今日は<遊>でミニサークル。放送大学の後片付けをかねて、25日の科学お楽しみ広場にもっていく実験を選定。
放送大学で行った回転台による反磁性実験ですが、今日、25日のための予備実験をしたところ、反応が異常。
いろいろ調べた結果、静電気が生じて反磁性の実験がクリアにできないことがわかりました。
どうしたら実験が安定するかで議論しつつ、あれこれ試していたのですが、林ヒロさんが「アルミホイルを使ったら、いいんじゃないか」と。
紙製のやじろべえ本体を、アルミホイルで作ることで、静電気防止をしようという発想です。
さっそくやってみると、はっきりとした効果がありました。
今日、以前の厚紙やじろべえを使ってみたら、2Bのぺんてる製シャー芯を使ってもシャー芯が磁石に引き寄せられてしまいました。(本来は反発されるはず)
これは、静電気による静電誘導。
初めての経験でしたが、指を近づけただけで引き寄せられるので、間違いありません。
静電誘導の効果を消すため、いろいろ試したのですが、最終的にアルミホイルをやじろべえの本体に使えばよいのではというアイディアを採用。
実験直前にアースした手で触ることで、静電気を抜くことに成功。
しかも、アルミホイルは変形しやすいので、回転台の支持台の先に押してるだけで、安定して乗るようになりました。
その実験動画がこちら。
編集してありませんが、とりあえず音声だけ分離してあります。
なかなか、うまく反応したと思います。
これは、設定が簡単なこと、静電気効果を排除できることから、次回以降、反磁性実験の定番実験になりそうです。
さて、こちらは、今年の反省にもとづいた、誘導コイル用のヘルツ実験装置の一部。
『いきいき物理わくわく実験』に紹介されていたヘルツの実験に比べると、簡略化されています。『いきいき物理わくわく実験』では巨大な金属板を両側につけていましたが、林ヒロさんによれば、あれはじつはいらなかった、ということ。
火花放電をさせるギャップには金属球が最適なのですが、今回は写真のとおり、ナスカンを代用しています。これでも十分。
こちらは、放送大学用の実験装置と材料。
A4のかごをうまく利用して、まとめました。保管用に、黄色のビニールテープ製のラベルをつけました。
なお、霧箱も劇的なバージョンアップをしましたが、それについては、今後の霧箱プロジェクトでおいおい紹介する予定です。
では、今回はこのへんで。
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