ローデシアは1965年イギリスの意向を無視して独立した白人政権で、1970年に共和制に移行しています。当初はエリザベス女王の肖像を掲げ、デシマル対策したコイン(ポンド、ドルでの2種類額面表示)を発行しましたが、女王の元首としての立場は非公認であったようです。国際的制裁と1975年のモザンビークの独立もあってゲリラ勢力の勢いが高まり、一時的に英領に復活後1980年に黒人政権が成立、ジンバブエとして再独立しました。
ジンバブエドルはハイパーインフレで廃止された通貨として有名ですが、当初のレートは1米ドル=0.68ジンバブエ$で、2000年代になるまでは比較的に安定した通貨だったようです。
白人地主の農地を剥奪し、生産性が低下したのが原因の一つですが、皮肉なものです。
☆ローデシア
※1/2セント青銅貨 1971年
※1セント青銅貨 1972年 ※5セント/6ペンス白銅貨 1964年
※10セント/1シリング白銅貨 1964年 ※20セント/2シリング白銅貨 1964年
※25セント/2シリング6ペンス白銅貨 1964年
☆ジンバブエ
※1セント青銅貨 1980年 表面は共通
※10セント白銅貨 1994年バオバブの木 ※20セント白銅貨 1991年
※50セント白銅貨 1980年 ※1ドル白銅貨 1997年 グレートジンバブエ