「ううぅ…」
「あぁ…」
教室中からうめき声やため息が、聞こえてきます。
今日は、週に1度 その週に習った、算数の テストの日なのです。
一人ずつ 先生のそばへ行って、一人ずつに出された問題の答えを口で言わないといけません。もしも、まちがっていたらその場で先生が教えてくれます。
「おいら…だめだあ」
ねこのドラが、頭をかかえています。
「ドラ、どうしたの?」
シュンが、しんぱいをして聞きました。
「うーん。この前もだめだったし…」
「がんばろう」
シュンは、自分にも言い聞かせるように、ドラをはげましました。
さあ、いよいよドラの番です。
困ったかおをしているドラに、
「ドラ君は、算数がきらいなのかな?」
と、言ってさるのルサ先生が、ほほえみました。
つづく