第29話・超絶バイク   第30話・雅人の罠


明けましておめでとうございます。(遅い)

昨年の年始より書き始めた出演者自身が振り返る作品レビューブログ。ありそうで無かった項目だと言うことと、自分のブログ不精の解消にも繋がるかと思い毎度真剣に書いております。

なによりも15年以上も経った今も一定の支持を頂けている事実に対する細やかなお返しが出来ましたらと思いまして。
ペースとしてはゆっくりですが、最終話まで必ず書き残します。
いつもお読み頂きありがとうございます。

それでは2020年、最初の投稿いってみよう!




前話からのブリッジとして繰り広げられる北崎祭り。視聴者様に対するデルタの性能説明のために僕と草加さんの身体はボッコボコです。
そもそもデルタギアって対仮面ライダー用の仮面ライダーでしたっけ?(間違っていたらスイマセン)
だとしたら勝ち目ないですよねぇ〜😱

元々のポテンシャルが高い北崎くんが使えばまさに鬼に金棒です。

どうでもいいことですが、今あらためて彼の紫のブラウス&もじゃもじゃ頭姿を見ているとジミヘンを連想してしまう🎸
もしあの時気付いていたら‘ジミヘン君’と呼んでいたことでしょう。

パープルヘイズ北崎!

良いじゃないの?イメージ的にも!



琢磨さんのキャラもだんだんと確立されて行き良い感じになって来ましたね〜。
石田監督の演出でしょうか、琢磨の脳内イメージのシーンの背景で使われた効果(絵の具の渦がグルグル)は東映というよりモロ円谷だ!笑
ウルトラQですね、あれは。

ウルトラQは名シリーズです。僕は特撮はあまり得意ではないのですが、ウルトラQだけは別格。ストーリーが不気味で面白いですし、実は大人向けなんですよ、後味の悪さが笑
あんなシリーズを現代のCGを駆使すればもっと凄い作品が出来るのでは?と考えてしまいますがそう上手くも行かないのでしょうね〜。
世の中がアナログでまだ不便さがあった時代だったからこそ描けた作品なのかもしれません。
全てがデジタル化され、情報共有が容易な現代では‘謎’が存在しません。
謎がなければ怪奇現象にドラマが生まれないという…

話が逸れました。


巧の台詞に引っかかる言葉を見つけました。

「俺はオルフェノクをぶっ潰す。一人残らず。それが俺の答えだ!」

この言葉は後になり違った意味を持つ重要な台詞です。
この第29話の時点ではまだ巧の正体が明らかになっていない為、単なる決意表明に過ぎませんが、自身もオルフェノクだと言う現実を踏まえて聞くと「一人残らず」という部分の意味が変わってきます。
これはすなわち自分(巧)も含めたオルフェノクの全滅を彼は望んでいるというわけです。

この考え方こそが巧の根底に潜む生き方なのです。
変な言い方ですが、死ぬために生きているのが巧なのかもしれません。そんな生き方を選んだ者が夢を持てないのは当たり前でしょう。

ファイズという作品のテーマにもなっている‘夢’というもの。
「俺には夢がない。でも夢を守ることはできる」

この言葉を巧が選んだわけが見えてくるような気がします。




第29話の一番の見どころは超絶バイクではなく巧と木場さんが互いの正体を知る下りでしょう!
あの幾多の奇跡的とも言えるすれ違いを経て、ようやくここに来て明かされたのです。

この頃の撮影は毎日がほとんど泉くんと一緒だったと記憶しています。半年が経ち現場のやりこなしも板ついて来た頃、どこかリラックスしながら撮影していたような気がします。それはきっと泉くんという人柄も手伝ってのこと。
大らかで明るく、ちょっとだけアニキ肌な泉くんがまだガキだった僕を面倒みてくれていました。
意外と聞き上手なんですよ!(当時から私は話が長い)
僕の感覚では親戚筋のお兄ちゃんって感じで笑

よく「ライバル視しましたか?」なんて聞かれたりもしましたが…全くそれはなく、むしろ結構頼っていましたね。

懐かしいですねぇ。



一応超絶バイクについても触れておきましょうか笑
あのバイクと言うか…なんか乗り物?
あれは使い勝手悪いんですよ〜。

嵩高い分小回りは利かないし、攻撃力も装備の割に致命傷与える程のパワーもないし…
たぶん北崎デルタなら降りて普通に戦った方が有効打を与えられるはずです。

とは言え、バジンちゃんが身を呈して守ってくれたから助かったのですがね!
あのやられたあとの「ぷしゅ〜…」ってなるバジンちゃん最高に愛おしいですね!かわゆ(゚∀゚)
あと琢磨さんの「ザマァ見なさい…!」も良い!


そんなことより、草加ですよ、草加!!
まぁーー彼のする事と来たらホンマ…

ただね、ここに来て思うことは草加さんの最低ぶりは今に始まった事ではないとして、あの二人(巧&木場)のピュアさにちょっとイラっとするね笑

信じ過ぎ。人を簡単に信用しすぎ(ー ー)

まして草加さんだよ?笑



学んでくれ〜二人とも。




ロケ地の話。
巧と結花が落ち合っている喫茶店は吉祥寺は井の頭公園脇にあった昭和52年開業のいい感じのお店でした。現在は隣の焼き鳥いせやさんの改修に伴い姿を消してしまいましたが僕にとっての吉祥寺デビューはこの日のロケでした。2003年の撮影ですからもしかしたら隣の店には高田渡さんが来られていたかも?!(いせや総本店の方をねぐらにされていたと聞きますが)
15年以上経つと今はもうないロケ地などもちらほら出て来はじめてきましたね〜。

木場さんと力を合わせてオルフェノクに立ち向かった神社も印象的でした。
あの日は今で言うところのゲリラ豪雨に遭い、撮影が小一時間中断したんです。突発的な雨が降り、すぐに止むというパターンも当時としてはまだ珍しく、こんな雨もあるんだな〜と感心したことを覚えています。
そしてあの頃の夏は今ほど暑くなかったんですよ!若さもあったでしょうがバテなかったし、メイクさんや衣装部さんを困らせる程の汗もかかなかったような…
変わりゆくのは街並みだけじゃなく地球規模なのかも知れません。



さてさて、もう一つの‘謎’についても触れておかねばなりません。
例の‘使えない超絶バイク’ですが、なんと巧も負けるものかと呼び出します。
はて?そんな機能がファイズフォンにも搭載していたことを巧は何故知っていたのでしょうか?
一応取説がギアに同封されていますから、それを読んでいたとすれば話の逃げ道にはなるのですが、どうも巧の性分から考えると違和感を持たざるを得ません。
グラスコックピット搭載のハイテクメカを一応操作する様子も従来の巧離れしているように思えます。
北崎の攻撃を食らい故障してしまったジェットスライガーに「使えねーな!」という台詞を吐いていますが、あれは確か台本にはない僕のアドリブのはずです笑

だって使えないんだも〜ん。(ー ー;)

逃げる時にアクセルフォームを思いついたたっくんはなかなかクレバーでしたね。



さあ、このあたりからファイズも激動のしどろもどろに突入していきます。
僕の記憶も怪しいゾーンへ…笑


一生懸命思い出しながら書いていきます!今年もご愛読ありがとうございます🙇


つづく。


ちょっと告知をば。

1月29日(水)の新年会(ライブ付き)について

場所・東新宿『プティ・モア』

時間・開場:19:00  開演:19:30 

ADV ¥4,700 DOOR¥5,200(1Dr込)


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https://petitmoa.jp/1385/




皆様のお悩み、ファイズ話、歌謡曲話等、時間の許す限りざっくばらんに語り合いましょう!





半田より。