HALUの映画鑑賞ライフのBlog -88ページ目

HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

イオンシネマ近畿15館『エターナルズ』公開記念Twitterキャンペーンに当選していた事もあり、当選をしたシネコンであるイオンシネマ草津で観ようかと思っていたところ、私の急な体調不良で、しばらくの間自宅静養していましたら、字幕版についてはイオンシネマ草津では既に終映となってしまっていたため、慌てて、12月7日(火)に、イオンシネマ京都桂川にて『エターナルズ』の字幕版の鑑賞に出向いて来ました。

 

 

今年度の48本目の劇場鑑賞作品。

(※今年度のイオンシネマ京都桂川での3本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

 

「多様性重視の新ヒーロー達の一大叙事詩(21.12/7・2D字幕版)」

ジャンル:SF/アクション

原題:ETERNALS

製作年/国:2021年/アメリカ

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/eternals.html

上映時間:156分

上映区分:一般(G)

公開日:2021年11月9日(金)

監督・脚本:クロエ・ジャオ

キャスト(配役名):

ジェンマ・チャン(セルシ) / リチャード・マッデン(イカリス) / アンジェリーナ・ジョリー(セナ) / サルマ・ハエック(エイジャック) / クメイル・ナンジアニ(キンゴ) / リア・マクヒュー(スプライト) / ブライアン・タイリー・ヘンリー(ファストス) / ローレン・リドロフ(マッカリ) / バリー・コーガン(ドルイグ) / マ・ドンソク(ギルガメッシュ) / キット・ハリントン(デイン・ウィットマン) / ハーリッシュ・パテル(カルーン) / ビル・スカルスガルド(クロ) / ハーズ・スレイマン(ベン) 他

 

 

【解説】

「アベンジャーズ」シリーズをはじめとしたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で知られるマーベル・スタジオが送り出すヒーローアクション大作。

太古から人類を見守ってきた「エターナルズ」と呼ばれる者たちの活躍を、「ノマドランド」でアカデミー賞を受賞したクロエ・ジャオ監督が描く。

 

「アベンジャーズ/エンドゲーム」後の世界を舞台に、これまで人知れず人類を守ってきたエターナルズが姿を現し、未曽有の危機に立ち向かう。

遙かな昔から地球に存在し、7000年もの間、陰から人類を見守ってきたエターナルズ。最凶最悪の敵サノスによって半分が消滅させられた全宇宙の生命は、アベンジャーズの戦いによって復活したが、その時の強大なエネルギーによって新たな脅威が誕生し、地球に迫っていた。

その脅威に立ち向かうべく、これまで身を潜めていたエターナルズが再び集結する。

 

10年ぶりのアクション作品への出演となるアンジェリーナ・ジョリーをはじめ、「クレイジー・リッチ!」のジェンマ・チェン、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン、キット・ハリントン、これがハリウッドデビューとなる「新感染 ファイナル・エクスプレス」のマ・ドンソクらが出演。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

監督・脚本は、中国出身のクロエ・ジャオ。

『ノマドランド』で、白人以外の女性で初の米国アカデミー賞監督賞の栄誉に輝いた注目の新鋭が、マーベル・スタジオの大作を手掛けた。

『アイアンマン』(2008年)以降続いてきたマーベル・シネマティック・ユニバース。所謂、MCU映画のスーパーヒーロー達の活躍は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)で一つの区切りを迎えたのでしたが、本作品から新たな戦いが幕を開けるのでした。

 

なので、時系列的には『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後、指パッチンによって、半分になった人類が元通りに戻った世界からのお話しとなります。

 

 

新たな戦いという困難に立ち向かうのは、不老の種族<エターナルズ>。

 

 

7000年以上前の太古のメソポタミアに、宇宙の創造主であり宇宙最古の種族セレスティアルズのアリシェムは、セルシ、イカリス、スプライト、キンゴ、ファストス、マッカリ、ドルイグ、ギルガメッシュ、エイジャック、セナの超人的なパワーを有する男女混成の10人によるチームを、アリシェムとの交信が出来るエイジャックをリーダーとして、最古の敵であり捕食種のディヴィアンツから人類を守るため、地球に降り立たせたのでした。

 

そして、このディヴィアンツとの戦いは約500年前に最後の捕食種の怪物を倒したことで終結をみたのでした。

 

その後にメンバーは世界各地へと散らばり、人間の姿に身をやつして、人類の営みや成長を密かに見守り続けていたのでした。

 

 

そんなさなか、アベンジャーズが不在となった地球に、またもや滅亡の危機が迫るのでした。

残された時間はわずか7日間。

 

 

イギリス・ロンドンで学芸員として、子供のままの姿をしたスプライト(リア・マクヒュー)と一緒に暮らすセルシ(ジェンマ・チャン)は、恋人デイン・ウィットマン(キット・ハリントン)から同棲を持ちかけられていました。

 

 

 

そんな彼女たちは、世界各地でも巨大地震が起きた夜に、ディヴィアンツと呼ばれる怪物に襲われるのでした。

昔に戦っていた捕食種とは異なり、攻撃を受けても再生する能力を備えている手強いモンスターを相手に苦戦するのでしたが、そこに、かつての恋人で、事態をいち早く察知した最強の戦士イカリス(リチャード・マッデン)が現れ、協力をしてディヴィアンツを退治し、そして彼女らと共に、昔の仲間を結集すべく動き出すのでした。

 

 

物語のそのリアリティーさや、大自然の雄大な映像美などが持ち味でもあるクロエ・ジャオ監督の作風と、MARVELコミックのキャラクターが、CGを駆使した派手なアクション大作とは、もしや水と油のように相反するのではないかとも思ったのでしたが、それもすべて杞憂でした。

 

 

物質を別のものに変換できる能力を持つセルシをはじめ、あたかもDCコミックの「スーパーマン」かのように、自由に空を飛び両眼からビーム光線を放つイカリス、武器を自由自在に出現させる能力を有するセナ(アンジェリーナ・ジョリー)らは、最新のVFX技術でその能力を存分に発揮するのでした。

 

 

その一方で、海辺や荒野やアマゾンらしき熱帯雨林地域などでのロケ撮影をも多用した、クロエ・ジャオ監督らしい詩的な映像の中で、ヒーロー達の繊細な心の葛藤を色濃く見せるのでした。

 

 

 

料理上手な心優しい怪力男ギルガメッシュ(マ・ドンソク)やインドのボリウッド映画の大スターでもあるキンゴ(クメイル・ナンジアニ)らが中心に、小気味よいジョークを交えつつ、その反面、チームのメンバーたちの誰しもが弱さをにじませ、<エターナルズ>の戦士としての存在意義を己自身に問うのでした。

 

 

 

いったい何のために戦うのか。自分たちは<救済者(メシア)>なのか、それとも単なる<殺人者(マーダー)>なのかと。

ヒーローの内面にも光を当ててきたMARVEL映画でも、これほどまでに深く思い悩むヒーローの姿は珍しいかも知れない。

 

 

また、驚くべきは、本来的な悪役が不在にも見えること。

地球での捕食種たる怪物ディヴィアンツにも、彼らの論理や存在意義があるのでした。

 

 

これまでの既存のMCU作品のような、分りやすい敵や強すぎる悪人を叩きのめすといった単純な流れとは切り口が全く違うのも、クロエ・ジャオ監督のセンスによる新機軸の作品らしいのかも知れないですね。

 

 

<守るべきもの>がそれぞれ異なってしまうエターナルズ。

そして戦う相手は遂にはチームの中にも現れてしまうのでした。

 

 

敵も味方も判然としない中、不確かで複雑な世界を生きるよすがとなるもの。

それは<愛>。

ド直球のメッセージが胸を打ち抜くのでした。

 

 

 

10人のメンバーの中には、子供のままの姿の者もいれば、障碍がある者、ゲイ、即ち同性を愛する者も。

そして演じる俳優らの肌の色も様々。

それこそが真の私たちの生きる世界そのものであり、ポリティカル・コレクトネス。政治的妥当性とも訳される、所謂、ポリコレを意識し過ぎるだの何だのとか批判すること自体も、もはや時代遅れなんでしょうね。

 

多様性を重視するというよりも地球規模の新ヒーローなのだから真の世界観を表すのが当然なのでしょう。

 

※尚、イスラム圏の中東諸国やアジアの中国などでは、同性愛の描写が、政府の社会倫理上や宗教上の社会通念に反するとして、配給元のウォルト・ディズニー社に該当箇所の修正若しくはカットを強く要求したそうですが、ウォルト・ディズニー社がそれを頑として拒否したため、上映禁止になっているとの事ですが、国家レベルによる圧力に屈することなく、修正やカットに応じずに、何としてでも表現の自由を守ったウォルト・ディズニー社の英断には賛辞を送りたいですね。

 

 

そういった背景などもありながらも、この多様性を重視した新ヒーローの登場により、温かな手触りで、MARVELヒーローの歴史も更新されたと言って良いでしょう。

 

 

そして、今回もオマケ映像がエンドロール途中と、最後の最後にと、2回ありました。

1つ目は、エターナルズのメンバーの前にサノスの弟・エロスが登場するシーン。

そして2つ目は、セルシの恋人デイン・ウィットマンが魔剣を手にすると・・・。といった映像でしたが、共に、私の場合には、原作コミックを読んでいないので、このシーンについての意味合いはよく分からず終いでした(汗)

 

従来のMCU作品とは世界観もスケール感からも大幅に異なるほどの超大作映画でしたので、今後、既存のMCU作品との関わり合いがどうなっていくのかも気になるところ。

クロエ・ジャオ監督が「2時間30分を超える長尺と言われるが、それでも描き尽くせないくらいの内容」などと発言されていたのも分るほど濃厚な内容の一大叙事詩のような映画でした。

 

 

私的な評価としましては、

これまでのMARVELヒーローとは異なり、単純な構成の英雄譚のお話しになっていない点も、非常に面白かったのですが、こんなにも宇宙の創造主や或いは7000年以上前の太古から人類を見守ってきた宇宙人で不老の種族などといった、スケール感が半端なく、こんなにも大風呂敷を広げて、今後、既存のMCU作品との関わり合い具合など、それらとの整合性はいったい大丈夫なのかなぁと多少心配になるほどでした。

 

巷間では、賛否両論が大きく分かれている作品ではあるようですが、作品自体は、私個人的にはかなり楽しめましたので、五つ星評価的には★★★★★(100点)の満点評価も相応しい作品かと思いました。

 

 

 

イオンシネマ京都桂川さん。

この度は『エターナルズ』の字幕版をロングラン上映して下さって有り難うございました。

 

 

○「エターナルズ」予告【地球滅亡まで残された時間は7日間。編】

 

 

この『エターナルズ』のサントラですが、あの『アイアンマン』や『パシフィック・リム』などの楽曲提供でも有名な作曲家ラミン・ジャワディ氏の手によるオリジナルスコアが今作も最高!!!

サントラ盤は配信のみでしたので、早速、iTunesStoreから全20曲をダウンロードしました。

 

Ramin Djawadi - Eternals Theme (From "Eternals"/Official Audio)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

令和3年(2021年)の師走もあと半月と押し迫って来た、本日12月18日の朝は、この冬一番の寒波が流れ込み、京都市内でもパラパラと雪が降り、金閣寺(鹿苑寺)舎利殿など、市内では、18日午前6時の記録上の積雪自体は0センチでしたが、京都市北区などの洛北地域の山間部を中心に、この冬初めての雪化粧をしました。

 

 

○京都で雪、金閣寺が雪化粧(2021年12月18日、京都市北区)

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

公開前から塚地武雅さんの自閉症患者の演技が巧すぎるとの前評判が高かった本作『梅切らぬバカ』を京都府内で唯一の公開館であるTジョイ京都まで、先月の11月22日(月)に、年老いた父親と一緒に鑑賞に出向いて来ました。

 

今年度の47本目の劇場鑑賞作品。

(※今年度のTジョイ京都での4本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

「桜切るバカ、梅切らぬバカ(21.11/22・2D劇場鑑賞)」

ジャンル:人間ドラマ

製作年/国:2021年/日本

配給:ハピネットファントム・スタジオ

公式サイト:https://happinet-phantom.com/umekiranubaka/

上映時間:77分

上映区分:一般(G)

公開日:2021年11月12日(金)

監督・脚本:和島香太郞

キャスト:

加賀まりこ / 塚地武雅 / 渡辺いっけい / 森口瑤子 / 斎藤汰鷹 / 徳井優 / 広岡由里子 / 北山雅康 / 真魚 / 木下あかり / 鶴田忍 / 永嶋柊吾 / 大地泰仁 / 渡辺穣 / 三浦景虎 / 吉田久美 / 辻本みず希 / 林家正蔵 / 高島礼子 他

 

 

【解説】

加賀まりこと塚地武雅が親子役で共演し、老いた母と自閉症の息子が地域コミュニティとの交流を通して自立の道を模索する姿を描いた人間ドラマ。

山田珠子は古民家で占い業を営みながら、自閉症の息子・忠男と暮らしている。

庭に生える梅の木は忠男にとって亡き父の象徴だが、その枝は私道にまで乗り出していた。

隣家に越してきた里村茂は、通行の妨げになる梅の木と予測不能な行動をとる忠男を疎ましく思っていたが、里村の妻子は珠子と密かに交流を育んでいた。

 

珠子は自分がいなくなった後のことを考え、知的障害者が共同生活を送るグループホームに息子を入れることに。

しかし環境の変化に戸惑う忠男はホームを抜け出し、厄介な事件に巻き込まれてしまう。

 

タイトルの「梅切らぬバカ」は、対象に適切な処置をしないことを戒めることわざ「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」に由来し、人間の教育においても桜のように自由に枝を伸ばしてあげることが必要な場合と、梅のように手をかけて育てることが必要な場合があることを意味している。

 

加賀にとっては1967年の「濡れた逢びき」以来54年ぶりの映画主演作となった。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

11月12日(金)の全国公開に先立って、日本テレビ系列の有働由美子キャスターによるニュース番組「news zero」の中で、<話題の映画>として紹介されていた予告編を見て面白そうだったので鑑賞。

 

 

加賀まりこさんと塚地武雅さんが親子役で、しかも、自閉症の中年の息子を抱える年老いた母親が、自分がいなくなった後の息子を案じて、自立の道を模索しながら、それまで離れていた地域コミュニティとの共生や「8050問題」といった問題提起を心温まるストーリーで紡ぐ映画ということで、期待値のハードルを上げて観に行きました。

 

 

期待値のハードルを上げて観た割りには、予告編や番宣の通り、ハートウォーミングでこじんまりと良く出来た映画でした。

77分と実写邦画にしては、かなり珍しい短尺な映画なのにも拘わらず、脚本が巧いからか充分に楽しめました。

 

 

お話しの流れ的には、

50歳になるひとり息子・忠さんこと山田忠男(塚地武雅さん)と年老いた母親・山田珠子(加賀まりこさん)は、閑静な住宅街にある古民家で二人暮らし。

珠子さんは占いで生計を立てていて、息子には自閉症スペクトラムのような知的障碍があり、毎日、分刻みのルーティンを規則正しく守る事に固執する癖などがあり、毎朝決まった時間に起床して、トイレに入り、朝食を摂り、決まった時間に家を出て、福祉通所作業所で仕事はしているのですが、このままではいずれ親子共倒れ。まさに「8050問題」そのものな状況なのでした。

 

 

そんな或る日、母・珠子さんは通所作業所の施設長・大津進(林家正蔵さん)からの勧めもあり、空き部屋が出来たグループホーム「さくら園」に、息子・忠さんを入居させる決意を固めるのでした。

また、山田家の庭にある梅の木は伸び放題で、隣家の里村家から苦情が届いていたのでした。

しかし、初めて離れて暮らすことになった忠さんは環境の変化に戸惑ってしまい、グループホームを抜け出してしまうのでした。

そんな中、珠子は邪魔になる梅の木を切ることを決意するのでしたが・・・。

 

といったイントロダクションの映画でした。

 

 

タイトルの由来である諺(ことわざ)の「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」は、お恥ずかしながら私はその意味合いをちゃんと知らなかったのですが、諺の意味合いは、「樹木の剪定には、それぞれの木の特性に従って対処する必要があることを指す戒め。桜は幹や枝を折ると腐敗しやすく、梅は余計な枝を切らないとよい果実がつかなくなるためだからだそうですが、転じて、人との関わりにおいても、相手の性格や特徴を理解しようと向き合うことの大事さを解く意味合いを持つ言葉」とのこと。

 

 

この映画は、珠子さんと忠さんの親子と、隣家に引っ越してきた三人家族、グループホームと通所作業所の人たち、地域の住民たちとの関わりを、良いこと、良くないことを、それぞれ提示しながら、綴っていくと言ったお話しでした。

 

これがドキュメンタリー映画だと、どうしても、グループホームや障碍者の通所作業所の施設にも好意的な人ばかりが良い点ばかりを強調して登場しがちですが、本作では近隣住民が立ち退きを迫るなどその関係のあり方は、実にリアルに描写されて、あそこまで露骨な反対運動まで行くのは非常にレアなケースかとは思いますが、概ねあのような説明会の様な事は日常茶飯事のようですし、市役所などもグループホームが運営できなかったら行き場のない障碍を持つ人などが沢山出てきて困る割りには、そのほとんどは法人任せという点も如実に描かれていました。

そういった点が逆にこの映画に、より深みを持たせていましたね。

 

 

加賀まりこさんも好演されていましたが、塚地武雅さんによる自閉症者の忠さんの演技がとにかくリアルで、またユーモラスに描写されていて、隣家に引っ越してきた里村家の三人家族(渡辺いっけいさん、森口瑤子さん、斎藤汰鷹くん)も揃って上手くて申し分ない演技でしたね。

 

ともすれば陰湿な出来事にしか映らない挿話を、ユーモラスで明るくカラッとした笑いで強弱をつけていて、リズムよく進めた演出や脚本にはついつい感心させられる部分もありました。

 

ただお話し的には、肝心の80歳近い年老いた母親と、50歳になる障碍を持つ、ひとり息子といった「8050問題」などについては全く根本的には何の解決もしていないし、大きな感動的なエンディングが待ち受けている訳でもなくて、「えっ!ここで終わってしまうの?」といった点が非常に惜しかったかも知れないですね。

いつ共倒れするか分らない、この山田親子にも、この数年後には確実に起こりうるであろう事の何の解決も指針もなく終わってしまったのが残念だったかも知れないですね。

結局、グループホームは親亡き後でもそれぞれ問題を抱えた子供達が生きていけるという安心の為にその存在意義があるはずなので・・・。

 

 

私もPTSD障碍を抱え、年老いた両親と共に住む、まさに「8050問題」の当事者でもあるので、自閉症を抱える忠さんの立場を自分自身に置き換えて観てしまうと、不安感が高まって来て自然と涙腺が刺激されてきました。

 

 

そういう意味合いでは、私の様に、何らかの障碍を抱える当事者やその親や親族などが観るとついつい共感する映画かも知れないですが、一般的な映画としては、この作品を観る人の置かれている境遇や立場によっては、単なるテレビサイズのドラマ仕立てのこじんまりとした作品としか映らない人もいるのかも知れないですね。

 

 

私的な評価としましては、

この「8050問題」や障碍者が地域で自立して暮らしていくことの難しさなど、この作品で問題提起された事柄に関して、何かしらの答えを出すのではなく、観客にその答え付けを委ねて想起させようと図るしか方法がなかったのかも知れないですが、何らかの指針や理想像などを観させてくれても良かったかなとも思いましたし、ユーモラスなお話しにはしながらも、リアルな厳しい現実を映すことで精一杯だったのかなぁと多少残念な部分もあり、わずか77分に短い尺に留まらず、提起した問題の解決の糸口についても、もう少し深掘りしてみても良かったのかもと思われました。

従いまして、五つ星評価的には、演者の名演は素晴らしかったのですが、お話し的に、もう少し突っ込んで斬り込んで欲しかったという点などからも、★★★★(80点)の高評価ながらも四つ星評価くらいが相応しい作品かと思いました。

 

でも、総じて、優しい気持ちになれる良い映画でもありましたので、さすがに、多くの人々に愛される作品として、全国的にヒットをして、これだけの拡大公開に繋がっているかとも思われました。

なかなか難しいテーマなだけに問題提起の点で終わってはいますが、是非とも多くの人の目に触れて欲しい佳作でした。

 

 

○11月12日公開・映画『梅切らぬバカ』本予告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

本日は、雅子皇后陛下のお誕生日でもありましたが、私の誕生日でもあり、朝からスタッドレスタイヤの交換にディーラーまで行って来て、今年もディーラーから、ささやかながら誕生日プレゼントを貰いました。

 

 

 

せっかく頂戴した便利グッズ。一体どういった使途のグッズなのかよく解らなかったのですが、プレゼントは正直何であっても有り難いですね。

 

ただ、この歳になって誕生日を祝ってくれるのは嬉しいやら恥ずかしいやら・・・。

 

そして、タイヤ交換を終えた後、イオンシネマ草津まで『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の字幕版を鑑賞に出向いて来ました。

 

(※尚、感想は後日ブログ記事としてアップさせて頂くつもりです。)

 

 

そして夕飯は、私の好きな物を中心にしたメニューを母親が作って用意してくれたのが嬉しかったですね!

 

栗赤飯に、トンカツ、アサリの味噌汁に、モンブランのケーキなど

 

 

 

で、自分へのご褒美として、上新電機WebやAmazonサイトで注文していた、劇場公開時に観逃してしまっていたジェームズ・ガン監督によるDC映画作品『ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結』のBlu-ray&DVDセットのソフトと、麒麟の川島明さん&かまいたちの山内健司さんによるマンガに特化した深夜番組『川島★山内のマンガ沼』で熱く語って絶賛されていた漫画本(コミックス)の『ルックバック』と『怪獣8号』も自宅に届いていました。

 

(※Blu-rayソフトも漫画本も早く観て読んで感想もブログ記事にしたいと思っております。)

 

 

 

夕飯を食べ終わってひと息ついて、iPhoneのSNSのTwitterにも目をやると、誕生日記念のお祝いの風船が舞っていました(^^)v

 

 

2021年の今年も昨年に引き続き、季節感を感じられる行事も中止が相次いだ一年で、気が付けば、もう師走。

新たな変異株のオミクロン株が徐々に日本にも迫って来ていますが、来年の第6波は、新型コロナウイルスの新規陽性者数や死者数も案外少なければ良いなぁと祈るばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。