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「未来を変える理学」

心理コンサルタントの佐藤由美子です
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……クローバー……クローバー……クローバー……クローバー……クローバー……

 

こんばんは。

先週、セラピー効果のある映画について
記事を書きました。

下差し

【異人たち】観るだけでセラピー効果

 

 

その続きです。

 

 

 

東京出張の際に観て

「よい作品!」と思ったのですが

なぜか、

単館上映でガラガラだったのです。

 

 

『異人たち』という

ゲイの脚本家のお話(ネカマ未知子さん談)です。

下矢印

image

 

私は、ドラマでも映画でも

自分の感覚と、「世間基準」の感覚を

比べるようにしています。

 

 

ドラマの場合

以前は「Yahooテレビ」というサイトがあり

視聴者のリアルの感想が

書き込まれていました。

 

 

書き込むのは熱心な方なので

ファンであっても、アンチであっても

「世間の基準」のコアの部分

わかるんですよね。

 

 

その書き込みと、私の感想が

どれくらい一致しているのか

どれくらいズレているのか

いつもチェックしていました(笑)。

 

結構「一致」していました!

これ、脚本を学ぶうえでも

本を書くうえでも「大事」だと思っています。

 

 

誰にでも気に入られる必要はないですが

「この内容は、
この範囲の人にまで受け入れられる」

と、わかっていて書くのと

わからないで書くのでは

まるで「違う」と思うのですよね。

 

 

特に、脚本の場合

セリフ1つで、誤解を生んだり

誰かを怒らせたり、

があるわけです。

(本よりもドラマの方が

影響力が強いですし、拡散性が高い)

 

 

その「感覚」は鈍らせない方がいい

と思っています。

 

 

でも、3月31日で

Yahooテレビは終了してしまいました。

残念💦💦

 

 

「5ちゃんねる」でも

生の声は調べられますが、

ちょっと層がマニアックで、

「世間基準の声」とは違う

と思います真顔

 

 

そんなわけで(どんなわけだ)、
『異人たち』は

凝視「良い作品だと思うのに、
どこがマニアックなのだろう?」

と、ちょっと気になったのですよね(笑)。

 

 

原作は、山田太一なのに~。

山田太一の『異人たちとの夏』
1998年の作品です。

日本アカデミー賞では、4冠を獲っています!

最優秀脚本賞、最優秀助演男優賞、

最優秀監督賞、最優秀助演女優賞。

 

 

私は、前情報なしで観たので

後で調べたのですけどね。

 

 

いったい、なぜ?凝視
 

 

調べてみたら……。

『異人たち』は、
英国インディペンデント映画賞で

7冠を獲った作品でした。

 

 

独立系の賞とはいえ、

やはり、何らかの賞を獲るだけの作品だったのですね。

 

 

東京で『異人たち』を観終わった後、

山田太一の『異人たちとの夏』も観ました。

下矢印

 

 

そこで、「あれ?」
と疑問が浮かびました。

 

ちょっと昔の日本、
現代のロンドン。
舞台が違うとはいえ、

「根本部分」を変えているのでは?
と思ったのです。

 

 

その話は記事の最後に書きますが、

まずは内容の感想です。

 

 

なぜ、この映画が 

「観るだけでセラピー効果」かと言うと

「親に愛される」

「親に理解される」

「親に甘える」

「親に言いたかったことを伝える」

という感覚を、追体験できるからです。

 

 

個人コンサルをしていると

多くの方の悩みの根本は

「親に愛されている実感を持てなかった」

という感情がルーツにあるんですよね。

 

 

大人になると、

それがカタチを変え

「人に嫌われたくない」

「自信が持てない」

という悩みにすり替わっていきます。

 

 

また、パートナーシップにも

多大な影響を与えます。

「愛する」ということも
上手くいかなくなります。

 

 

『異人たち』では、

主人公のゲイの脚本家は

「本当は今まで誰も愛せなかった」

という設定です(たぶん)。

 

 

正確には「愛し方がわからなかった」

のかもしれません。

 

 

なので、
あまり人と深く関わらないように?
一人で脚本を書いているのです。

 

 

夜になると、

タワーマンションなのに、

住人が2人しかいなくなる、

という設定です。

(ここは後述します)

 

 

山田太一の『異人たちとの夏』も

住んでいるビルは、

夜になると、住人が2人しかいなくなる

という設定です。

 

 

この設定は、
主人公は「孤独」ということを
暗示しているのだと思います。

 

 

そのルーツを辿ると、

小さい頃に親が事故で他界した、

という理由があります。

 

 

もっと甘えたかった!

もっと話を聞いてほしかった!

 

 

そんな未消化の感情を抱え、

大人になってからは

「人を上手く愛せない」

と、人間関係の悩みが生まれます。

 

 

両作品とも、主人公は、

ひょんなことから、

両親の幽霊?と交流するようになります。

 

 

その交流の中で

「本当は子供の時に体験したかったこと」

をやっていくのです。

 

 

このあたりの描写は

『異人たち』の方が秀逸だったと思います。


 

ゲイなので、

「(もし親が生きていたら)
ゲイと言ったら、きっと否定される」

という設定が活きている!
と思います。

 

 

ゲイだから孤独というわけではない。
でも、親を失った喪失感。

ゲイというアイデンティティの揺らぎ。

そういうことが絡み合って

主人公の心の空洞は、ずっと空いたまま。


そういう感覚が

観ているだけで、伝わってくるのですよね。

 

 

監督も、俳優も

実生活でもゲイなので、

この描写は本当にうまいな~
と感心しました。

 

 

あと、
「親から愛される体験をする」と、

「人を愛せるようになる」

というのを、ごく自然に見せていますね。

 

 

『異人たち』ではこんな流れでした。


①住人の男性が急に訪ねてきたが、冷たく追い返す

②両親の幽霊と会い、

「よく頑張ったね」と認めてもらう
③その夜、再度、住人の男性が訪ねてきた時
部屋に迎え入れ、互いにゲイだと打ち明ける

 

 

②の体験で「親から受けいれられた」ので

③で、初めて、人を受け入れられたのでは?
と思いました。

 

 

『異人たちとの夏』よりも

ここの描写が上手いな!
と思ったのです。

 

 

もちろん、原作の
『異人たちとの夏』が素晴らしかったからこそ、

ですけどね。

 

 

生きている3次元と

幽霊たちとの異次元?
の「時空」の境目が曖昧、

という演出も、素晴らしかったです。

 

 

アートな作品だったな~
と思います。

(そのあたりが、
一般ウケしないところなのかも)

 

さて。

ここから、私の独自の見解です。

(ネタバレになるので

嫌な方は読まないでくださいね)

 

 

公式では、

『異人たち』は、原作を2点変えた
とされています。

①昭和の日本→現代のロンドン

②男女関係→ゲイのカップル

 

 

 

でも、そういうことではなく

超重要な根本

変えているのでは?
しかも「一見わからないように」
オシャレに変えているのでは?

と思いました。

 

 

でも、そこは書かれていないので

確認するために、

札幌に戻ってから、もう一度観に行きました。

 

 

そして「やはり根本を変えた」

と確信しましたね。

 

 

ひろゆき風に言えば

「それって、あなたの感想ですよね?」
ですけど(笑)。

*ひろゆきAIにセリフを
しゃべらせると面白い!ニヤニヤ

 

 

原作の『異人たちとの夏』では
主人公は、最後に

「幽霊たち」を成仏させ

また日常に戻っていきます。

 

 

「幽霊たち」というのは

両親だけではなく

恋人の女性も幽霊だった、

というオチなのです。

 

 

でも、『異人たち』は

実は、主人公も幽霊だったのでは?
と思ったのです。

(つまり死んでいる設定)

 

 

というのも。

最初から違和感だったのですよね。

 

 

ロンドンど真ん中の都会の

タワーマンションが

夜になると住人が2人だけって

ありえない!と。

 

 

 

原作は、昭和の普通のビルで

会社が入っているような場所。

なので、夜は人がいなくなる、

という設定は、よくわかります。

 

 

でもね~。

都会のでかいタワーマンションで

それはないな~
と思いました。

 

 

しかも、ラストシーンで

主人公は、恋人の男性と

一緒に夜空の星になった?

と感じさせる、ファンタジックな演出。

(但し、曖昧な表現。

ギリギリで印象をぼかしている感じ)

 

これって……。

生きている設定じゃないよね?
 

 

東京で観たとき、

どうしても引っかかり、

原作を後から観て

「やっぱり、根本が違う」

と感じました。

 

 

それで「いつから死んでいる設定?」

と疑問に思い、

札幌でもう一度観に行ったのですね~(笑)。

 

 

そして、確信したのは

「最初に火事で死んだ」

という設定なのでは?

と思いました。

 

 

冒頭で、火災の警報が鳴る

というシーンがあり、

住人が外に出ていくんですよね。

 

 

おそらく、その時、

主人公は逃げ遅れたのでは?
(寝ていたのかも)と。

 

 

主人公は、
魂が移行する時空間の中で

現生での未練を昇華させ、

魂が浄化されたのでは?
(両親との愛を感じ、
恋人と深い絆を結ぶ)

 

 

そう感じました。

 

 

そんな余韻も含め、

『異人たち』は
ステキな内容でしたね~。


センスの塊のような作品でした!
気になる方は是非、ご覧ください~。

 

 

ではでは。

 

 

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