ルピーの意味はサンスクリット語で美しい形から転じ銀貨を意味する言葉といわれます。
ルピー銀貨の歴史は16世紀中頃インド北部スールsuri朝シェールシャーSher Shahにより発行された178グレインの銀貨が元とされ、ムガル帝国、英領インドでも引き継がれ流通しました。
インドに進出したイギリスはポンド導入と金本位制をもくろみますが銀ルピーの流通を止めることは出来ず、銀本位体制を維持せざるを得ませんでした。
銀貨であるルピーの価値は銀価格の低下とともに下降の一途をたどり、1850年公式相場英1ポンド=10ルピー(2s相当/1$=4s2d)が、第一次大戦前には公式1ポンド=15ルピー(1s4d)に低下(実質相場は更に下)、その後13¹/3(1s6d)に修正され1966年の切り下げまで続きました。
英ポンドの低下による1949年の対ドル切り下げ(1£=4.04→2.8$)時も連動して価値を下げており、ルピーの価値は100年で米ドル換算48¢→21¢に下降しました。
とはいえ、インド洋沿岸地域の通貨として広く流通し、通貨の名前として多く使われている他、第二次大戦までAg.917 180Gr(11.66g)の基軸銀貨としルピー銀貨は製造されました。
またペルシャ湾沿岸等の英領地域(UAE等)では戦後(1959年~66年は湾岸ルピーとして)1966年まで使用され、各国通貨単位の元となっています。
歴代銀貨と各国で発行されたルビー硬貨を紹介します。
未収集品では、中国(清)領チベット(四川省名義)のルピー銀貨が欲しいところです。
※ムガル帝国/アーメダバード AH1108(40)年=1697年
※インド アーホーム(アッサム) 王国1698(1776)年
1826年英領インドへ併合の独立ヒンドゥー王朝。各地の多くの独立領主が発行しています。
※英領インド ジャイプール藩王国1891/12年
英直轄地域以外の各藩王国でも多くのルピー銀貨が作られました。
※英領インド ベンガル総督府(ムガル帝国シャー・アラム19年名義)(1793-1818年)
numistaによると1800年豪州ニューサウスウェールズ州で2s6dの価値で流通させたという。
※英東インド会社 1835年 EAST INDIA COMPANY
※英領インド 1862年(0/5 B) QUEEN
※英領インド帝国 1885C EMPRESS
※コンバウン朝ビルマ 1853年 1チャット
通貨はインドルピー同制度で等価でしたが1886年英領インドに併合されました。
※ポルトガル領インド 1898年
※モンバサ 1888年 IMPERIAL BRITISH EAST AFRICA COMPANY銘
※独領東アフリカ 1892年
※モーリシャス 1951年 1950年~白銅貨
※セイシェル 1939年 品位.500
※サウジアラビアAH1354年 リアル
1935年リアルの切下げ時インドルピー銀貨と同質の銀貨を1リアルの本位貨幣とし流通させた。
なおサウジリアル通貨は1953年の巡礼許可書発行まで紙幣の流通はされませんでした。
※英領インド 1947年 ニッケル貨
1939年品位.917→.500に下げられた後、1947年ニッケル貨
※インド 1950年 ニッケル貨
※パキスタン 1948年 ニッケル貨






















































































































































