

 

ちなみに今回の3級の合格率ですが、学科は44.11%、実技(テラー業務)は61.64%でした。

難易度は概ね例年並みだったようです。

 

感想

2019年初の資格試験でしたが、白星スタートを切ることができました。

試験の感触として、FP3級程度の知識があれば過去問を少しやるだけで合格点は取れると思います。

FPの学習内容と重なる箇所が多いので、FP取得後に何を取ろうか迷っている方にもオススメの資格です。

概要

豆乳資格検定は、日本豆乳協会が実施・認定する民間の資格試験。

試験は年1回、12月上旬に実施されており、東京、大阪、名古屋で受験することができます。

豆乳資格検定は以下の3種類あり、いずれも受験資格は不要です。

 

①豆乳マイスター

対象は豆乳愛飲者や調理、栄養学を学ぶ学生。

受験料は3,000円。

 

②豆乳マイスター"プロ"

対象は豆乳マイスター合格者や上級の豆乳愛飲者、豆乳関連の職業従事者。

豆乳マイスターの上位資格。プロというだけあって専門的な出題が多いとか。

受験料は5,000円。

 

③豆乳マイスターS

対象は高校生、専門学校生。

主に学校内で団体受験する試験らしいです。

受験料は500円。

 

出願・対策

私はもともと豆乳が好きで、コーヒーに豆乳を投入してソイラテにして飲んだりしています。

そんな中、豆乳に関する資格があることを知り、受けてみたいと思いました。

 

豆乳マイスターと豆乳マイスター”プロ”、どちらを受けようか迷いましたが、まずは無難に豆乳マイスターを受けることにしました。

出願期間内に豆乳資格協会事務局に受験したい旨をメールで伝え、指定された銀行口座に受験料を払い込むと出願完了です。

 

あとは試験対策です。

この試験は超マイナーゆえ受験対策用の参考書等がありません。

日本豆乳協会のHPに公開されている模擬試験問題を印刷して勉強に使用しました。


受験(2018.12.08)

東京会場は青山タワービル内の貸会議室でした。

エレベーターの前には案内の看板が。

受付で本人確認を済ませ、入室します。

東京会場での豆乳マイスターの受験者は17名で、男女比は半々でした。

”プロ”の受験者もいたようですが、別室での受験だったようで人数は分かりませんでした。

 

試験の冒頭、まず事務局長からご挨拶。

受験しに来てくれたことに謝意を述べられた後、「マイスターは受ければ大体受かるようになっている。来年は是非”プロ”を受験してほしい」という趣旨のお話をされていました。

この試験、合格率や合格ラインが公表されておらず少し不安だったのですが、大体受かると聞いて安心しました。

ネット上では「合格ラインは8割」という情報もあったもので…💦

事務局長の話しぶりからすると、少なくとも半分取れていれば合格は貰えるのではないかという気がします。

 

事務局長のお話しが終わり、試験開始です。

試験は4択のマークシート式で、1時間で50問を解答します。

問題の約8割は協会HPの模擬試験問題で解いたことのある問題だったので余裕でした。

なお、問題用紙に直接マルを記入していくため、持ち帰ることはできません。

 

20分ほどで解き終え、ざっと見直して退室しました。

試験室を出たところで係員の方からお土産を頂きました。

 

家に帰って広げてみると…

日本豆乳協会発行の「ソイミルクニュース」と、豆乳を使ったレシピ集。

そして豆乳のイラストが描かれたトートバッグが入っていました。

1リットルの豆乳飲料を2本入れるのに丁度いいくらいの大きさです(笑)

 

合格発表

試験から1か月ほどで結果が届きました。

気になる結果は…

無事に合格でした。

 

それにしても… あれ、合格証書だけ?

「合格者には合格通知後にピンバッチが送られます」とHPに書かれていたので楽しみにしていたのですが、バッチは同封されておらず。

別便で後日発送なんでしょうかね。

気長に待ちたいと思います。

 

認定証とピンバッチが到着(追記:2019.03.29)

認定証とピンバッチが届きました。

今回ピンバッチのデザインを変更したため送付が遅れてしまったとのこと。

認定証は名刺サイズの紙にラミネートしたもの。

ピンバッチの方は百円玉サイズでメタリック製。

付ける機会は無さそうですが、可愛いデザインなのでコレクションにするのも良いかと思います。

 

感想

趣向を変えて娯楽性の高い資格を取ってみましたが、気分転換にはいいですね。

大豆の銘柄や、効能、国内外での消費量など、体系的に学ぶ良い機会になりました。

国産米の銘柄は「あきたこまち」や「ササニシキ」など誰でも聞いたことがあると思いますが、

「トヨコマチ」「ユキホマレ」など、国産大豆の銘柄を知っている人は殆どいないのではないでしょうか。

未知の事柄が多く、勉強していて楽しかったです。

 

大豆に関する資格としては、他にも「ソイオイルマイスター検定」というものがあるようです。

これはアメリカ大豆輸出協会主催で、合格者はアメリカ大使館で表彰されるとか。

こちらも面白そうなので、都合がつけば受けてみたいと思います。

概要

小論文検定はNPO法人現代用語検定協会が実施する民間の資格試験。

実社会で求められる「論理的思考力」や「批判的思考力」、「提案説明力」の育成を目的にした検定で、文章の一貫性、構成力、説得力、表現力をもとに一人ひとりの論作文能力を判定すると同時に、現代社会に対する理解力や感性を育成することを目的にしています。(公式HPより)

 

この試験は会場受験も選べるようですが、基本的に在宅型の試験です。

受験申請すると原稿用紙が送られてくるので、テーマに沿って小論文を書き、期限内に郵送すると小論文の出来に応じて級の合格証書が届くというものです。

 

試験は社会人~大学生向けのマスターコース(1級、2級、3級)と、大学生~高校生向けのスタンダードコース(4級、5級、6級)があります。


【受験料】
マスターコース…3,780円、スタンダードコース…3,240円

【合格基準】

内容、表現、表記・条件の3領域をA、B、C、Dの4段階で採点。
各領域の採点結果を合計し、総合評価を算出します。

マスターコース、スタンダードコースともD評価になると不合格となります。

 

【受験者数・合格率】

非公開

 

出願するまで

小論文検定という資格試験自体は前から知っていたのですが、在宅型の試験はあまり好きではないので受けずにいました。

やはり会場受験の独特の雰囲気や適度な緊張感を楽しみたいもので…

 

ただ、考えてみれば自分は今まで小論文とは無縁であることに気づきました。

大学受験や就職活動でも論文を書く機会はありませんでしたし…

そこで、腕試しに受けてみることにしました。

 

コースはマスターとスタンダードがありますが、私は社会人なのでもちろんマスターコースを選択。

郵便局で受験料を払い込んだら、原稿用紙が送られてくるのを待ちます。


自宅受験

協会から原稿用紙が送られてきました。

今回のマスターコースのテーマは障害者雇用について。

 

①障害者雇用についてどう考えるか

②障害者雇用を実現していくために職場環境をどのように整えればよいか

以上の2点を1,200字にまとめるというものでした。

 

前述の通り私は小論文のド素人なので、まずはネットで小論文の基本ルールや型について調べました。

 

小論文は様々な書き方があるものの、

「主題の提示(問題提起)」→「主題の証明(理由説明)」→「主題の再提示(まとめ)」

この型に沿って書けば初心者でも大失敗することはないようです。

 

結構時間はかかりましたが、上の型に流し込んで何とか1,170字程度にまとまりました。

あとは郵便ポストに投函して結果を待つだけです。

 

結果到着

投函から1か月ほどで結果が届きました。

気になる結果は…

2級合格でした。

「ひょっとしたら1級かも…?」なんて甘い期待を抱いてたんですが。

まあ、初心者にしては上出来だと思っています。

 

合格証書だけでなく検定評価表や講評も送ってくれます。

講評でも指摘されている通り、確かに結論部の詰めが不十分でした。

主張を再度持ってきて締めるつもりだったのですが、新たな情報を持ってきて提示してしまったんですよね…

 

ただ、それ以外は結構高く評価してくださっているみたいで嬉しいです。

「表現」「表記・条件」ともA評価なので、あと一歩で1級だったのかも?

 

感想

とても良い試験だと思います。

提出した原稿用紙は赤ペンでコメントが付されて返却されるのですが、「ここはこうした方がいい」「ここはもう少し簡潔に」など結構ビッシリ書かれます。

3千円ちょっとでここまで細かくフィードバックしてくれるなんて凄いです。

(私の稚拙な小論文を見られるのは恥ずかしいのでアップはしませんが…💦)

 

社会人だけでなく、小論文受験を控えた高校生にもオススメです。

小論文模試のように順位は出ませんが、資格を1つゲットできます。

AO入試などで資格をアピールできるかもしれませんよ。

 

さて、小論文とブログでは書き方が全然違ってきますが、今後も読み手にとって分かりやすい記事を書くよう心がけて参ります。

概要

金融コンプライアンス・オフィサー認定試験は、日本コンプライアンス・オフィサー協会が実施する民間の資格試験。

金融機関行職員等が資質として備えておくべき法令等に関する知識や、倫理観・社会的常識等の習得程度を測定するための試験です。(公式HPより)

 

試験は1級と2級があり、年2回実施されます。

1級は記述式で10題、2級は4肢択一式で50題出題されます。

どちらも6割取れれば合格です。

 

さて、1級と2級のどちらを受けるかですが…

1級は記述式で若干ハードルが高いかなと思い、2級を受けることにしました。

 

対策

経済法令研究会から公式テキストと過去問題集が出版されています。

ただ、ネットでは過去問のリピート率が高く、過去問だけで受かるとの意見が多数。

 

そこで、テキストは買わずに過去問だけで対策することにしました。

過去問も定価で買うと2,700円と高いので、ヤフオクで1年前のものを1,000円で購入しました。

 

当初はコンプライアンスの試験なんて常識で解ける問題ばかりだろうと高を括っていたのですが、過去問を見ると常識問題は思ったより少なく、「浮貸し」「導入預金」「仮装払込」など、聞きなれない専門用語が多く面喰らいました。

 

それでも、試験は毎回焼き直しばかりなので、要点だけ押さえればまず受かるだろうと感じました。

 

さて、過去問を1周したところで試験日到来です。

 

試験(2018.10.28)

会場はセミナーハウス クロス・ウェーブ幕張。

JR海浜幕張駅から徒歩3分ほどのところでした。

銀行業務検定とホスピタリティ検定も実施していました。

 

金コン2級は20代・30代の受験者が多い気がしました。

男女比は半々くらいでしょうか。

 

さて、試験官から諸注意があった後、試験開始です。

9割くらいは過去問の焼き直しなので、バッサバッサと解き進めます。

それでも50問あるので、解き終えるのに1時間ほどかかりました。

簡単に見直した後、途中退室しました。

 

試験から3日後、公式HPに解答がアップされます。

自己採点したら50問中44問(88%)正解でした。

30問正解で合格なので余裕ですね。

 

合格発表

11月30日に検定試験運営センターから封筒が届きました。

開けてみると成績通知書と認定証書が入っていました。

今回の2級の合格率は76.4%で、例年並みだった模様。

得点は自己採点通り88点でした。

 

成績通知書には全体の席次(順位)も載っています。

全体受験者5,056名のうち席次が224位というのは、上位5%に入り込んでるってことですね。

金融従事者でもない素人の私が、過去問を1周読んだだけで上位5%というのも何だかおかしな話ですが…

 

感想

前述の通り過去問の焼き直しが多いので、過去問を1周すれば余裕で受かる試験です。

繰り返しますが過去問さえあればよく、テキストは不要です。

もし分からない用語がでてきたら、その都度ネットで調べれば十分です。

 

金融機関の職員など、予備知識のある方は、無勉でも何とかなるかもしれません。

手っ取り早く簡単に取れる資格なので、金融機関志望の就活生にもオススメです。

 

コンプライアンス系の資格試験は他にも様々な団体で実施しているようなので、暇を見つけて挑戦していきたいと思います。

概要

採石業務管理者は、採石法に基づく国家資格。

採石業を行う者は、採石業の災害防止に対する自主的管理体制を整えるため、事務所ごとに採石業務管理者を置かなければなりません。

 

試験は例年10月の第2金曜日に実施されます。

試験科目は「法令」と「技術」に分かれており、いずれも4択のマークシート形式です。

 

「法令」は10問出題され、全問必答です。

「技術」は必答問題5問と選択問題10問が出題され、選択問題は10問のうち5問を選んで解答します。

 

「法令」「技術」とも7割取れていれば合格ですが、

都道府県によっては合格基準を公表していないところもあり、「6割得点でも合格した」という話もチラホラ聞きます。

問題は全国統一なのにおかしな話だとは思いますが…

 

対策

超マイナー資格のため、書店では参考書を置いていません。

日本砕石新聞社がテキストと過去問を販売しているので、それを買って対策しましょう。

 

テキストも問題集も3,000円と高いので、私は6年前のものをヤフオクで安く買いました。

採石分野は法改正が殆ど無いので、最新版でなくても全く問題ないです。

 

「法令」も「技術」も出題パターンが決まっているので、過去問を繰り返しやれば合格点は取れるはずです。

 

特に「法令」は出題のバリエーションが少ないので満点近く取れるはず。

「技術」は範囲が広いので大変ですが、必答の5問はできるだけ落とさないよう万遍無く学習し、選択の5問は確実に点が取れそうなものを選んで解答しましょう。

 

さて、テキストと過去問を1周ずつ読み込んだところで試験日到来です。

 

試験当日(2018.10.12)

試験会場は千葉県庁南庁舎。

JR千葉駅から15分ほど歩きました。

 

試験室は庁舎内の小さな会議室で、受験者は私を含め13人。

2年前に砂利採取業務主任者試験を受けたときは受験者が50人くらいいたんですが、採石は砂利ほど需要が無いんでしょうかね。

 

さて、10時になり試験開始。
概ね過去問と似た問題ばかり出題されていました。

解き終えて十分に見直して、11時に途中退室しました。

 

公式解答は各都道府県ごとに公表されるのですが、いつ公表するかは自治体によりバラバラです。

 

そんな中、新潟県はその日の夕方に解答を公表してくれます。

新潟県は行政サービスが進んでいますね。頼りになります。

 

ドキドキしながら自己採点すると…

「法令」は70点、「技術」は100点でした。

 

余裕と思われた「法令」は油断があったこともあり足切り点ジャスト。

逆に、苦手な「技術」は意外にも満点でした。

 

ともあれ「法令」「技術」とも7割取れているので合格のはず。

マークミスが無いことを祈りつつ3週間ほど経つと…

 

お待ちかねの合格証が到着。

これで砂利採取だけでなく採石もできるようになりました。

 

なお、千葉県では13名受験して5名合格でした。

他の都道府県での実施状況が気になるところです。

 

感想

基本的に過去問を繰り返せば受かる試験です。

テキストをざっと通読し、あとはひたすら過去問を暗記していくのが王道かと思います。

採石業や建設業に興味のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。