表題。
少しむずかしいカタカナが並びましたね。

健康寿命を延ばすために!と強く題しましたが、そのために皆さんが知っておいた方が良いと思うことを書いておきます。

高齢者の健康にかかるキーワードとして今後は「サルコペニア」「フレイル」という言葉をこれからよく耳にすることかと思いますので、なるべく解りやすくご説明ししていきたいと思います。

以前はメタボやロコモがよく言われていました。

※メタボリックシンドローム:内臓脂肪症候群といわれ、太りすぎていると病気になる確率が上がる状態。
※ロコモティブシンドローム:運動器症候群といわれ、主に骨格や関節の疾病により機能低下となる状態。

カタカナのキーワードがまた増えた…

言葉が増えるには理由があると思います。
近年、日本は超高齢化社会といわれる状態が深刻化してきています。
その国民の平均年齢が推移する中で問題点にも変化が起きてくることで、キーワードが増えるのだと私は思います。

高齢者の皆さんは、ただ長生きしたいのではなく、『健康寿命』を伸ばしたいと考えていることと思います。

当院にも65歳以上の患者さんが大勢いらっしゃいます。
皆さん、気持ちは元気で前向きな素敵な方ばかりです。

しかしながら、若年者と異なり、諸症状の回復過程で緩慢な状態が長く、思うような動きを取り戻すことが難しい方が一定数いらっしゃいます。

その中で表面的な原因を改善することよりも、患者さん個々の様々な要因を見極めることが重要だと考えます。

当院の場合、筋肉や骨格といった運動器の改善が目的で来院される患者さんがほとんどです。
その患者さんたちに「サルコペニア」というキーワードが該当する方もいらっしゃいます。

まず、「サルコペニア」は簡単に言うと、加齢や疾患により筋肉量が低下し筋力低下が起きること
と定義されています。

筋肉は負荷をかけて使うことで鍛えられます。
当たり前の話ですが…

「サルコペニア」になるとこの当たり前が難しいことが問題となってきます。

原因によるサルコペニア分類

※公益財団法人長寿科学振興財団・長寿ネットより引用

まずはこの分類表を見ていただくと、サルコペニアを予防することに繋がるヒントがありますね!

病的なものは難しくとも生活習慣の改善により筋肉量を上げていくことはできると私は思います。

また長くなってきたので、読むの疲れますよね…

次回はもう少し掘り下げて、当院で取り組んでいる具体的な対策と施術についてを書いていきたいと思います。