きりのような雨がふっていました。
黒鳥のサーが、天国へ旅立ちました。
「ママ、おじいちゃんにならなくても、天国へ行く事があるの?」
シュンは、びっくりしてママに聞きました。
なぜなら、サーはまだ、15歳だったからです。
シュンはあの時の事が、とても気になりました。
シュンがお友達とみずうみのほとりであそんでいると、水面で動かずにじっとしているサーがいました。
「おにいちゃん、病気なのかなあ」
シュンは静か過ぎるサーが気にかかり
「こんにちは、おにいちゃん」
と、サーにあいさつをしてみました。
すると、羽でかくしていたかおを羽からそっと出して、やっと聞こえるような声で サーは答えました。
「やあ」
「みんなとあそばないの?」
サーは、だまったまま またかおを羽につっこみ 動かなくなってしまいました。
「おにいちゃん 気分が悪いのかなあ」 つづく