【リッツの臨床ノート Vol.9】
テーマ:眠れない受験生。気合だけでは乗り切れない「脳の疲れ」

【患者さんのお悩み ‍】

受験生(高3)を持つお母様

「試験が近くて焦っているのか、夜遅くまで起きているんです」

「睡眠不足で朝はボーッとしているし、見ていて効率が悪そうで…」

【私の考察 】
本人は「寝る間も惜しんで勉強したい」という気持ちでしょう。
しかし、身体(脳)は正直です。
不安による睡眠不足が続き、脳が常に興奮状態(オーバーヒート)になっていました
これでは、いくら机に向かっても記憶は定着しません。

【当院での提案 ☝️】
精神論で「もっと頑張れ」と言うのではなく、「脳を休ませ、切り替える技術」が必要だとお伝えしました。
そこで、当院で扱っている『CBDティンクチャー(20%)』を使った、具体的な活用法を提案しました。

▼【4滴と1滴のルーティン】

夜(就寝前)に4滴 高濃度のCBDで、張り詰めた神経を緩めます。短時間でも「深く寝た」という感覚が得られ、その日の学習内容(記憶)の定着を助けます。

☀️ 朝(学習前)に1滴 寝起きの頭のモヤモヤをスッキリさせ、「さあやるぞ」という集中モードへ入るためのスイッチにします。

【その後の変化 ✨】
実践していただくと、「夜ぐっすり眠れるようになって、朝の顔つきが変わりました!」と、お母様も安心されていました。

【まとめ 】
受験は、知識の勝負であると同時に、コンディションの勝負です。
根性だけで乗り切ろうとせず、便利なツールもうまく使って、万全の状態で本番を迎えてほしいですね

コンディション調整の相談も、お気軽にどうぞ。


『リッツの臨床ノート』、第八回をお届けします。

このノートは、私の臨床現場でのリアルな「気づき」を、皆さんの日常のヒントとして共有するものです。

【リッツの臨床ノート Vol.8】
テーマ:その足の痺れ、”真犯人”は30年前の捻挫でした

【患者さんのお悩み ‍】

50代・女性・社交ダンス愛好家

「病院で『足根管症候群』と診断された足裏の痺れが、長年治らないんです」

「ついでに、慢性的」な腰痛や肩こりも、ずっと諦めています」

【私の考察 】
私は、彼女の足の痺れと、慢性的な腰痛・肩こりの繋がりに仮説を立てました。
彼女の足首を触察すると、距骨と腓骨の位置に、左右で明らかな差(歪み)がありました。

私:「〇〇さん、昔、こちらの足首を、ひどく捻挫しませんでしたか?」 彼女:「え、なんで分かるんですか!?学生時代に、靭帯(前距腓靭帯)を切りました…」

”真犯人”が見つかった瞬間でした。

【解説:なぜそうなるのか? ✍️】
1️⃣ 身体は一つの「ビル」のようなものです。足首は、その最も大事な「基礎(土台)」。
2️⃣ 30年前の靭帯断裂は、その”土台”の一部が、欠けたまま放置されたことを意味します。
3️⃣ 彼女の身体は、その傾いた土台の上で、倒れまいと必死にバランスを取り続けてきました。
股関節が、骨盤(仙腸関節)が、腰(腰椎5番)が、数十年かけて、その傾きを補正(代償)してきたのです。
4️⃣ その結果、足首の神経の通り道(足根管)は常に圧迫され続け(=痺れ)、補正していた”柱”(腰や肩)もついに限界を迎えたのです。

【当院でのアプローチ ✅】
この症状は、施術(ビルの修理)と、ホームケア(土台の補強)の両輪が不可欠です。

施術: まず、強い硬結のある筋膜をリリース。
傾きの中心である仙腸関節、股関節、腰椎5番、そして大元の足関節(距骨・腓骨)をソフトに整復しました。

ホームケア(最重要): しかし、土台が不安定なままでは、またビルは傾きます。
そこで、ご自宅で足指の運動や、リリースボールでの足底アーチの再構築、下腿内側部へのCBDオイル塗布に加え、『アルキスタ』(足首サポーター)の装着を徹底していただきました。
『アルキスタ』は、この傾いた”土台”を、外側から物理的に支え、距骨を正しい位置に安定させてくれる、最適解でした。

【施術後の変化(寛解) ️】
3ヶ月後。
長年諦めていた足裏の痺れは7割改善。
腰痛、肩こりも、たまに症状が出るくらいに。
「足の裏の感覚が戻ってきた!」と、社交ダンスへの復帰にも、強い意欲を見せてくださっています。
(痺れ感も、あと少しです!)

【まとめ (予防の具体策)】
「もう治らない」と諦めていたその慢性痛。
もしかしたら、あなたがもう忘れてしまった、”大昔の古傷”が、本当の”真犯人”かもしれません☝️

そして、その解決の鍵は、施術だけでなく、『アルキスタ』のような素晴らしいサポートツールと、正しいセルフケアの組み合わせにあるかもしれません。
諦めていたその痛み、私と一緒に、”本当の原因”を探してみませんか?


『リッツの臨床ノート』、第七回をお届けします。

このノートは、私の臨床現場でのリアルな「気づき」を、皆さんの日常のヒントとして共有するものです。

【リッツの臨床ノート Vol.7】
テーマ:秋冬の風邪予防、鍵は「水分」と「熱」

【患者さんとの何気ない会話 ‍】

70代・男性

「先生はいつも元気で風邪ひかないの?」

「これから寒くなるけど、風邪をひかない簡単な予防法はないかね?」

「ご家族から『水分をあまり摂らない』と、いつも心配されている」

私は医師ではないので、自分の注意していることと、考え方をお話ししました。

「免疫力を高める」と聞くと、難しく感じますよね。
しかし、私はもっとシンプルに、「乾燥」と「寒さ」への対策こそが、身体が本来持つ”免疫の働き”を助けると考えてみてはいかがですか?とお伝えしました。

【なぜ? ✍️】
1️⃣ 「乾燥」対策 → 水分 秋は空気が乾燥し、喉や鼻の”粘膜”が乾きがちです。
粘膜は、ウイルスを防ぐ第一のフィルター。水分が不足し、フィルターが乾けば、当然、防御力は落ちてしまいます。
2️⃣ 「寒さ」対策 → 熱量(と水分) 体温が下がれば、身体の機能も低下します。
そして、体内の水分量は、熱を保つ力に直結します。
例えるなら、私たちの身体は『湯たんぽ』。お湯(水分)がたっぷり入った湯たんぽは朝まで温かいですが、水が少ないと、すぐに冷めてしまいますよね。

【具体的な注意点として ✅】
この「湯たんぽ」のお話をさせていただきました。
「夏場ほど喉は渇かなくても、秋冬こそ、身体の”熱”を保ち、”フィルター”を潤すために、意識して温かい飲み物などで水分を摂ることが、免疫の働きを助ける最高の予防策ですよ」と。

【患者さんの感想️】
「なるほど、湯たんぽか!」「難しく考えるより、シンプルで分かりやすい。これなら出来そうだ」と、深く納得してくださいました。

【まとめ 】
まずはシンプルに、
✅ 秋は、”粘膜のフィルター”を潤すために、水を飲む。
✅ 冬は、”身体の湯たんぽ”を満たすために、水を飲む。
この意識だけで、あなたの身体が持つ本来の力は、しっかりと働いてくれます。

喉が渇いていなくても、コップ一杯の白湯を。
その小さな習慣が、秋冬を元気に乗り切るための、一番の”必殺技”かもしれません。
もちろん、手洗いうがい、栄養・睡眠・運動は必須です☺️


『リッツの臨床ノート』、第六回をお届けします。

このノートは、私の臨床現場でのリアルな「気づき」を、皆さんの日常のヒントとして共有するものです。

【リッツの臨床ノート Vol.6】
テーマ:なぜ、栄養士さんの肘は痛むのか?

【患者さんのお悩み ‍】

40代・女性・保育所の栄養士さん

「特に、布巾を”絞る”時や、ペットボトルの蓋を”開ける”時に肘の外側がズキッと痛む」

「毎日繰り返す動作なので、本当にツラい」

【私の考察 】
彼女の痛みは、典型的な「身体の使い方の非効率性」にありました。 無意識に脇を開き、手首と肘の力だけで絞る「小手先の動き」がクセになり、肘の付け根(外側上顆)に過剰なストレスが集中していました。

【解説:なぜそうなるのか? ✍️】
1️⃣ ペットボトルの蓋: 蓋(小さい方)ではなく、接触面が大きい「本体」側を回す方が、物理(テコ)の力で、圧倒的に少ない力で開けられます。
2️⃣ 布巾の絞り方: 脇を開いて手首だけで絞ると、力は分散します。しかし、脇を締めて身体の軸を使うだけで、ハサミのように「せん断力」が働き、肘の力はほぼ不要になるのです。

【当院でのアプローチ ✅】
この「小手先の動き」を生み出している、根本原因にアプローチしました。

筋膜リリース: 脇が開き、肩甲骨の動きを妨げていた「小胸筋」や「棘下筋」の筋膜癒着を、手技で解放しました️

骨格調整: さらに、体幹との連動を司る「第一肋骨」や、手首の安定性に関わる「月状骨」の歪みを、ソフトな手技で整復しました。

動作指導: その上で、上記の「ペットボトル本体を回す」「脇を締めて布巾を絞る」という、身体に負担のかからない動作を、その場で体感していただきました。

【施術後の変化(寛解) ️】
その場で布巾を絞る動作を再現してもらうと、「あ、痛くない!」「こんなに力がいらなかったんですね…」と、驚きと安堵の表情を見せてくださいました‍

【まとめ (予防の具体策)】
痛み(枝葉)が取れても、その原因(根元=身体の使い方)を変えなければ、必ず再発します。
今回の患者さんには、「脇の下をほぐすセルフケア」と、何より「ペットボトルや布巾を扱う際の、脇を締める意識」を、予防としてお持ち帰りいただきました。

あなたの日常の”無意識なクセ”が、痛みの”真犯人”かもしれません。
心当たりのある方は、ぜひ一度ご相談ください。


こんにちは!
浜町リッツ整骨院の堀です

いつもご来院、そして投稿をご覧いただき 本当にありがとうございます。

画像にてお知らせの通り、 来週の土曜日、 【11月15日(土)】は、 誠に勝手ながら休診とさせていただきます

当日は、ダンス指導者の団体である 「日本リズムムーヴメント指導者協会」様にて、 指導者の皆様の前でお話しさせていただく 機会をいただきました

講演のテーマは、
『ダンスが勝手に上手くなる、身体の目覚めさせ方 〜指導者が知っておくべき、足首から始まる運動連鎖〜』
というものです。

バレエ整体で培ってきた「足首」の視点が、 未来あるダンサーを育てる指導者の方々の お役に立てれば光栄です。

皆様にはご不便をおかけし、 大変申し訳なく思っております。

つきましては、15日(土)の振替として、 祝日ではありますが【11月23日(日・祝)】に、 通常通り診療を行います。

講演で得た気づきなども含め、 皆様の健康にしっかり還元してまいります

【11月の診療日まとめ】

[臨時休診] ❌ 11月15日(土)
(※毎週火曜も、通常通り休診です)

[振替診療] ⭕️ 11月23日(日・祝)

休診日の前後や、振替日の23日(日)は、 ご予約が混み合うことが予想されます。
ご予定がお分かりの方は、 ご希望の時間が埋まってしまう前に、 お早めにご連絡いただけますと幸いです。
(ご予約はWEB予約・LINEよりお願いいたします)

皆様のご理解とご協力に、心より感謝申し上げます。

浜町リッツ整骨院  院長 堀 朝穂

『リッツの臨床ノート』、第五回をお届けします。

このノートは、私の臨床現場でのリアルな「気づき」を、皆さんの日常のヒントとして共有するものです。

【リッツの臨床ノート Vol.5】
テーマ:なぜ、バレエ経験者は、体育のブリッジで腰を痛めたのか?

【患者さんのお悩み ‍♀️】

中学生・女子

幼少期からバレエを習っており、運動能力は非常に高い。

「体育のマット運動で、倒立ブリッジをした瞬間に腰を痛めた」

「背中を反るのが怖い」

【私の考察 】
私が注目したのは、腰そのものではなく、お腹の深層筋、特に『腸腰筋』の硬さです。
しかし、ここで一つの疑問が浮かびます。
「バレエ経験者で腸腰筋を使える彼女が、なぜ?」

【解説:なぜそうなるのか? ✍️】
1️⃣ 答えは、「得意な動き」と「要求される動き」のギャップにありました。
2️⃣ 倒立ブリッジは、背骨の柔軟性以上に「腹部がしなやかに伸びる」ことが不可欠です。
3️⃣ 彼女は、バレエで「腸腰筋を”使う”(=脚を上げる)」ことには長けていましたが、倒立ブリッジのように、急激かつ最大限に「”伸ばす”」という動きには慣れていませんでした。
4️⃣ 今の寒い時期、不十分な準備体操で、硬くなっていた腹部に急激な伸展ストレスがかかり、腹部が伸びない分、その力はすべて「腰椎5番」という一点に集中。
結果、関節が悲鳴をあげたのです。

【当院でのアプローチ ✅】
まず、痛み(結果)と原因(深層筋の硬さ)、その両方にアプローチしました。

骨格調整: 痛む腰椎5番だけでなく、連動する「仙腸関節」、「股関節」、そして負担が集中していた「長内転筋腱」や「内側広筋」まで、ソフトな手技で整合性を整えました️

結果の検証: この調整を行った直後、彼女に再度動いてもらうと、「あ、痛くない!」と、その場で痛みが消失したことを確認しました✨

ホームケア指導: 根本原因である「腹部の硬さ」が再発しないよう、ご自宅でできる腸腰筋のセルフケアを指導。さらに、炎症を抑え、筋膜を良い状態に保つため、CBDケアオイルの塗布も併せてお勧めしました。

【まとめ 】
このように、「得意な動き」と「要求される動き」のギャップが、怪我の”真犯人”になることは、アスリートやダンサーの臨床では非常に多くあります。

「運動神経が良いから大丈夫」という過信が、思わぬ落とし穴になることも。
体育の授業や、急な運動で身体を痛めてしまった時、その原因は「運が悪かった」からではなく、あなたの身体が発していた、事前の”SOS”を見逃していただけかもしれません。
心当たりのある方は、ぜひ一度ご相談ください。

『リッツの臨床ノート』、第四回をお届けします。

このノートは、私の臨床現場でのリアルな「気づき」を、皆さんの日常のヒントとして共有するものです。

【リッツの臨床ノート Vol.4】
テーマ:「その痛み、様子を見ますか?」股関節痛の分かれ道

【患者さんのお悩み ⚽️】
小学生高学年・男子
「昨日、サッカーのシュート練習中に、右足の付け根(股関節)を痛めた」
「足を上げたり、広げたりすると特に痛い」

【私の考察 】
これは、アスリートにとって非常に厄介な『鼠径部症候群(グロインペイン)』の初期症状です。
一度慢性化すると、非常に治りにくい(難治性)ことで知られています

私が注目したのは、彼が「痛めた翌日に、すぐに来院してくれた」という、その迅速な判断です。
これこそが、この厄介な怪我に対する、「最高の初動対応」でした

【解説:なぜそうなるのか? ✍️】
1️⃣ お話を伺うと、シュート練習で無理な体勢から、体幹(土台)が安定していない状態で、無理なキックフォームを試みた結果、股関節の一点に過剰な負担が集中したようです。
2️⃣ これは、バレエやダンスで、体幹を使わずに無理やり脚を高く上げようとして股関節を痛めるケースと、全く同じ構造です。

【当院でのアプローチ ✅】
まず、骨格調整を行いました。
痛む股関節だけでなく、土台となる骨盤の仙腸関節と恥骨結合との”連結要素”を、ソフトな手技で整合させる調整を行いました️

さらに、発症から一日経過していることを考慮し、患部への直接的なアプローチに加え、あえて反対側(左)の鎖骨や肩甲骨から遠隔的にアプローチし、全身のバランスを再調整しました。

【ホームケア指導 】
この症状は「筋膜の癒着」が再発の引き金になります。
そこで、お父さん・お母さんにもご協力いただき、ご家庭でもできる、簡単な筋膜リリースの方法を指導しました。
お子さん自身でも、自分の身体と対話するセルフケアの方法をお伝えしています。

【まとめ 】
痛みは、身体が発する「助けて!」という”信号”です。
特に股関節の痛みは、根拠なく「様子を見る」ことで、数週間の我慢が、数ヶ月、数年の悩みになる可能性がある、恐ろしい怪我の一つです

今回、すぐに「信号」に気づき、連れてきてくださったご家族の判断が、彼の選手生命を守ったと言っても過言ではありません✨

身体の異変は、コーチや私たち専門家に”正直に”共有すること。
それこそが、本当の強さへの第一歩です。

『リッツの臨床ノート』、第三回をお届けします。

このノートは、私の臨床現場でのリアルな「気づき」を、皆さんの日常のヒントとして共有するものです。

【リッツの臨床ノート Vol.3】
サーブの肩の痛み、”真犯人”は下半身にあり

【患者さんのお悩み 】

30代・男性・テニス愛好家

「サーブの打ち始めに、肩がズキッと痛む」
「プレー中はアドレナリンでマシになるが、終わると必ず痛みが再発する」
「フォームを改善しようと動画を見ているが、感覚が掴めない」

【私の考察 】
触診すると、肩甲骨周りの筋肉(棘下筋など)がガチガチに固まり、筋膜が癒着していました。
これが痛みの直接原因です。
しかし、私が本当に注目したのは、なぜ、そこまで肩甲骨周りを酷使してしまうのか、という点です☝️

【解説:なぜそうなるのか? ✍️】
1️⃣ 効率的なサーブは、地面を蹴る力が、下半身 → 体幹 → 肩甲骨 → 腕 → ボールへと、波のように伝わる「運動連鎖(キネティックチェーン)」で成り立っています。
2️⃣ しかし、下半身からのパワーが使えないと、身体は「腕」や「肩」の力だけで、無理やりボールを叩こうとします。
3️⃣ この「手打ち(肩主導)」の状態が、『ゼロポジション』(肩が最も安定する角度)を崩し、肩甲骨周りの小さな筋肉群に、許容量を超える負担をかけ続け、炎症(=痛み)を引き起こしていたのです。

【当院でのアプローチ ✅】
この患者さんには、「施術 × 感覚の再教育 × ホームケア」の三位一体でアプローチしました。

施術: まず、痛みを出している肩甲骨周りの筋膜癒着を、手技やショックマスターで解放し、肩がスムーズに動ける環境(ゼロポジション)を回復させます。

再教育: 次に、下半身からのパワーを腕に伝える、新しい”感覚”を身体に刻み込むための、簡単なドリルを処方。

ホームケア: そして、練習後にご自宅で使っていただくものとして、『CBDケアオイル』をお勧めしました。
練習後の肩周りに塗り込むことで、微細な炎症を鎮静化させ、筋膜を常にしなやかな状態に保つ、最高のセルフケアです。

【施術後の患者さんの声 ️】
施術後、実際にボールを打つ動作をしていただき、「あ、痛くない!」「肩が軽いし、下半身から力が伝わるって、こういう感じなんですね!」と、非常に喜んでくださいました✨

【まとめ 】
このように、痛み(この場合は肩)は、あくまで”結果”です。
その”真犯人”は、あなたの身体の使い方(運動連鎖)に隠されています。

これは、テニスに限らず、野球の投球や、バレエのジャンプにも共通する、非常に重要な視点です

「痛みが引いたら、また練習」の繰り返しから抜け出し、根本的なフォーム改善を目指しませんか?
ご相談、いつでもお待ちしています


『リッツの臨床ノート』、第二回をお届けします。

このノートは、私の臨床現場でのリアルな「気づき」を、皆さんの日常のヒントとして共有するものです☝️

【リッツの臨床ノート Vol.2】
テーマ:長引く顎の「カックン」音、本当の”支点”はどこ?

【患者さんのお悩み 】
70代・女性

「長年、口を大きく開けると右顎が”カックン”と鳴る」

「食事や会話が怖くて、無意識に口を小さく開けるクセがついた」

「病院では『顎円盤の変形だから、治らない』と言われ、諦めている」

【私の考察 】
患者さんの絶望感は、痛いほど伝わってきました。
確かに、一度変形した顎円板そのものを、元に戻すのは難しいかもしれません。

しかし、私は「症状の軽減は可能だ」とお伝えしました。
なぜなら、その”カックン”音の真犯人は、変形した円板そのものではなく、全く別の場所にある可能性が非常に高いからです。

私が注目したのは、顎関節の”開口運動の支点”。
多くの方は顎そのものと考えがちですが、実はその運動の”本当の支点”は【第三頚椎(首の骨)】にあるのです。

【解説:なぜそうなるのか? ✍️】
1️⃣ 下顎(あご)は、頭蓋骨から”ぶら下がっている”構造です。その動きの土台(支点)となるのは【首(頸椎)】。
2️⃣ お話を伺うと、患者さんは食事中、いつも横にあるテレビを見るために、身体をねじるクセがありました。 3️⃣ この「日常のねじれ」が、”本当の支点”である第三頚椎のアライメント(位置)を歪ませ、結果として、顎がまっすぐ動けず「カックン」と鳴る、不正な軌道を作っていたのです。

【当院でのアプローチ ✅】
まず、私が優先したのは、”音”を消すことではありません。
顎がスムーズに動くための『機能性』を高めることです。

「ボキッ」と鳴らすような矯正ではなく、第三頚椎の”開口支点”を、非常にソフトな手技で整復️

首から背中にかけての、ガチガチに癒着した筋膜を解放し、土台(首)が安定して動ける環境を整えました。

【検証:施術後の変化 】
施術後、患者さんに口を開閉してもらうと、「あ、さっきより開きやすい」「顎へのストレス感が全然違う!」と、その場でも明確な変化を実感していただけました✨

【まとめ 】
このように、長引く症状の”真犯人”は、痛みのある場所(顎)ではなく、あなたの「日常の、無意識なクセ」や「全身の連動性」(この場合は首)に隠れています。

これは、ダンサーのしなやかな首や頭の運び、あるいはアスリートの素早い首振り動作(周辺視野の確保)にも直結します。
首という”支点”が歪んでいては、最高のパフォーマンスは発揮できません。

「もう治らない」と諦めていた、その痛みや違和感。
それは、まだ”本当の原因”に出会えていなかっただけかもしれません。
心当たりのある方は、ぜひ一度ご相談ください☺️

こんにちは!
浜町リッツ整骨院の堀です

今日から、新しいシリーズ『リッツの臨床ノート』を始めます。

このシリーズでは、日々の臨床で患者様からいただいた「お悩み」と、それに対して私が「どのように考え、アプローチしているのか」を、臨場感を踏まえて分かりやすくご紹介していきたいと思います。
皆様の健康のヒントになれば幸いです!

【リッツの臨床ノート Vol.1】
テーマ:ゴルフの不調と、デスクワークの意外な関係

【患者さんのお悩み ‍】
40代・男性・ゴルフが趣味
「最近、バックスイングで背中と腰の境目が詰まる」
「そのせいか、首や肩にも負担がかかり、痛む」
「練習はしているが、スイングが改善しない」

【私の考察 】
スイング自体を調べる前に、まず日常生活をお伺いしました。
結果、原因は「ゴルフの練習」ではなく、繁忙期による「長時間のデスクワーク」にあると判断しました。

【解説:なぜそうなるのか? ✍️】
1️⃣ 長時間の座位姿勢は、背中と腰の境目(胸腰椎移行部)の動きを著しく硬くさせます。
2️⃣ この部分は、ゴルフのような「ねじる」動きの”要(かなめ)”となる場所です。
3️⃣ この”要”が動かないまま、無理にスイングをすると、上半身と下半身の連動が失われ、行き場のない力が、首や肩に集中して痛みとなります。

【当院でのアプローチ ✅】
まず、硬くなった”要”(胸腰椎移行部)の動きを、矯正によって回復させます。
しかし、それだけでは、またデスクワークで元に戻ってしまいます。
大切なのは、その良い状態を維持するための、短時間で高頻度なセルフケア(30秒以上のストレッチなど)を、業務の中で習慣化することで、負担を相殺させることです。

【まとめ 】
このように、痛みや不調の原因は、症状が出ている場所とは別の「日常の習慣」に隠れていることが、臨床では非常に多くあります。

当院では、この「症状」と「根本原因」の繋がりを見極め、施術とセルフケア指導の両輪で、あなたの”健康の再現性”を高めるサポートをします☝️

同じようなお悩みで、「なぜだろう?」と思っている方は、ぜひ一度ご相談ください。
ゴルフに限らず、バレエや各競技や日常生活においても、思いがけない要因が不調を起こしているかもしれませんよ