さき「そうそう、これで合っているかどうか、聞いたよね」
ひろじ「そっか。これ、そうだったのか・・・だいたいは合っているね。3コマめの<青っぽい光だけが吸収され>というのが、ちょっと正確じゃなくて<赤っぽい光の他の色が吸収され>が正しい。赤い絵の具は紫や青や緑を吸収して、赤や橙の光を反射するから、赤く見える」
さき「あー、そうだったね。まちがえちゃった」
ひろじ「目に入る光が赤だというのは正しいから、まあそれほど悪くないよ。お父さんが描いた科探隊のマンガも載せておこうか」(*1)
ひろじ「このブログに載せてる最初の科探隊のマンガは、そういえば、さきの4コマに似てると言えば似てるな。物理現象の説明をしてるから」
さき「本のほうは、ちょっとちがうね」
ひろじ「うん、編集の人の<学習マンガにはしたくない>というのが、ぼくも気に入ってね。物理現象を知識として伝えるんじゃなくて、物理のおもしろさを伝えるという方針で描いたんだ」
さき「でも、さりのシリーズは、説明もていねいだよ」
ひろじ「前の本以上に、さきと相談しながら描いたからね。でも、さきの4コマは、ダイレクトに説明だけに集中して描かれていて、お父さんにはなかった発想だから、新鮮だったよ。こういうのも、おもしろいなって」
さき「へへ、光と色は、つづきもあるんだよ。見てみて」
ひろじ「あ〜、さりのシリーズの対話版に、最初に描いた話だね。さきがいきなり、レッドムーンてどうして赤いの、なんて聞いてきたから、おもしろそうだと思って、取り上げたんだけど」(*2)
さき「わたしもね、4コママンガにしてみたの」
ひろじ「こっちはいきなりむつかしい例だよね。さっきのは物体色といって、物体の原子分子が光を吸収したり放出したりすることで物体の色が決まる、というしくみ。こちらは、光の散乱によって、散乱しやすい紫や青の光が抜けることで赤く見える、というしくみ」
さき「こっちは、合ってる?」
ひろじ「こっちのは、まちがいがないよ。文句なしだね」
さき「やったあ!」
ひろじ「これも科探隊のマンガにあるから、その1コマを紹介しておこうか」(*3)
ひろじ「ほかにも、こういうの、描いてる?」
さき「あるよ。今度また見せてあげる」
ひろじ「楽しみだな〜」
(*1)Quest4「海の青、空の青」
(*2)対話版「レッドムーンのひみつ」、マンガ版は電子本『さりと12のひみつ』の「レッドムーンのひみつ」を参照。
(*3))Quest4「海の青、空の青」
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