2023年(令和五年)は総じて良かった。
なによりもまずは仮面ライダー555の二十周年だ。
当初の予定を大幅に上回る映画制作にまで発展したのだから申し分ない。
映画を撮るうちに仲間との絆を再確認することが出来たし、当時気づかなかった各々の才能や人間性に心打たれる瞬間に出会えた。
(5/5、二十周年記念イベント時)
555をやって良かったと今、心から思える。
アルバムも出すことが出来た。
ここ数年リリース物(CD)が滞っていたが、今年の元旦に一念発起しアルバム制作を開始。
本来であれば上半期リリースの予定であったが、555の撮影の為、一時制作を中断。九月に五年ぶりとなるアルバム「昨日とちがう今日だから」を発売した。
最近、ようやっと自分でもいいなと思える歌を、思い通りに作れるようになってきた。‘好きに歌を作る’と‘好きになれる歌を作る’とでは大きな差がある。
完売御礼!
哀しいこともあった。
自分にとって思い出深い‘白いロマンスカー’ことVSE50000形の引退だ。
わずか一九年と言う鉄道としては短い車生であったが、生まれたときと変わらぬ姿で美しいままその生涯を終えた。
鉄道ファンのみならず、乗務員からも愛された車両であったと聞く。いつの日かそんなVSEをも越えるロマンスカーを小田急には作って貰いたい。
来年はとうとう四十になる。
いや、ようやっと四十まで来れたという風に書いておこうか。
楽しみなことが沢山ある。
今年もお疲れ様でした。
ありがとう、令和五年。
半田より