伊豆半島に被害をもたらした台風8号ですが
3月上旬に旅をした伊豆大島も
土砂崩れなどの被害を受けました。

大島は線状降水帯が発生。
人的被害はないとの事ですが
一日も早く大島が元気となる事を願っております。

旅をして大好きとなった町の災害ニュースは
やはり悲しいものですね。

1泊2日約28時間滞在3月の伊豆大島の旅。
今回綴るのは【裏砂漠】です。



 


 

 


 


 裏砂漠とは一体何ぞや?とお思いの皆様へ。
国土地理院発行の地図に
唯一『砂漠』と記されている
三原山の東側に広がるエリアです。

鳥取砂丘は砂漠じゃない事に
今更気付かされました。

大島一周道路沿いにある
【裏砂漠入口】から
スタートです。


裏砂漠までのコースはいくつかあり
展望台もありますが
今回は時間がないので
ここからの散策のみです。

裏砂漠までは1.3km。


特別保護地区となっている為
1.3km先の裏砂漠は車両進入禁止となります。

レンタカーは裏砂漠入口から進入禁止ですよ。


時折雨がパラパラと。
不安定な空模様。
日差しのあった波浮港とは違い
肌寒くなってきました。

真っ黒な道。


スタートの裏砂漠入口付近は
木々が生い茂っていましたが
徐々に見晴らしが良くなり
植物が少なくなります。
砂漠へと近付いている事を実感。


これより先が車両禁止エリア。


20分程歩き
とうとう裏砂漠へ到着です。


この景色が目の前に現れた瞬間
思わず感極まり叫んでしまいました。
『わぁー!!』


まるで地球を離れ
違う星へとやって来たかのよう。


この黒い世界を作り出しているのは
火山噴出物のスコリア。


程よいつぶつぶ感があるスコリアは
歩くと『ジャッジャッジャッ』と
聞こえてきますよ。


生まれ育った北海道では
いくつも感動する景色を見てきましたが
今まで生きてきた中で
これ程ゾクゾクとした光景は
初めてです。

北海道や沖縄の広大さとは全く違い
噴火がもたらした強いパワーを感じる
景色だからでしょうか。


このような場所が
東京都に存在する事に驚きます。
砂漠の名に相応しい裏砂漠でした。


もっと先へ進みたかったのですが
タイムリミット。
次回大島を旅する際には
三原山と裏砂漠を一日かけて
じっくり歩きたいです。


大島旅で一番心に残った場所です。

来た道を戻りましょう。
遠くに海が見えますね。


あれれれ
行きにこの様な道は通っていないはず。


思いっきり迷子になりました。
一体ここは何処だい??
方向オンチ夫婦は迷子になった事さえ
気が付きませんでした。

とりあえず道なりに歩きましょう。
かなり焦りましたが気分は探検家。
北海道であれば今にも熊が出てきそうな道ですが
大島だとキョンが出てきます。

何とか無事に大島一周道路へ出て来ましたよ。
一安心。


約1時間の裏砂漠散策。
また大島で旅がしたいと強く思いました。
それだけ私にとっては大切な場所になりました。

椿まつりが開催中だった
【東京都立大島公園椿園】へ。


日本最大級の椿園で
国際優秀つばき園に指定されています。
無料で見学出来ますよ。


約7haもある園内。
時間が足りず駆け足で
ほんの少しだけ鑑賞させていただきました。


大島では自生しているヤブツバキを
何度も拝見しましたが
園内のツバキも見応えがあり綺麗でした。


江戸椿【古金襴】


【江戸錦】


白と赤色のゴージャスなツバキ。
美しいです。


北海道では見る事の出来ない
柑橘類の木。
感動しますね。


存在感のある木ですよね。


木の妖精が現れそう。


公園内には動物園もありますが閉鎖中でした。
レッサーパンダが見たかったのです。
次回の大島旅ではぜひお邪魔したいと思います。

更に大島一周道路を北上
【泉津橋】


泉津橋の近くにある
駐車スペースとおトイレのある
【ヨウゴシ岬展望台】へ寄り道。


何とおトイレの屋上が展望台です。
カラスが海を眺めています。


先客のカラスのおかげで景色が見れず。
運が良ければ富士山が見れるそう。
今回大島では一度も拝見出来ませんでした。

島一周ドライブの一休みにぴったりですね。


泉津橋から海を眺めてみましょう。


高所恐怖症にはハラハラドキドキでしたが
絶景を楽しめて満足です。


大島旅もクライマックスに近付いてきました。
お昼ご飯はべっこう丼です。
続く


裏砂漠

東京都大島町泉津原野


東京都立大島公園椿園

東京都大島町泉津福重