昨日の続きです。

※昨日の記事、『腰痛のほとんどは非特異性腰痛』

非特異性腰痛は「動き」の問題を改善させる整体治療で良くなりますよ!って話でしたね。

では、特異性腰痛。
これは整骨院で治るの⁈

「治る」という概念は人により感じ方が違うと思います。
痛くなくなればいい人もいれば再発しない根治まで目指す人もいますね。

答えは「治るものは治るし、治らなくても痛みが減り、生活に支障が少なくなるものもある」です。

特異性腰痛。
レントゲン、MRIなどで特定される腰痛という事ですので、機能上の問題ではなく、器質的な問題に及んでいる腰痛です。

椎間板ヘルニア、脊柱菅狭窄症、すべり症、分離症、圧迫骨折、感染性脊椎炎、癌の脊椎転移、大動脈瘤、尿路結石…

これらの疾病を整骨院で治すことは出来ません。
しかし、椎間板ヘルニア、脊椎管狭窄症、すべり症、分離症、圧迫骨折など、運動器疾患の場合に限り、痛みや不快な症状を減らす事は可能です。
※感染症、癌、大動脈瘤、尿路結石などは対応外です。

そもそも…
なぜ、特異性腰痛のような腰痛になったか⁈

生活の中での「癖」。
カラダの使い方の習慣から、骨や神経に負担がかかり続ける事で変形や麻痺となる事が考えられます。
「癖」を見つけ出して改善する事が大切です。

話を戻して「特異性腰痛」に対する治療法ですが、レントゲンなどで写るような、形が変わってしまったものは手術が適している場合も否めませんが、傷めてしまった原因となる「動き」の問題を整体の治療で改善しながら、変形してしまった組織に負担がかからないようにする事で症状が少なくなる事は期待できます。

実際、私は若い頃に分離症を患っています。
背骨の骨折です。
未だに骨は離れたままの状態ですが、分離している腰椎の5番目に負担がかからないような治療と運動、注意によって今は少しも痛くはありません。

傷めている程度や個々の体質、体力などの問題もありますが、希望を持って治療に取り組んで欲しいと思います。
当院では整形外科と連携して検査の上、そのような治療の提案も行なっております。

治す事が難しくても、症状軽減させたり痛みが出にくい状態にするお手伝いは可能ですので、お悩みがあるようでしたらご相談くださいね。