ウェーブマシンは、理科教材で買うと十万以上する高級品ですが、理科教材として売られている物は重すぎて、教室で見せることは出来ません。講義室にセットして見てもらう方式になります。
教室でウェーブマシンとどうような実験を見せたいと思ったら、『いきいき物理わくわく実験』に載っているこの装置をお薦めします。
材料は割りばしとセロテープだけ。
割りばしを等間隔に並べて、セロテープに貼りつけるだけです。
丈夫に作りたいなら、次の図のように上下からセロテープで割りばしを挟み込んで固定すればいい。
こんな簡単な装置でも、波の伝わり方はけっこう観察できます。
上図の画鋲は、下のセロテープを固定するためのもの。接着面を向かい合わせにして、割りばしを挟み込みます。
1人で作れる簡単ウェーブマシンです。
水平に持って見せてもいいし、天上から吊して見せてもいい。
波の動きや、自由端反射、固定端反射を見せるのにも使えます。
途中から割りばしの両端に画鋲などをつけて重くすると、揺れにくくなるので、異なる媒質を伝わる波の様子を見る実験にも使えます。
ぼくの記憶では、これらのレーリーすだれは、岐阜物理サークルの人が開発して紹介してくれたものだと記憶していますが、もともと歴史のある演示装置なので、オリジナルを云々するのは難しい装置かもしれません。
この装置に関しての詳しい記事は、『いきいき物理わくわく実験1』P90「割り箸のレーリーすだれ」をご覧ください。
では、また。
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