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コイン好みAtoZ

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東欧バルカン半島北東部、ワラキアモルダヴィアドブロジャトランシルバニアの4地域からなり、ラテン系の言語をもつルーマニア人の国。古代ダキアと呼ばれた地域で、ローマの属領として植民地になって以降ラテン化したとの説と、西方遊牧民の移動説がありますが、どちらにせよ他民族に支配され続けながらも言語的に孤立した地域を維持してきました。1878年オスマントルコより公国(1881年王国に)として独立。第一次大戦後にはトランシルバニア等領有地域を増大させましたが、第二次大戦中には現モルドバ(モルダヴィア)をソ連に奪われる等、戦争の度に国の領域は大きく変化しています。1947年王制は廃止され社会主義国になり、1989年チャウシェスク政権の崩壊後民主化、2007年にはEU加盟を果たしています。

通貨レウ(複数形レイ)は、ブルガリアレフと同様に獅子を意味しオランダのライオンダラーに名前の由来があります。3つの時代でデザインが全く異なる上、インフレの為、高額面の通貨が発行されている国です。

※5バニ白銅貨 1906年J(ハンブルク)

※50バニ銀貨 1876年 公国時代

※1レウ銀貨 1914年

※20レイニッケル黄銅貨 1930年

※250レイ銀貨 1939年 .835 12g

※500レイ銀貨 1944年 .700 12g

☆人民共和国→社会主義共和国

※15バニ ニッケル張スチール貨 1966年       ※25バニ 白銅貨 1955年

※1レウ ニッケル張スチール貨 1966年        ※3レイ ニッケル張スチール貨 1966年

※5レイ アルミニウム貨 1966年

☆革命後

※100レイ ニッケル張スチール貨 1994年ミハイ・ヴィテアズル(ルーマニア統一のきっかけとなる英雄)

※1000レイ アルミマグネ貨 2001年コンスタンティン・ブランコヴェアヌ(ワラキアの王子、聖人)

ローデシアは1965年イギリスの意向を無視して独立した白人政権で、1970年共和制に移行しています。当初はエリザベス女王の肖像を掲げ、デシマル対策したコイン(ポンド、ドルでの2種類額面表示)を発行しましたが、女王の元首としての立場は非公認であったようです。国際的制裁と1975年のモザンビークの独立もあってゲリラ勢力の勢いが高まり、一時的に英領に復活後1980年に黒人政権が成立、ジンバブエとして再独立しました。

ジンバブエドルはハイパーインフレで廃止された通貨として有名ですが、当初のレートは1米ドル=0.68ジンバブエ$で、2000年代になるまでは比較的に安定した通貨だったようです。

白人地主の農地を剥奪し、生産性が低下したのが原因の一つですが、皮肉なものです。

☆ローデシア

※1/2セント青銅貨 1971年

※1セント青銅貨 1972年              ※5セント/6ペンス白銅貨 1964年

※10セント/1シリング白銅貨 1964年        ※20セント/2シリング白銅貨 1964年

※25セント/2シリング6ペンス白銅貨 1964年

☆ジンバブエ

※1セント青銅貨 1980年 表面は共通

※10セント白銅貨 1994年バオバブの木    ※20セント白銅貨 1991年 

※50セント白銅貨 1980年             ※1ドル白銅貨 1997年 グレートジンバブエ

南アフリカの北東に連接し、デビアス社の創設者セシル・ローズの手で設立されたイギリス南アフリカ会社によって侵攻、開発された植民地で、彼の名を取ってローデシアと命名されています。南ローデシア(現ジンバブエ)では、農業を中心に植民が進み1923年に白人による自治政府が立ち上がり、鉱山開発された北ローデシア(現ザンビア)とニアサランド(現マラウィー)もイギリスにより植民地化されました。白人主導で1953年にはローデシア・ニアサランド連邦を成立させ半独立国を形成しますが、1963年に北ローデシア、ニアサランドはそれぞれ離脱して黒人主導で独立。1965年に南ローデシアのみで白人政権ローデシア共和国として英国政府を無視して一方的に独立しています。1980年に国際的な非難と独立勢力の戦いの結果ジンバブエ独立まで、原住民が虐げられた国となります。コインは1932年から南ローデシア銘で発行、1955年からローデシア・ニアサランド銘で作成されました。銀貨は植民地として異例な.925スターリングシルバー(1942年まで)が使用されている他、デザインも優れたものとなっています。

尚、ローデシア(現ジンバブエ)は、別記事に掲載します。

☆南ローデシア

※1/2ペニー青銅貨 1954年

※1ペニー白銅貨 1934年

※3ペンス白銅貨 1947年              ※6ペンス白銅貨 1949年

※1シリング白銅貨 1950年

当地の古代(中世)都市遺跡グレートジンバブエの鳥石像のモチーフ

※2シリング銀貨 1932年

※1/2クラウン銀貨 1941年

※1クラウン銀貨 1953年 Ag.500 セシルローズ生誕100年記念

北ローデシア、南ローデシア、ニアサランドの紋章入り

☆ローデシア・ニアサランド

※1/2ペニー青銅貨 1957年

1ペニー青銅貨 1961年

※3ペンス白銅貨 1964年

アフリカ大陸の東、マダガスカル島沖インド洋に浮かぶフランス海外県

王国時代にはブルボン島と呼ばれ、数種類のコインも造られました。その後のフランス革命時、『会議』を意味するレユニオン島に改名しています。

大航海時代以降、無人島であったこの島をフランスが領有しサトウキビ等の生産地として開発、インドやアフリカ人を中心にした就労者が流入して発展してきました。

通貨は第二次大戦後、フランスフラン下落の影響を回避して作られたCFAフラン(レユニオンフラン)が流通し、1948年から独自のコインが発行。1975年仏フラン=2CFAフランで本国通貨に変更され、現在はユーロが流通する地域となっています。

CFAフランシリーズは、額面別には完集しています。

※1フランアルミニウム貨1948年 裏面のデザインはサトウキビ

※2フランアルミニウム貨1948年             ※5フランアルミニウム貨1970年

※20フランアルミ青銅貨1962年 章

紋章は、首都サンドニのもので、レユニオン島の紋章にあるブルボン朝のユリがありません。

※10フランアルミニッケル青銅貨1970年       ※50フランニッケル1964年

※100フランニッケル1969年

アラビア半島東部のペルシャ湾に突き出たカタール半島にある首長国。石油、天然ガス資源に恵まれた国で、1971年英国の撤退で独立する際は沖合の島バーレーン等付近の首長国とは利害関係もあり、単独で独立しています。海外労働者が多く住む国で、カタール国籍を持つ人の割合は10数%に過ぎないとの事です。

通貨リアルは、湾岸ルピー(インドルピー)に代わって1966年カタール、ドバイ通貨同盟が導入した通貨が最初で、カタールと、隣接しないアブダビを除く現UAEの通貨でした。その後別々に独立したため1973年に国ごとに分かれた通貨となりました。

ドバイはアラブ首長国連邦(UAE)東部にあり、経済規模で2番手にあたる構成国の石油資源で潤う国であり、現在は一大商業都市として発展を遂げています。なお首長国連邦西部を中心とした最大構成国である首都アブダビはUAEディルハム導入まで隣り合わないバーレーンディナールが使われました。かつて休戦オマーンという名で呼ばれた抗争を繰り返した地域であり、当時の首長たちの利害対立関係が伺えます。

☆ カタール&ドバイ

アラビア砂ガゼルがデザインされたコイン5種類で、完集しています。若干入手難なコインです。

※1,5.10ディルハム青銅貨、25,50ディルハム白銅貨1386/1966年

☆ カタール

ダウと椰子の紋章で統一されたシリーズ。

※1,5.10ディルハム青銅貨、25,50ディルハム白銅貨 1393/1973年~1398/1978年