サルコペニアについてのお話、続きます。
昨日の記事1⃣⇒https://ameblo.jp/hamachouritz/entry-12388625353.html

まず『健康寿命』を延ばすために自分がどのような状態かを知る必要がありますね。
自分が「サルコペニア」の可能性があるかを知る簡単なテストがあります。

参考:東京大学高齢社会総合研究機構 准教授・飯島勝矢先生資料

「指輪っかテスト」といって、自分の親指と人差し指で輪っかをつくり、ふくらはぎの一番太い箇所を囲んでみることで、「サルコペニア」の可能性を探ることができます。

やってみてください!


参考:公益財団法人長寿科学振興財団・長寿ネット

この「原因によるサルコペニア分類」表の赤線を入れた部分が、私は改善ポイントと考えます。

①不活発な生活スタイル
これは何らかの原因により、運動することが難しい方もいらっしゃるのですが、運動に対して積極性がない方も含まれます。
要するに運動不足の方です。
歩けない問題がある方は難しいですが、単に運動嫌いの方は毎日少しずつ歩く習慣をつけるだけでもサルコペニアを脱することに近づけると思います。

では、何らかの原因により歩くことが難しい方(病的に運動嫌いな人もここに含めます)はどうすればよいか。

表を参照すると「活動に関するサルコペニア」という分類の中での問題ですので、運動器疾患(腰痛・ひざ痛・脊柱管狭窄症・変形性股関節症・圧迫骨折・椎間板ヘルニアなど)が原因として運動が困難な方に対するできることは…

当院は運動器に対する専門ですので、特異性腰痛・非特異性腰痛にかかわらず、対応できる準備があります。
※非特異性腰痛についての過去記事⇒https://ameblo.jp/hamachouritz/entry-12382405951.html
※特異性腰痛についてはコチラ⇒https://ameblo.jp/hamachouritz/entry-12382830935.html

整体の施術により、問題となる関節や筋肉の運動性を向上させることとあわせ、高電圧EMSの機器で筋肉を電気の力で収縮させることにより、筋肉の運動を促すやり方があります。
当院で使用しているEMSは、市販のEMSの低周波とは異なり、医療用EMSで高電圧の電流を流すので深部筋まで作用させます。
筋肥大(筋繊維を太らせ、増やすことで筋肉量を増大)させることで、熱量、代謝が促進され、自分のカラダを支える筋力をつけていきます。
※大谷翔平選手、大久保嘉人選手などのアスリートも愛用しています。

不活発な生活スタイルから、活発な生活へのご提案はできることが多いと思いますので、ぜひご相談ください。

次回は『栄養に関連するサルコペニア』についてのお話を予定しています。
戦後、飽食日本となり病気の原因が栄養過多にフォーカスされる一方、栄養の偏りや低栄養状態が高齢者のカラダに及ぼす影響と、その具体的な取り組みを書く予定です。

当院のホームページ⇒https://www.hamachou.jp/group/rits.html