HALUの映画鑑賞ライフのBlog -34ページ目

HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

一部のブログ読者の方には大変お待たせ致しました。

1月12日(金)の全国公開日に先駆けて、試写会でご覧になられた映画ブロガーのキタコさん。また、公開して直ぐに観に行かれたアラカン女子ブロガーの、とまさんなどのブログ記事を拝読させて頂いて、私も是非とも観に行きたいと思い、先月の1月22日(月)に、滋賀県草津市のイオンシネマ草津まで観に行って来た映画『カラオケ行こ!』について、原作コミックスについても読み終えましたので、今更ながらになりますが、原作漫画とも比較しながら、ご紹介したいと思います。

 

 

今年度の3本目の劇場鑑賞作品。

(今年度の1本目のイオンシネマ草津での劇場鑑賞作品。)

 

 

 

 

「原作漫画に忠実な野木亜紀子さんの脚色&山下敦弘監督の演出の妙による相乗効果が醸し出す痛快作(24.1/22・劇場鑑賞)」

ジャンル:青春/コメディ

製作年/国:2024年/日本

製作:KADOKAWA / 『カラオケ行こ!』製作委員会

配給:KADOKAWA

公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/karaokeiko/

上映時間:107分

上映区分:一般(G)

劇場公開日:2024年1月12日(金)

原作:和山やま『カラオケ行こ!』(KADOKAWA「ビームコミックス」刊)

製作:遠藤徹哉 / 野村英章 / 渡辺和則 / 舛田淳 / 渡辺勝也

企画:若泉久朗

プロデューサー:二宮直彦 / 大崎紀昌 / 千綿英久 / 根岸洋之

撮影:柳島克己

照明:根本伸一

録音:反町憲人

美術:倉本愛子

装飾:山田智也

衣装プラン:宮本まさ江

衣装:江口久美子

ヘアメイク:風間啓子

VFX:浅野秀二 / 横石淳

サウンドデザイン:石坂紘行

編集:佐藤崇

音楽:世武裕子

主題歌:Little Glee Monster『紅』(Sony Music labels)

音楽プロデューサー:北原京子

キャスティング:川口真五

制作担当:間口彰

助監督:安達耕平

脚本:野木亜紀子

監督:山下敦弘

キャスト(配役名):

綾野剛(成田狂児) / 齋藤潤(岡聡実) / 芳根京子(森本もも:合唱部副顧問) / 橋本じゅん(小林:ハイエナの兄貴) / やべきょうすけ(唐田) / 吉永秀平(銀次) / チャンス大城(尾形:キティの兄貴) / RED RICE:湘南乃風(峯) / 坂井真紀(岡優子:聡実の母) / 宮崎吐夢(岡晴実:聡実の父) / 岡部ひろき(松原) / 八木美樹(中川:合唱部副部長) / 後聖人(後輩の和田) / 井澤徹(栗山:「映画を見る部」部長) / 米村亮太朗(玉井:薬中のヤクザ) / ヒコロヒー(和子) / 加藤雅也(田中正)※友情出演 / 北村一輝(四代目祭林組組長) その他

 

 

 

【解説】

変声期に悩む合唱部の男子中学生と歌がうまくなりたいヤクザの交流をコミカルに描いた和山やまの人気コミックを、綾野剛主演で実写映画化。

中学校で合唱部の部長を務める岡聡実は、ある日突然、見知らぬヤクザの成田狂児からカラオケに誘われる。戸惑う聡実に、狂児は歌のレッスンをしてほしいと依頼。組長が主催するカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける恐怖の罰ゲームを免れるため、どうしても歌がうまくならなければならないのだという。

狂児の勝負曲は、X JAPANの「紅」。

嫌々ながらも歌唱指導を引き受ける羽目になった聡実は、カラオケを通じて少しずつ狂児と親しくなっていくが……。

綾野が狂児を演じ、聡実役にはオーディションで選ばれた新星・齋藤潤を抜てき。

 

「リンダ リンダ リンダ」の山下敦弘監督がメガホンをとり、テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の野木亜紀子が脚本を手がける。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

  あらすじ

 

 

 

舞台は大阪。中学3年生の合唱部の部長の岡聡実は合唱コンクールのあと、現在は「反社会的勢力」とも言われる、いわゆるヤクザの成田狂児に出会う。狂児は聡実に突然カラオケに誘われて、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける”恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。

狂児の勝負曲はX JAPANの『紅(くれない)』。

聡実は、狂児に嫌々ながらも歌唱指導を行なうことに。

そんな二人がカラオケを通じて少しずつ打ち解けてきた頃、”ある事件”が起きてしまう。果たして二人の運命は如何に!?

 

  感想

 

率直な感想としましては、

クスクスッと笑えるシーンも多々あり、かなり面白い青春コメディ映画でした。

 

本作を観始めた当初は、綾野剛さんのちょっと外れた関西弁の微妙なイントネーションのズレが気になって映画にも集中出来なかったのですが、それも時間が過ぎていくと、次第に映画自体の面白さにハマっていって、それも気にならなくなっていました。

 

本作に、原作漫画があるらしいことは知ってはいましたが、和山やまさんの原作コミックスはわずか1巻で完結する内容とのことでしたので、それならばイッキに読めるとばかりに、映画を鑑賞後に、慌てて購入。

 

※尚、後日、パンフレットについても、KADOKAWAからの再版増刷を待って、ちゃんと在庫補充をして下さっていた、T・ジョイ京都で購入。

 

▲原作漫画『カラオケ行こ!』(定価770円税込)、劇場用パンフレット(定価950円税込)

 

 

  原作漫画の脚色(脚本)の成功例。

 

先ず、いま世間を賑わしている、漫画『セクシー田中さん』のドラマ化に対して、原作漫画家の芦原妃名子さんが、ドラマ化の際の脚本が原作者である自らの意向や約束事が守られずに、脚本内容が勝手に一人歩きして大幅に改変された事などから、急遽ドラマの第9話、最終回を原作者の芦原妃名子さんご自身が担当されることになるなど、紆余曲折を経て、SNS上でも騒動に発展したことも影響し、急死された悲しい一件もあり、原作有りきの漫画の映像化作品における脚色の難しさが今になって問われています。

 

そんな中、この『カラオケ行こ!』は原作コミックスはわずか1巻のみで完結していることもあり、原作の脚色に関して、まだ自由な裁量もあったからかも知れないですが、先ず、鑑賞後に原作漫画を読んで思ったのは、今作の脚本家の野木亜紀子さんの場合には、和山やまさんの原作漫画をリスペクトしておられるのがよく分かるほど原作のセリフ一つをとってもに忠実に再現しながらも、実写映画化に際して、原作ではスポットを浴びないようなサブキャラクターにも無理のない程度にキャラ立ちさせたり、主人公の岡聡実や成田狂児との関係性や心情の運びなども、ごく自然な感じな流れに改変するなどされていましたが、野木亜紀子さんの原作漫画の世界観を壊すことのない無理のない脚色や、お話しの膨らまし方が巧かった点、また山下敦弘監督の演出の妙が加わって、すごく笑える映画になっていたと思いました。

 

そういった意味合いでは、今作は、原作者の和山やまさんと脚本家・野木亜紀子さん、そして山下敦弘監督とが上手に関係を保ちながら実写映像化に成功した一例とも言えるでしょうね。

 

 

脚本家・野木亜紀子さんの発案なのか、山下敦弘監督の演出上の発案なのか分らないのですが、例えば、岡聡実の雨傘の派手な模様や、狂児による和子との想い出のエピソード、聡実が「映画を見る部」の幽霊部員を兼務している点など、すべて原作漫画にはない実写映画化に際してのオリジナルな設定だった訳なのですが、すべてが巧く機能していて、主人公の岡聡実や成田狂児のキャラクターに、より深みを与えていて非常に良く出来た脚色(脚本)でした。

 

 

聡実が幽霊部員を兼務している「映画を見る部」の栗山くん(井澤徹くん)は最初から最後まで終始冷静沈着で物怖じしないのに対して、合唱部の後輩の和田くん(後聖人くん)は終始感情剥き出しという対比も面白くしてありましたね。

 

 

 

また、合唱部副顧問の森本もも先生(芳根京子さん)や合唱部副部長の中川さん(八木美樹さん)のキャラも微笑ましくて面白かったりと、実写映画化に際して、映画独自のオリジナルのキャラクターを配したり、また原作漫画では単なる端役の各キャラクターをキャラ立ちさせていた点もすごく面白くなっていたと思いました。

 

 

また、「映画を見る部」のVHSビデオデッキの巻き戻しが効かないのは、単にデッキが壊れているからなんですが、そこには「青春時代は巻き戻しが効かない=青春は一方通行」という隠喩をこめた設定にしてあったのかも知れないなと思うと、更に、野木亜紀子さんの脚本の奥深さが感じ取れて感動しますよね。

「映画を見る部」で観ていたモノクロ映画も、『白鯨』、『カサブランカ』、『三十四丁目の奇蹟』など、山下敦弘監督が選んだのでしょうか、そのセンスもなかなか良かったでしたね。

 

聡実が自分の限界を知り、そして、「少しずつ、大人の階段を上っていく」というフレーズも原作漫画にはない実写映画オリジナルだったりと、その言葉選びも野木亜紀子さんの脚本センスが輝ってましたね。

 

 

また原作漫画にはなかった、X JAPANの『紅』の英語歌詞の和訳の意味合いも意味深で面白かったり。

 

 

とは言え、「机に肘ついて食うたらアカンで!聡実くん」とか原作の台詞にもかなり忠実に再現していたりと、基本的には原作コミックスの前後編とコミック化に際しての描き下ろしの3つのお話しを基本にして、上手く再構築し直してあって、原作漫画家の和山やまさんの『カラオケ行こ!』の世界観を壊すことなく、これほどオリジナルエピソードも加筆改変し脚色しながらも、面白く実写映画化してあるのも珍しいかと思いました。

 

 

俳優陣は、綾野剛さんが原作漫画のようにオールバックにしている髪型でもないのに、スマートなヤクザ像を上手く演じていましたね。

プライベートでは、ガーシー被告からの脅迫などに苦しんでられたりもなされていたことを考えますと、綾野剛さんには、この映画で完全復活を遂げてもらえて本当に良かったです!!!

 

 

北村一輝さんが四代目祭林組長役、そして、加藤雅也さんがヒモ男役で友情出演。チョイ役でもなかなかの存在感を魅せてくれていました。

 

 

ポストクレジット(オマケ映像)で、久しぶりに聡実に電話をかけている狂児が出てきますが、彼の腕に彫られてある文字も原作漫画の通り(笑)

 

映画で観た際にはいったい何という文字なのかよく分からなかったのですが、原作漫画でも確認し直したら再度笑えました。

 

 

 

 

  私的評価:★★★★☆(90点)

 

原作漫画の実写映画化に際して、原作者や作品に敬意を払わずに「原作クラッシャー」とも称されるほど、元々の原作漫画の世界観を台無しにするような大幅な改変(いや改悪)をなされる脚本家や監督も中にはおられるようですが、今作に関しては、元々の和山やまさんの原作漫画『カラオケ行こ!』の素材自体がかなり面白いのに加えて、今回の脚本家・野木亜紀子さん×山下敦弘監督の最強コンビの脚色・演出の妙により、相乗効果で、更に面白さ度合いがパワーアップして素晴らしい作品に仕上がっていたと感じました。

 

私が観に行った上映回ではクスクスッと笑い声が溢れ出ていて、館内が爆笑の渦状態でした。

従いまして私的な評価としましては、五つ星評価的には、ほぼ満点の★★★★☆(90点)の高評価も相応しい映画かと思いました。

 

 

※尚、関西でも大阪府・京都府・兵庫県では公開館数も、かなり多いのですが、「三重県では、109シネマズ四日市まで行かないと観られないんよ」と、還暦過ぎの松阪市に住む従姉がすごく残念がっていましたので、三重県の他のシネコンでも、『カラオケ行こ!』のセカンド上映を是非ともご検討願います。

 

 

○映画『カラオケ行こ!』本予告(90秒)【2024年1月12日(金)公開】

 

 

 

 

○Little Glee Monster「紅」× 映画『カラオケ行こ!』コラボMV

 

 

 

 

 

【『カラオケ行こ!』パロディポスター】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

この映画よりも先に、今年度3本目として『カラオケ行こ!』を鑑賞して来てはいるのですが、鑑賞してきた順序は前後しますが、先ずは、今年度5本目として、漫画界の巨匠・永井豪先生×光武蔵人監督によるエロティック・バイオレンス特撮活劇の米国産逆輸入の日本映画『唐獅子仮面/LIONーGIRL』の日本語吹替版を、1月30日(火)に、烏丸御池の新風館B1Fのアップリンク京都で鑑賞してきましたので、ご紹介したいと思います。

 

※尚、アップリンク京都においては、1日1回限りの1週間限定上映で、しかも字幕版と日本語吹替版とを1日置きに交互に上映という中、どうにか観に行けて良かったです。

本作品の公開情報をご教示下さった映画ブロガーのバッカスさん。この度は、まさに映画秘宝系の作品をご紹介下さって有り難うございました。

私は、光武蔵人監督の作品は今回が初めての鑑賞でしたが、永井豪先生の世界観と実に親和性のある映像作家さんだと思いました。

 

 

今年度の5本目の劇場鑑賞作品。

(今年度の2本目のアップリンク京都での劇場鑑賞作品。)

 

 

 

 

「永井豪ワールド全開!!!(24.1/30・日本語吹替版鑑賞)」

ジャンル:SF/アクション

製作年/国:2022年/日本

製作:東映ビデオ

制作プロダクション:フラッグ

制作協力:ダイナミック企画

配給:エクストリーム

公式サイト:https://karajishi-kamen.jp/

上映時間:121分

上映区分:R15+

劇場公開日:2024年1月26日(金)

原案・キャラクター:永井豪

エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫

プロデューサー:川崎岳 / 山田真行 / 明里麻美

ラインプロデューサー:ティモシー・ガリアルド

助監督:バズ・ヒュース

撮影:今井俊之

照明:カルロス・ジメネズ / リー・ナービー

録音:ジェイソン・モーラン

美術:カルダー・グリーンウッド

衣装:マライヤ・ハリソン

ヘアメイク:チン・ツェン

特殊メイク:ディーン・ジョーンズ

スタントコーディネーター:阿部剛士

キャスティングディレクター:カーラ・スリバン

制作担当:チアゴ・オリヴェイラ

プロダクションコーディネーター:ライザ・ワグナー

音楽:マット・エイカーズ / ディーン・ハラダ / 川口泰広 / ジェームス・スミス

サウンドデザイン:岩波昌志

VFXスーパーバイザー:鹿角剛

VFX:Studio BUCKHORN.Inc.

編集:山中心平 / 光武蔵人

監督・脚本・翻訳:光武蔵人

キャスト(配役名):

トリ・グリフィス(緋色牡丹) / ダミアン・T・レイヴン(宍倉剣) / 岩永丞威(マリオン・永田) / デレク・ミアーズ(鬼死魁星) / シェルビー・パークス(マユミ) / マット・スタンリー(ハーバート) / カタリナ・ウォーターズ(デビル・ジェミニ) / デヴィッド・サクライ(芳年) / ジェニー・ブレジンスキー(闘千代) / 川和美輝(佐那) / 玉城大志(芳幾) / ステファニー・エスティス(オギ・アガン/緋色サラ) / 木村知貴(藤永暢秀) / ウェス・アームストロング(ボブ・浅井) / 井村秀敏(マサユキ) / ホルギー・フォレスター(コズエ) / クリスティーナ・コルスホルム(ジュンコ) / マリアン・ボーグ(アズミ) / シン・シミズ(緋色弥源太) / モエ・シンタク(赤ちゃんの牡丹) / リイサ・イシヤマ(ミシェル) / カーク・ガイザー(アーロン) / テラ・ストロング・ライオンズ(アン) / ガブリエル・アーシャンボウ(サチヨ) / 北村昭博(ジュン・ナガキ) / アナ・ソフィア・モード(ウィンリー) / ジョン・ヘゲレ(小林) / ジュリー・バーライズ(ミキ) / ラリー・リヨン(サワ) / ジャクソン・マルティンセン(ヨイチ) / ブライアリー・ロング(ミユキ) / ショーン・ハーレー(ワーナー)

 

(以上、劇場用パンフレットより、引用抜粋。)

 

 

【解説】

「デビルマン」「マジンガーZ」など数々の名作漫画を生んだ巨匠・永井豪が描き下ろしたオリジナルキャラクターを、「サムライ・アベンジャー 復讐剣 盲狼」「女体銃 ガン・ウーマン GUN WOMAN」などロサンゼルスを拠点に過激なジャンルムービーを手がける光武蔵人監督が実写映画化。

人類が滅亡の危機に陥った世紀末に誕生した正義の味方・唐獅子仮面こと緋色牡丹の戦いを、エロス&バイオレンス満載で活写する。

撮影は全編アメリカで行われ、主人公・緋色牡丹を演じる「ボルケーノ 2023」のトリ・グリフィスを筆頭にキャスト&スタッフには国際色豊かなメンバーが集結。「アリータ バトル・エンジェル」のデレク・ミアーズ、「ソフト/クワイエット」のステファニー・エステス、「リザとキツネと恋する死者たち」のデビッド・サクライ、「はこぶね」の木村知貴、「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」の岩永丞威が共演した。

セリフは全て英語になっており、日本公開にあたって日本語吹き替え版を制作。内田真礼、関智一、榎木淳弥、森川智之ら豪華声優陣が吹き替えを担当した。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

▲『唐獅子仮面/LIONーGIRL』劇場用パンフレット(定価:1.000円)。

 

  あらすじ

 

西暦2045年、謎の隕石群が飛来して地球に衝突。巨大津波によりすべての大陸が破壊され、地上の99.9%が海中に沈み消滅。ほぼすべての生物が絶滅した。地球上で残された土地は、関東平野のみとなる中、やがてそこは《NEO NIPPON》と呼ばれる国となり、30年に及ぶ内戦の末、初代将軍となった藤永暢秀が国家を統一し、独裁幕府を開いていた。

だが、生き残った約700万人の人類の最大の脅威は、隕石が発する謎の光線による感染症と、光線を浴びても生き残り、隕石魔獣と化して生存者を襲う《アノロック》の存在だった。

 

 

そんな地獄に射した一筋の光明こそ、人類最後の守護神・唐獅子仮面であった。彼女は残されたわずかな世界を救うためにすべてを賭けて戦うのだった・・・。

 

といったイントロダクションで始まる映画でした。

 

 

要約しますと、西暦2045年に謎の隕石群の衝突で、陸地は関東平野のみとなり、全人口が約700万人になった地球で巻き起こる国家を牛耳る独裁幕府と戦う超能力を持つ女性、緋色組組長見習い・緋色牡丹こと唐獅子仮面のお話。

 

 

 

  感想

 

今回は、あえて字幕版ではなく、日本語吹替版にて鑑賞。

 

案外、当初想像していたよりかは、製作予算の兼ね合いからなのか、低予算映画特有のB級臭はプンプンするものの、米国産逆輸入の日本映画にしては、意外にまともな内容で感心しました。

 


背景設定がちょっとややこしいので仕方がないにせよ、やたらと説明台詞が多いのが気にはなりましたが、それ以外には、脚本も特段に笑いを狙っている訳でもなく、至極真面目に作ってありましたし、その点は好感も持てました。

 



冒頭シーンから登場人物が男女ともに上下素っ裸が当たり前の演出の割りには、一応、R15指定ではありますが、18禁映画でなかったのは、劇中に特にセックス描写などがなかったからなのかも知れないですが、特に変なイヤラシさも感じる事もなく観られる特撮アクションヒーロー物で、先日観てきましたドニー・イェン主演の武侠映画の『シャクラ』よりかは、あくまでもストーリー重視に捉えて考えますと、なかなか分かり易くて面白かったですね(笑)

 



低予算映画ながらも、原案・キャラクターしか関わっておられない漫画界の巨匠・永井豪先生の世界観にも、しっかりと忠実に、見事にまで永井豪ワールド全開で実写映画化を実現して下さって、光武蔵人監督の力量には感服してしまいました。

 



低予算映画・B級特撮映画の代表格『片腕マシンガール』や『ロボゲイシャ』や『ゾンビアス』などでも有名な井口昇監督の場合には、脚本・演出が、ややお笑いの方にも走られてしまう傾向にありましたが、この『唐獅子仮面/LIONーGIRLl』の光武蔵人監督の場合には、ツッコミどころは満載ながらも、かなり真面目に作ってる点が私的にはなかなか良かったです。
決して万人受けはしないかも知れないですが、まさに映画秘宝系作品と言っていい映画でしたね。

 

 

難点を挙げるとすれば、少々無駄にも感じるシーンも有り、冗長気味な作品にも感じましたので、編集をもっと大胆に行なって映画の尺をあと20~30分は縮小してくれれば、もっと観易くなっていたかも知れないなとは思いました。この内容で121分は、かなりしんどかったです!!!

 

 

 

  私的評価:★★★★(80点)

 

私的な評価と致しましては、

五つ星評価的には★★★★(80点)の評価も相応しい映画かと思いました次第です。

 


永井豪先生の世界観を再現するに当たって、沢山の全裸シーンなども用いながらも、変なイヤラシさを感じることなく、低予算の中、永井豪ワールド全開の実写映画化を実現して下さった点は光武蔵人監督のその力量や、真面目に作ってあるその誠実さに感服しました。


あとは、惜しむらくは、映画の尺をもう少し短く出来たら良かったかなと思われましたので、次回作ではその点を考慮した作品になることを期待したいですね。

 

 

  令和6年能登半島地震の義援金対象作品。

 

※尚、本作品は、永井豪先生の原案・キャラクターデザインに基づいた映画でもあるので、永井豪先生が石川県輪島市出身でもあり、輪島市とは永井豪記念館など深いご縁を結んでこられたことからも、「今年の元日に発災した、【令和6年能登半島地震】で被災された方々に対して、少しでも支援や復興の一助になればと思い、本映画の収益の一部を【令和6年能登半島地震】への義援金とさせて頂くことと致しました。」とのことですので、皆さんも本作品を観る事で義援金の一助ともなりますので是非多くの方々にもご鑑賞下さればと思います。

 

▲入場者特典のポストカード(ハガキ)。

 

 

○『唐獅子仮面』予告編◆2024年1月26日(金)全国ロードショー

 

 

 

 

○『唐獅子仮面/LION-GIRL』【吹き替え版】予告編◆2024年1月26日(金)〜全国ロードショー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

この映画よりも先に、今年度3本目として『カラオケ行こ!』を鑑賞して来てはいるのですが、本作品は、生憎と、1月26日(金)から2月7日(水)までの、ほぼ2週間限定上映のようですので、鑑賞してきた順序は前後しますが、先ずは、先日の1月27日(土)に、父親のたっての希望もあり、ダライ・ラマ14世とエドモンド・ツツ大主教による2人の宗教指導者による”よろこび”をテーマにした”お茶目な”歴史的対談のドキュメンタリー映画『ミッション・ジョイ~困難な時に幸せを見出す方法~』を観に、烏丸御池の新風館B1Fにある、アップリンク京都まで出向いて来ましたので、取り急ぎご紹介させて頂きたいと思います。

 

 

今年度の4本目の劇場鑑賞作品。

(今年度の1本目のアップリンク京都での劇場鑑賞作品。)

 

 

 

「ダライ・ラマ14世とデズモンド・ツツ大主教のお茶目なハピネス対談(24.1/27・2D字幕鑑賞)」

ジャンル:ドキュメンタリー

原題:Mission: Joy - Finding Happiness in Troubled Times

製作年/国:2021年/アメリカ

配給:ユナイテッドピープル

公式サイト:https://unitedpeople.jp/joy/

上映時間:90分

上映区分:一般(G)

劇場公開日:2024年1月12日(金)

プロデューサー:ペギー・キャラハン / マーク・モンロー

共同プロデューサー:ジョン・ネグロポンテス

製作総指揮:ジェラリン・ドレイファウス / レジーナ・K・スカリー / オーリー・ラビード / スーザン・バウアー=ウー / リップ・ゲレイン / パウロ・リマ / コニー・ケメラー / ジョニ・ウィストン / トミー・メイ / ジェシー・クリール / ルイ・シホヨス / ダーラ・K・アンダーソン / ダミアン・デ・フロベルビル / ペギー・キャラハン / マリ・スナイダー・ジョンソン / シャノン・オリアリー・ジョイ / ジェーン・カッチマー / ジェイミー・ドラモンド / ブリジット・ロンバード / ライアン・ガル / パム・オミディアー / シャノン・セジウィック=デイビス / マイケル・シュガー / ムポ・ツツ / トゥプテン・ジンパ / ダグ・エイブラムス

編集:アンドリュー・バックランド / マット・シュタム / ジョシュア・アルトマン / バリー・オドネル

音楽:ドミニック・メッシンガー

監督:ルイ・シホヨス

共同監督:ペギー・キャラハン

キャスト:

ダライ・ラマ14世 / デズモンド・ツツ / トゥプテン・ジンパ / ムポ・ツツ / ソニア・リュポミアスキー博士 / リチャード・デビッドソン博士

 

 

 

【解説】

チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と、南アフリカのアパルトヘイト撤廃運動の指導者デズモンド・ツツ大主教という2人のノーベル平和賞受賞者による世紀の対談をとらえたドキュメンタリー。

ダライ・ラマ14世とデズモンド・ツツ大主教の対談などをもとに構成された世界的ベストセラー「よろこびの書 変わりゆく世界のなかで幸せに生きるということ」を原作に、チベット亡命政府の本拠地であるインド北部ダラムサラのダライ・ラマ法王邸で撮影された未公開映像を中心に構成。

深い友情で結ばれた2人の精神的指導者が5日間にわたって繰り広げた、知恵と喜びに満ちた対談の様子を映し出す。

さらに、普遍的な喜びの概念を裏付ける研究を行う科学者ソニア・リュボミアスキー博士とリチャード・デビッドソン博士へのインタビューを通し、喜びを持って生きる方法を科学的に検証する。

 

監督は「ザ・コーヴ」のルイ・シホヨス。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

 

【テンジン・ギャッツォ・ダライ・ラマ14世】

(1935年7月6日生~) ※チベット暦5月6日生

 

4歳の時に、13世が輪廻転生した後継者である、ダライ・ラマ14世として認定され、1940年に即位、1951年までチベットの君主の座に就いていましたが、中国によるチベット侵攻により、1959年にインドに亡命して政治難民となり、インド北部のダラムサラに樹立された、通称「チベット亡命政府」においてチベットの国家元首を務めていましたが、チベット仏教の最高指導者という立場はそのままに、2011年には、ダライ・ラマ14世が自身の政治的権限を委譲したいという意向を表明し、政府の長からは引退することになった。

祖国(現・中国領チベット自治区)から亡命して半世紀以上になる。

 

1989年に、非暴力によるチベット解放闘争と、チベットの歴史と文化遺産の保存のための、寛容と相互尊重に基づく平和的解決の提唱に対して、ノーベル財団からノーベル平和賞が授賞されました。

 

 

【エズモンド・ムピロ・ツツ】

(1931年10月7日生~2021年12月26日没)

 

南アフリカの聖公会司祭であり、反アパルトヘイト(人種隔離政策)・人権活動家としても知られる神学者。1985年から1986年にかけてヨハネスブルク主教を、その後1986年から1996年までケープタウン大主教を務めながら、反アパルトヘイト人権活動家のネルソン・マンデラが1990年に監獄から解放され、白人のF・W・デ・クラーク大統領とアパルトヘイト終了に向けて交渉した後、新たな政府をツツ大主教が支持を表明、その後、ツツ大主教が真実和解委員会の議長に選出されるなど、反アパルトヘイト運動を積極的に支援し、その後も様々な差別や不平等と闘って来ました。

 

1984年に、南アフリカにおけるアパルトヘイトの人種隔離政策問題を解決するための運動における統一的指導者としての役割に対して、ノーベル財団からノーベル平和賞が授賞される。

 

1997年に前立腺ガンであると診断され、その後、ガンが再発し、2021年12月26日に逝去。享年90歳。

 

 

この宗教の違いをも超えて友情で結ばれた2人の偉大な宗教指導者が、これまでどのようにして、人生に”よろこび”を見出してきたのかを、幸福度の調査研究で知られるソニア・リュポミアスキー博士と、心理学・脳神経科学者のリチャード・デビッドソン博士を交えて科学的にも読み解いていくといったドキュメンタリー映画。

 

 

更にいうと、映画の中では、説明が少々割愛してあるので、やや状況が分かり辛かった点もありましたが、要は、2011年、デズモンド・ツツ大主教の80歳の誕生日の貴賓として、南アフリカのケープタウンまでダライ・ラマ14世を招こうとしたところが、鉱物資源の貿易相手の筆頭国でもある中国政府からの圧力に屈した南アフリカ政府がビザの発給を渋ったために、今度は、それから4年後の2015年。ダライ・ラマ14世の80歳の誕生日を祝うべく、エズモンド・ツツ大主教自らが、インド北部にあるチベット亡命政府の本拠地のダラムサラのダライ・ラマ法王邸に訪れた、2015年当時に撮影された歴史的対談の未公開映像を基にしたドキュメンタリー映画でした。

 

▲ドキュメンタリー映画『ダライ・ラマ14世』(2014年/日本)

 

○ダライ・ラマ法王14世に密着したドキュメンタリー!映画『ダライ・ラマ14世』予告編

 

 

 

私は、南アフリカのエズモンド・ツツ大主教については、そのお名前くらいしか存じ上げなくて、あまり詳しい認識がなかったのですが、ダライ・ラマ法王については、以前に、ドキュメンタリー映画『ダライ・ラマ14世』(2014年製作・2015年公開)の自主上映会を京都シネマで観た際に、ダライ・ラマ14世のその素顔のお人柄やその考え方に共感し、すごく感銘を受けたこともあり、私の場合には特段に信仰する宗教がある訳でもないのですが、今作の映画チラシ(フライヤー)を目にした時、ダライ・ラマ14世に関する映画ならば是非とも観てみたいと思い立ったのですが、私の父親も同じ気持ちだったらしく、早速にも劇場鑑賞に出向いた次第です。

 

 

エズモンド・ツツ大主教とダライ・ラマ法王という世界的な精神的指導者の歴史的な対談なので、さぞや高尚なお話しの連続で、堅苦しい内容かと思った方々も多かったことかとも思うのですが、私は以前に『ダライ・ラマ14世』というドキュメンタリー映画で、そのお茶目で大らかなお人柄の一端を見聞きしていましたので、今回の歴史的対談も、私的には予想通りに、実に微笑ましい対談で、すごく面白く、また心に沁みるお話しぶりでした。

 

 

「老聖人の二人の対談が、まさかこれほどまでにもチャーミングに感じるとは思わなかった。」というような感想をお持ちの方もおられるようですが、対談を聴いている側も自然と笑顔になってしまう、不思議なくらいの自然体のハッピーなオーラで溢れ出ていました。

 

 

数えるほどしか顔を会わせていなくても、”お茶目な魂で結ばれた兄弟”だという二人の関係性は、観ているだけでも、その信頼感や絆の深さのほどが理解出来ました。

ツツ大主教の娘のムポ・ツツが「まるで8歳児の男の子たちのよう。」というように、終始笑いながら冗談を言い合う姿は、平和や差別撤廃を説くために世界と闘って来た高名な精神的指導者とは思えないほどの茶目っ気ぶりでした。

 

 

「黄金宮殿はまさにゴールデンケージ(黄金の檻)。あそこに留まっていたら、今頃こんな顔のダライ・ラマになっていたかと思う。」と、しかめっ面のムッツリした表情を作るダライ・ラマ法王。

 

一方、ダライ・ラマ法王の手を軽く叩きながら、「歴史的に見て、チベットは中国の一部に過ぎないのだと言い張って、中国が君をあそこから追い出してくれてむしろ良かったとも思っているよ。君こそ偉大なる精神的指導者だ。私にいくらか払えよ(笑)」と笑う、ツツ大主教。

 

「あなたが幸せだと感じる場所、そこが家だと言われたこともある。」と、ダライ・ラマ法王が言うと、ツツ大主教は深く頷きました。

 

 

「猊下、仏教の僧侶は食事面など厳しい制限があるのでは?」とインタビューアーが尋ねると、「そう、セックスもね!」と茶目っ気たっぷりにサラリと答えるダライ・ラマ法王。

「何だって?」と目を丸くするツツ大主教。

「セックスですよ。セックス(笑)」

「(要は何事も)快楽もほどほどにということです(笑)」

 

 

南アフリカのアパルトヘイト撤廃に向けた真実和解委員会の議長に選出された経験のあるエズモンド・ツツ大主教からのお話しでは、

白人警官に指示され、同胞の青年を射殺した黒人警官は、恩赦を受ける前にその射殺してしまった青年の母親たちの前で謝罪をしたそうです。

すると、その中の一人の母親が「あなたを許す」と言ったそうです。

本当に凄いことだと思う。

自分の息子・肉親などを殺した相手に、私は果たして「許す」と言えるだろうか。

 

 

「人間は本質的に善良なのです」と、ダライ・ラマ法王が言う。

人の信じる力を、全身全霊で信じているのでしょう。

 

信じ難いほどの困難や苦難を経験し、自身や同胞のその痛みを実際に肌で感じてきたお二人だからこその、まさに生きた言葉でした。

過去の辛いお話しの際にもお二人とも恨み節は一切ありません。

 

観ている人をも幸せにする、二人の精神的指導者が人生の最後に、たどり着いた”よろこび”の境地の一端を、未公開映像で振り返り、垣間見せてくれたハピネス対談でした。

 

 

※尚、詳しくは、この歴史的対談を書籍にまとめられ、全世界でベストセラーとなった『よろこびの書 -変わりゆく世界のなかで幸せに生きるということー』(ダライ・ラマ / デズモンド・ツツ / ダグラス・エイブラムス著・菅靖彦:訳)を読まれると、より理解が深まるかと思います。

 

▲『よろこびの書-変わりゆく世界のなかで幸せに生きるということー』ダライ・ラマ / エズモンド・ツツ / ダグラス・エイブラムス:著・菅靖彦:訳、河出書房新社、本体1,800円+税)

 

私的評価:★★★★★(100点満点) 

 

前述したように、本作品は、全世界でベストセラーとなった『よろこびの書-変わりゆく世界のなかで幸せに生きるということー』に、355頁に亘り綴られているダライ・ラマ14世とエズモンド・ツツ大主教の歴史的対談を中心に、その実際の対談の模様の一部の未公開映像をドキュメンタリー映画化したものですが、生の対談風景を観た方が、臨場感もあり、かなり面白いので是非機会があれば観て頂きたいですね。

 

配給会社がユナイテッドピープル社ということもあり、主に自主上映会を中心にしている配給会社ですので、将来的にDVDソフト化や配信などで放映される意向もないとも思われますので、ご興味が惹かれましたらば、この機会に是非ともご鑑賞下さればと思います次第です。

 

私的な評価と致しましては、

五つ星評価的には、対談のさわり部分についてをドキュメンタリー映画化していたのみでしたが、上映時間も90分とサクサクッと観られる尺でしたので、ドキュメンタリー映画として内容的にも申し分ないので、★★★★★(100点)満点の評価も相応しい作品だったかと思いました。

 

○『ミッション・ジョイ ~困難な時に幸せを見出す方法~』予告編

 

 

 

 

 

 

    

今年の節分の日は、恵方巻き風の納豆細巻き

 

 

糖尿病の薬の副作用のため、私の前歯が全て抜け落ちそうになってしまっていて、到底、太巻きは食べられないので、特別に恵方巻き風の納豆細巻きを作って貰いました。

もちろん、福豆も食べることが出来ません(泣)、トホホ。

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。