今は3月決算シーズン。
私の事務所にも、顧問先でなかった会社から、
「決算だけお願いします!」
という依頼が増えています。
会社にお伺いして、帳簿を見せて頂くのですが、不思議な共通点がありました。
現金出納帳はきちんと整備されている。
各種経費も、きれいにまとまっている(ように見える)。
なのに、
預金出納帳がない
のです。
預金出納帳とは、預金の入出金の内容を一覧表にしたもの。
通帳をコピーして、入出金があった理由を記載したもの、といえば、イメージしやすいでしょうか。
現金出納帳と預金出納帳はとても重要です。
なぜなら、
現金・預金の入出金をベースに、全ての収益(売上や受取利息等)・費用(給料や賃借料等)の計上金額を決めているからです。
イメージとしては、
100円預金から支払っていれば、100円の費用が生じます。
100円預金で受け取っていれば、100円の収入が生じます。
同じように、
1年間に「1千万円の入金」と「8百万円の出金」があれば、
1年間に「1千万円の収入」と「8百万円の費用」が生じることになります。
注:上で書いたことはあくまでイメージをつかむための例え話ですので、正確ではありません。実際には、入金≠収入、出金≠費用となります。念のため。
このように、全ての預金の入出金が記帳できれば、基本的には収入・費用の計上もれはなくなります。
ですから、預金の入出金を確実に記帳することが、間違いのない帳簿をつける第一歩なのです。
逆に、預金出納帳を付けていないと、預金の入出金が全て記帳されているかが一目でわかりません。
当然、記帳ミスが生じます。
実際、今回、お伺いした会社でも、預金の入出金と、売上・経費の金額とを突き合わせていくと、経費の記帳もれ・二重記帳等のミスが出てきています。
こういうミスを防ぐには、必ず、預金出納帳を付けてください。