こんにちは。

「未来を変える心理学」心理コンサルタントの佐藤由美子です。

 

のべ1万人以上の方の人生に関わって思うのは、お金と愛の本質は似ている部分が多いということです。

 

お金に裏切られる人は、愛にも裏切られやすい……。

ドキッとしましたか?
 

もちろん「100%そうだ」ということではなく、お金の循環も愛の循環も
「自分をどう扱っているのか」の現れ方の本質がとても似ていると思うのです。

 

自分をどう扱っているのかの答えは「普段のコミュニケーション」に全部出ます。
コミュニケーションの中でも、

高度なのは「怒りの表現」だと思います。


喜び、感謝の表現は、意識すれば誰でもマスターできると思います。

ところが、「怒りの表現は苦手」という日本人は多いのではないでしょうか。

 

因みに、私の本性はかなり怒りっぽいのですが(笑)、10秒スイッチを始めて丸14年。

この間は(←期間限定!)、ほとんど怒りを感じることはなかったと思います。

 

*10秒スイッチとは「10秒の習慣」のことで、『シンクロちゃん』『うまくいきそうでいかない理由』で解説しています。

 

 

でも、実はそうではないのです。
厳密に言うと「怒りに成長する初動の時点で処理している」からなのです。


怒りというのは、初動の時点では99.9%、「怒り」ではありません。
「違和感」や「なんだかモヤッとする感覚」です。

 

10秒スイッチを続けると、自分の無意識の感覚の動きにものすごく敏感になり、ちょっと大げさですが、1秒を1分くらいに拡大させて細かい動きを捉えられるようになります。

 

ボクシング選手の動体視力がよいのと似ています。
10秒スイッチを続けると「無意識領域の知覚が上がる」からです。
普通の人が気づかない領域の「僅かな変化」を見逃さなくなるのです。

 

怒りというのは、
① 初動の「違和感」「モヤッとする」が時間を経て、


② 「我慢」「言いたいことを言えない」を招き、


③ 心の中で自分を責め、相手を責める段階を経て、


④ 溜まりに溜まって、結果的に「怒り」に進化していきます。

 

① から④までは、最低でも数時間、長い場合にはウン10年の時を積み重ねるのが通常です。
② や③では「悲しみ」「さみしさ」「怖さ(本当のことを言ったら嫌われる)」「自分には価値がない」「嫉妬」「劣等感」などの感情を体験します。

 

鋭い方はお気づきですね。
10秒スイッチをマスターすると、「怒り」になる前の段階で気づき、解決できるようになります。

私は99%、①の段階で処理するので、④まで発展しないのです。
 

そして、ここが大事なのですが、①の段階でどう解決するかというと
「コミュニケーション」なのです。
 

つまり、私は
「違和感をその場で言葉にして相手に伝える」ことを怠っていないのです。

 

 

大金の可能性を前にしたとき何を選択するか

 

以前、こんな出来事がありました。

私の夫は「思考の体系化コンサルタント」をしています。

 

「コンテンツを持っている人の思考の可視化」という仕事の性質上、色々なビジネスパートナーと組むことが多いです。

その中に、Aさんというビジネスパートナーがいました。


Aさんを可愛がっているメンターで、お金がありすぎてもう欲しいものもない、という奇特な方Bさんがいます。

Aさんは、Bさんと夫が組むと、ビジネスが発展するかもしれない、と思ったようです。
 

もしビジネスになったら、大金が動く案件になります。
ただ、Bさんは滅多に会える方ではなく、タイミングを見計らってくれていました。

 

ある日のことです。
その日、夫は夕方からAさんと会う約束をしていて、16時までは家にいると言っていました。

 

「じゃあ、お昼は家で食べるね」と、私はそれなりに手の込んだ昼食を作りました。
打ち合わせで外食が多い夫なので、栄養も考えて時間をかけて作ったのです。

 

彩りも完璧にして、「どうぞ」と出すと
「おぉ~!豪華だ♪」と感嘆の声を漏らす夫。

 

「オレは幸せだな~。作ってくれてありがとね♪」
とニコニコの夫。

 

まさに、食べようと箸をとった瞬間。
トゥルルル……

夫の電話が鳴りました。

 

「もしもし。え??はい!!今すぐに行きます!」

電話を切ると、興奮気味の夫。
夫「例のBさんが、急に会えることになったって。すぐ行かないと!」
 

急に落ち着きがなくなった夫、席を立とうとしています。
もはや目の前の昼ご飯には興味をなくしたようです。

 

キタ~~~~~~ッ!!!

 

えぇ。
① が来ましたよ。


来たらすぐに言語化。これ、鉄則です。

 

私「ちょっと待って。このご飯どうするの?」
夫「え??え……と……うん、5分で食べてすぐに出かける」

 

来ました、確実に来ました。

 

私「億のお金と私の手作り料理。どっちを大事にすべきかわかる?」
夫「えっ……」

 

私「目の前の料理に込められた気持ちを大切にしないで、お金に飛びつくそのメンタルじゃ、Bさんに見抜かれるよ」

夫「な、なるほど……」

 

私「お金持ちはね、それが目当てで近寄る人に慣れているし、すぐに本質見抜くよ。それだと、対等にビジネスはできないよ」

夫「う~む」

 

私「千載一遇のチャンスだと思ったから、すぐに行きます!と行ったんだよね。それは、無意識に自分を下にみているからなんだよ。滅多に会えないからって、ご飯を食べる時間にいなくなるわけないでしょ。むしろ、Aさんが時間をとってくれるように上手く取り計らってくれているんだから」

夫「そやな……」

 

私「前から言っているよね。あなたは数十億くらい簡単に動かせる男になるって。だったら、腰を浮かせてないで、ドッシリ構えてな!」

夫「そやな。よし、そのイメージでいく」


私「自分の価値を簡単に下げちゃダメ。そういう一つ一つの言動に全部出るんだから」

 

 

大金より私の方が価値があると思えますか?

 

もしここで、私が「そんな大きなビジネスになるようなBさんと会えるなんて!!」と舞い上がり

「早く行って来たら」と言ったら、未来はどうなったでしょう。

 

大金と自分を天秤にかけて、大金の方が価値がある、と暗に認めたことになります。


一見、夫を応援しているようですが、この無意識の「お金と天秤にかけて自分の価値を低く評価する」という選択は、潜在意識に確実に入ります。

 

すると、夫は「お金を稼いでいるんだから、ちょっとくらいいいだろう」
と、色々なことで私をないがしろにしだすと思います。

 

最初は些細なことです。
気づかないくらいに。


でも、私の潜在意識が「お金>>私」となっているので、私のあらゆる言動がその大元から発せられ、それが確実に夫の選択を変えていくのです。

 

ちょっと遅くなりそうだなと思っても、家に連絡を入れない。
「これはお金が動く案件の打ち合わせだから」と思うからです。


私が「お金>>私」と思っていたら、そうなります。
最初は些細なことだったのが、積もり積もれば、取り返しのつかないことになるのです。

 

金額の条件や損得で動くと、結果的に「お金にも愛にも裏切られる」のです。

 

人によって、損得の要素は色々だと思います。
例えば、 「ニコニコしていれば、愛されるかも」と条件づけで考えるのも本質は同じです。
それが②、③と移行していき、関係性は絡まっていくのです。

 

① の段階で解決できるかは、
「自分の本音に気づけるか」。
そして「自分を信じ、相手を信じられるか」。


こんな風に、①の段階で即座に相手に伝えるので、喧嘩にもならないですし、怒りにも発展しません。
理由もきちんと伝えるので、夫は、私が一度「それは嫌だ、やめて」と伝えたことは 二度としません。

 

結果的に、私は「いつも私は大事にされている」と安心するのです。
そして「いつもありがとう」と伝えるのを怠りません。

お金にも愛にも裏切られない、10秒の習慣、是非やってみてください。

 

自分をどう扱うかで世界からの扱われ方が変わる

 

今日のクライアントさんも、「ずっと抱えている孤独感の正体」が、「仕事で本当にやりたいことを選択していない」ことに起因するとわかりました。

 

起業されている方なので、仕事は自分で創り出せます。

なのに「心のド真ん中でやりたいこと」を微妙にズラしていたのです。

 

だから、プライベートでも「自分を本当に理解してくれるパートナーに出会えない」と悩んでいました

でも、自分が本当の意味で自分のド真ん中を大事にすれば、仕事もパートナーシップも上手くいくようになります。

 

「お金と愛は繋がっている」

 

今日も再確認したところです。

 

最近のクライアントさんは、ほとんど「心のド真ん中を生きる覚悟を迫られる」パターンが多いです。

それはきっと、私自身が「ド真ん中を生きる!」と覚悟を決めて、こうやってアメブロを毎日書いているからだと思います。

 

世界は自分の鏡。

自分を大切に(本当の意味で)扱えば、それは外側の世界に反映します。


*今日は以前のFB記事をリライトしました
 

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①昨日の記事はたくさんの方に読んでいただけました

 

 

② 250 人以上の方にシェアされました!


 ③お金の本質を書いています

 

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では、明日の記事でまたお会いしましょう!

 

アップ 佐藤由美子