概要

金融コンプライアンス・オフィサー認定試験は、日本コンプライアンス・オフィサー協会が実施する民間の資格試験。

金融機関行職員等が資質として備えておくべき法令等に関する知識や、倫理観・社会的常識等の習得程度を測定するための試験です。(公式HPより)

 

試験は1級と2級があり、年2回実施されます。

1級は記述式で10題、2級は4肢択一式で50題出題されます。

どちらも6割取れれば合格です。

 

さて、1級と2級のどちらを受けるかですが…

1級は記述式で若干ハードルが高いかなと思い、2級を受けることにしました。

 

対策

経済法令研究会から公式テキストと過去問題集が出版されています。

ただ、ネットでは過去問のリピート率が高く、過去問だけで受かるとの意見が多数。

 

そこで、テキストは買わずに過去問だけで対策することにしました。

過去問も定価で買うと2,700円と高いので、ヤフオクで1年前のものを1,000円で購入しました。

 

当初はコンプライアンスの試験なんて常識で解ける問題ばかりだろうと高を括っていたのですが、過去問を見ると常識問題は思ったより少なく、「浮貸し」「導入預金」「仮装払込」など、聞きなれない専門用語が多く面喰らいました。

 

それでも、試験は毎回焼き直しばかりなので、要点だけ押さえればまず受かるだろうと感じました。

 

さて、過去問を1周したところで試験日到来です。

 

試験(2018.10.28)

会場はセミナーハウス クロス・ウェーブ幕張。

JR海浜幕張駅から徒歩3分ほどのところでした。

銀行業務検定とホスピタリティ検定も実施していました。

 

金コン2級は20代・30代の受験者が多い気がしました。

男女比は半々くらいでしょうか。

 

さて、試験官から諸注意があった後、試験開始です。

9割くらいは過去問の焼き直しなので、バッサバッサと解き進めます。

それでも50問あるので、解き終えるのに1時間ほどかかりました。

簡単に見直した後、途中退室しました。

 

試験から3日後、公式HPに解答がアップされます。

自己採点したら50問中44問(88%)正解でした。

30問正解で合格なので余裕ですね。

 

合格発表

11月30日に検定試験運営センターから封筒が届きました。

開けてみると成績通知書と認定証書が入っていました。

今回の2級の合格率は76.4%で、例年並みだった模様。

得点は自己採点通り88点でした。

 

成績通知書には全体の席次(順位)も載っています。

全体受験者5,056名のうち席次が224位というのは、上位5%に入り込んでるってことですね。

金融従事者でもない素人の私が、過去問を1周読んだだけで上位5%というのも何だかおかしな話ですが…

 

感想

前述の通り過去問の焼き直しが多いので、過去問を1周すれば余裕で受かる試験です。

繰り返しますが過去問さえあればよく、テキストは不要です。

もし分からない用語がでてきたら、その都度ネットで調べれば十分です。

 

金融機関の職員など、予備知識のある方は、無勉でも何とかなるかもしれません。

手っ取り早く簡単に取れる資格なので、金融機関志望の就活生にもオススメです。

 

コンプライアンス系の資格試験は他にも様々な団体で実施しているようなので、暇を見つけて挑戦していきたいと思います。