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コイン好みAtoZ

マイナーコイン好きなコレクターです。
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カリブ海イスパニョーラ島(ハイチ,ドミニカ)の東にあるプエルトリコ島を本島とするアメリカ自治領

スペイン語で豊かな港を意味し、コロンブスの到達以降、スペインの植民地として支配されていました。19世紀後半から起こる独立運動で1898年には自治政府が作られましたが、米西戦争の結果アメリカの直轄領に組み入れられ、独立国となる事は出来ませんでした。アメリカの影響下でほぼ同等の地位を次第に得た結果、現在では独立よりアメリカの一州への昇格を求める動きが活発となりましたが、自治政府のデフォルトも発生し難しい立場に置かれています。

コインはスペイン領時代プエルトリコ用にペソ単位で5種類の銀貨が発行されたのみで、発行数の割になかなか出会えないコインです。

※5センタボ銀貨 1896年 発行数600,000枚

※10センタボ銀貨 1896年 発行数700,000枚

※20センタボ銀貨 1895年 発行数3,350,000枚

ヨーロッパ西端に位置し、中世以降の海洋進出でかつて多くの植民地を保持した共和国。

ナポレオン戦争時代にはブラジルに遷都した時代もありましたが、更なる海外進出政策の失敗もあって1910年王制は倒れ、共和制へ移行しました。

国内産業の不振とサラザールによる独裁体制が長く続いた事もあり、ブラジル以外の植民地の独立は1974年の政変以降までずれ込んでいます。

通貨は、1911年1エスクード=1000レイスで交換されて以降、インフレで価値を落としながらも最終的に約200エスクード=1ユーロで交換されています。

個人的には縁の少ない国で、王国時代のコインの所持が少なく寂しい限りです。

☆ポルトガル王国

※20レイス銅貨 1873年  37mm 25.5gの大型銅貨

※20レイス銅貨 1883年 ルイス1世

☆ポルトガル共和国

※10センタボ青銅貨 1953年

※20センタボ青銅貨 1925年

※50センタボ銀貨 1913年 Ag.835 12,5g

※1エスクード銀貨 1915年 Ag.835 25.0g

※1エスクード白銅貨 1928年

※2・1/2エスクード白銅貨 1963年

※5エスクード銀貨 1951年 Ag.650 7.0g

※10エスクード銀貨 1955年 Ag.835 12.5g

※20エスクード白銅貨 1987年

※200エスクード バイメタル貨 1992年

東欧、ドイツとロシアに挟まれた平原地帯のスラブ人の国。かつてはリトアニアとの連合国としてバルト海沿岸からウクライナ、ベラルーシ等を含む広大な地域を支配する国でしたが、その後の周辺国の干渉により弱体化し1795年にはプロシアロシアオーストリアの3国に完全分割され、1918年の独立まで消滅していました。第2次大戦では独、ソ連の侵略により分割され、戦後国境線を西に移動させられている国です。ダンチヒ、ウッジゲットーもポーランド国内ですが、掲載済みで省きます。

通貨ズウォティ(ズロチ)は金を意味する古い名前で1800年代前半のロシア領地域で、1ズウォティ(30グロヅ)=15コペイカでコインが製造されたのを最後に、独立まで独自通貨も消滅しています。

ウィーン体制下では、ロシアとの同君連合の立場の自治領でしたが、次第にロシアの支配が強くなり1832年には直接の支配下に置かれて自主性は損なわれたようです。

自治政府の機能していた時期の双頭鷲紋章には騎乗の騎士の代わりにポーランドの鷲紋章が入っています。独立後は王冠の乗った鷲が国章となり、社会主義時代には王冠が削除されています。

戦間期の独立まもない頃のコインはデザインも豊富で優れたデザインのコインが多く、好きな国です。

☆ロシア領ポーランド

※3グロヅ銅貨1829年 FH  ポーランド鷲紋入りです

※5ズロチ/3/4ルーブル銀貨 1836 MW

※10ズロチ/1・1/2ルーブル銀貨 1835 НГ

☆ポーランド共和国

※2グロツ青銅貨 1938年

※20グロツ ニッケル貨 1924年(w)                  ※1ズロチ ニッケル貨 1929年(w)

※1ズロチ銀貨 1924年 パリミント 浅彫ですが、女性の表情が好きです。

※2ズロチ銀貨 1936年 グディニャ港(ダンチヒ近郊の新港)15年 なぜか10zlの発行なく残念

※5ズロチ銀貨 1924年 勝利の女神NIKE

※5ズロチ銀貨 1924年 ユゼフ・ピウスツキ初代元首で建国の父

※10ズロチ銀貨 1924年(w) ヤドヴィガ 女王 早世した女王の肖像が綺麗

☆第2ポーランド共和国

※2ズロチアルミニウム貨 1958年 鷲に王冠無し

※10ズロチ白銅貨 1965年 コペルニクス像    ※20ズロチ白銅貨 1973年

わ7000以上の島々からなるアジア東南端の島国。

1521年のマゼランの到達以降スペインにより植民地化とカトリック布教が進み、1898年の米西戦争では独立革命の動きに便乗したアメリカが占領し植民地としています。第二次大戦の日本の占領を経て1946年に正式に独立を達成しましたが、アメリカとの関係が依然として強い国のようです。

多民族国家ですが英語の教育が進んでいる事もあり、国外出稼ぎ者の多い国でもあります。

通貨ペソは東アジアで広く流通したスペイン8レアル銀貨にあたり、スペイン領時代1861年金銀複本位制の下で独自通貨の発行が始まりました。その後19世紀末の銀価格低下を受け相場は下落し、米領になった1904年には2ペソ=1ドルで固定化されました。独立後は次第に価値を落とし、現地読みのピソと変わり流通しています。独立後1967年までは自国語(タガログ語)での表記がなく、文化的にも欧米の影響が強く受けた国です。

☆スペイン領フィリピン 

※20センタボ銀貨1884年

※50センタボ銀貨1885年

☆アメリカ領フィリピン

※5センタボ白銅貨1938年M

※10センタボ銀貨1944年D

※20センタボ銀貨1944年D

※50センタボ銀貨1903年

※1ペソ銀貨1904年S(大型) Ag .900 26.9568g

☆フィリピン共和国

※25センティモ黄銅貨 1983年

※1ペソ洋銀(白銅亜鉛)貨1974年

南米大陸の中西部、かつて栄えたインカ帝国の中心地域。

かつて繁栄を誇っていた時期の人口は、植民地領主の搾取と疫病のため1821年の独立時には1/10以下に激減していたとの事です。現在も銀を中心にした鉱物資源が経済の中心で、世界第2位の漁獲高を誇る漁業も盛んな国として知られています。

通貨ソルは1863年1ソル=10レアルで置き換えられて導入されました。当初レートは5仏フラン、1930年には0.4米ドル相当となり、その後のインフレは止まらず下落が続き、1985年インティー(太陽神の意味)、1991年新ソルと2回のデノミを実施しています。

戦前の少額白銅貨には年号がスペイン語表示のみで記されており、読みずらいコインがあります。

※1センタボ亜鉛貨 1961年                    ※2センタボ青銅貨 1895年 裏

※5センタボ白銅貨 1939年

※10センタボ黄銅貨 、1970年                           ※25センタボ黄銅貨 1967年

シンキナ(キナノキ)の花、マラリアの薬キニーネの素となるアンデス原産の木

※1ディネロ銀貨 1905年              ※1/5ソル銀貨 1911年

※1/2ソル銀貨 1907年 Ag.900 12.5g

※1ソル銀貨 1924年SL Ag.500 25g

※1ソル黄銅貨 1969年ビクーニャ(国章の動物)※5ソル白銅貨 1969年

※10ソル白銅貨1974年 トゥパク・アマル(インカ帝国最後の皇帝)

※5インティー白銅貨 1987年 ミゲル・マリア・グラウ・セミナリオ(海軍の英雄)