前回までのあらすじ~
・膝の怪我した(半月板損傷)
・リハビリしたけど(半年くらい)
・良くならず(テニスでさらに痛める)
・手術することになって
・病院を4つ回って最後にたどり着いた整形外科E
というわけで、やってきました整形外科E。
朝からあいにくの雨で、かなりイライラしながら来たわけですが、
これが雨なのにめっちゃ待合室混んでる・・・土曜日はやっぱ混むなぁ
12時近くになってやっと診察。
なんと、整形外科Dの医者が立会してくれるので、その先生とも
予定を合わせると、12/17(水)の手術が最速なんだとか。
まじかーそんな先かーってか、もうスケジュール調整してくれてて有能ー
会社には休むことは言ってあるので二つ返事で日程OK。
そんで早速、手術前の検査・同意書ラッシュですよ。
・身体測定→レントゲン→心電図→検尿→採血
・手術内容の説明受けたよ同意書記入
・麻酔に関する同意書記入
・輸血に関する同意書記入
・HIV感染症検査に関する同意書記入
結構あったが、書類は多いと聞いていたがこんなもんか。
もっとかかってこんかーい!
しかし、採血のとき、打たれた際に手首まで痺れが走ったのはビビった。
こんなん生まれて初めてだわ。
もしかしてここの看護師オバサン、日本有数の下手くそか?選択ミスったかな
そんなこんなでお会計。
そこで事務の人に入院に関するパンフを渡されて説明されたのが・・・
「差額室料」いわゆる差額ベッド代というやつ。
4人部屋は4,740円で、この部屋になりますーと軽く説明される。
いやいや、私は室料かからないところでいいんですが・・・と
言うと、事務の人は冷たい目で「これしかありません」と言い放つ。
埒が明かない感じで、その時は全て差額ベッド代がかかる病院なのかぁ
と思って引き下がったんですが、調べてみるとちょっと変。
・厚労省から差額ベッド代(特別療養環境室料)について通達が出ている
・差額ベッド代がかかるベッド数は病院のベッド全体の半分まで
・差額ベッド代は患者本人の同意がないと請求できない
・患者本人の同意は、室料等を丁寧に説明して同意書にサインが必要
・治療の必要がある場合で特別療養環境室に入る場合は請求できない
これを鑑みると・・・
・入院するのは2ヶ月近くも先なのに差額ベッド代がかからない部屋がない?
→ とにかく差額ベッド代かかる部屋から埋めて行くという方針と思われる。
もしかすると、差額ベッド代がかからない6人部屋は2ヶ月先まで入院
予定なので、入れないことは確定しているのかもしれないが。
いずれにせよ、つまりは病院都合と考えられるので、これは「患者本人が
希望して同意した」場合には該当しないはず。
ただし、これは、病院側が出す同意書にサインしてしまったら即アウトだ。
手術関連の同意書に紛れ込んでないか、サイン前に撮った写真を見返したが、
そういった記載はなかった。
入院当日に持ってきてくださいねーという資料にも含まれてなかったはず。
となると、おそらくは12/16(火)、手術の前日入院時に、入院に関する
同意書を書かされるはず。
そこで、他の大量の同意書の中にシレッと差額ベッド代の同意書が
紛れ込んでいるはず。勝負はそこだ。
<シミュレーション>
事務 :はいお疲れさまです。こちらの資料をよく読んで同意書にサインを
お願いします
私 :サインしましたが、この差額室料に関する同意書についてはサイン
できないです。ここには患者本人が希望して差額室料を払うとありますが、
他の書類にも記載の通り、私は大部屋を希望しています
事務 :それは困ります。他の患者さんも通常支払っていただいているものです
私 :差額室料がかからない6人部屋はあるんですよね?HPにありました
事務 :そこはもう満床なので空いてないです
私 :そうなると、この同意書に記載してある患者の希望、ではなく、
病院側の都合となりますよね。
厚生労働省の通達でも患者の意に反して差額ベッド代がかかる
部屋に入院させないように、となっています。
事務 :(!)まぁそういうことですが・・・ちょっとお待ち下さい
看護師:はいはい。話聞きましたよ。どうしても差額室料は払えないと。
私 :はい。私は大部屋で構いません
看護師:そういうことであれば、当院の方針では、満床の場合に差額室料
を払えない方については入院させることができません。
今日はおかえりいただき、後日手術の日程を改めて調整して、
大部屋が空いているときに入院するようにしてください
私 :グハァ
----- GAME OVER -----
うーんこりゃキツイな。
あくまで厚労省が出しているのは「通達」であって、義務や罰則がある
法律ではない。なので、上記のように開き直られると、対応は3パターン。
怖い看護師長とかが来たらビビって2にしちゃいそうだな・・・
1.それは困ります。手術の必要性は診断されておりますし、私も執刀医の
方も、北里大学病院の先生も予定を調整したうえで明日の準備をしています。
患者の同意を取れないからといって診療を拒否するのは厚労省の通達の趣旨
とも明確に違反するかと思いますし、応召義務にも抵触するのではない
でしょうか・・・と、制度面から攻めるパターン。
これは病院側からすると感じ悪い。嫌な客が来た、となり禍根を残しそう
2.大人しく支払う。ただし、大部屋が空いたら優先的に移動させて
ほしいと約束してもらう
3.わかりました・・ただ、今回の手術は3泊4日の場合と2週間の場合が
あり、膝を開けてみないとどちらになるかわからないと聞いています。
ですので、4日分については差額室料をお支払いしますが、もし
それ以降の入院となった場合は高額になり差額室料は支払えません。
減免措置としていただくか、大部屋への空きが出たら移動をお願いします
<厚労省の通達 平成28年>
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000128580.pdf
<厚労省の通達 令和4年>
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000940832.pdf
さてどうなるのか・・・・
ここから2ヶ月ドキドキだわぁ
ってか、こんなのは杞憂で、実際に入院当日になったら6人部屋が
空いていて、差額室料の話なんて何も出ない、なんて可能性も微レ存
(事務の人が「4人部屋しかない」と断言していたのでその可能性は低いが)