さき「えへへ〜」
ひろじ「耳から脳へ電気信号が伝わるところの絵がイナズマみたいになっていて、よいよ」
さき「こっちも見て。音の続編で、電話のしくみも描いたの」
ひろじ「よかったけど・・・このハナマルはちょっと修復するの難しそうだから、このまま載せてもいい?」
さき「いいよ」
ひろじ「つぎから、提出する前にスキャンさせてよ」
さき「だね〜」
ひろじ「電話の受話器の形が、なんかレトロだね。昔、おばあちゃんのうちにあった電話が、これにそっくりな黒電話だった。でも、さきはそれを見てないよねえ」
さき「電話といったら、この形かなって」
ひろじ「そっか、ユーチューブとかいっぱい見てるもんね。そういう動画だと、この形の電話が、電話機のアイコンみたいに使われているのかな・・・説明文は、正しいよ。振動板のゆれを電気信号に変えるのは、電磁誘導という物理法則をつかっているけど、このマンガのように、振動板のふるえを電流の大小に変えているといういい方で、内容はじゅうぶん伝わるよね。電気信号をイナズマで表したのは、前編と共通していて、理解しやすいし」
さき「音を絵にするの、お父さんのさりちゃんのマンガを参考にしたよ」
ひろじ「あ、これかな?」
ひろじ「この<音の国>の話は、音波の表現で、思いの外苦労したんだよ」
さき「本当はグラデーションを使って音波の疎密を表したかったんだけど、コミックスタジオでそれをどう表現するのかわからなくて・・・それで、こんな感じになった。これは、<虹の国>の話でも、虹の表現で使った苦肉の策だよ」(*1)
さき「左のコマの絵なら、手でも描けるよね」
ひろじ「うん。こちらのは、普通に物理の教科書なんかでも使われている表現で、波の波面を線で描く方法。音波の場合は、とくに疎密波だから、実際の姿と図が似た感じになる。もっとも、音の疎密波目には見えないけどね」
さき「ミオくんに、また会いたいな」
ひろじ「がんばります。さきもまた、新しいの描いたら、見せてね」
(*1)『さりと12のひみつ』(日本評論社/e-book電子本)をご覧ください。
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